ファッションって何ですか
ファッションがよくわかりません。
流行を追うわけでも情報を仕入れているわけでもなく、ましてや今は引きこもりなので余計に、組み合わせとか用語とかが何もわかりません。
分からなさすぎて、何が分からないのかも分からないくらい。
普段外に出るときはだいたい白か紺の服で出かけます。だって無難だもの。手軽に清潔感があるように見えるのだもの。
とはいえ私だって、ファッションについて詳しくなりたい！垢ぬけたい！と思ったことは何回もある。
その度にインスタやYouTubeを観たり、身の回りのおしゃれな人に聞いたりしたし、パーソナルカラーや骨格診断などが出てきたときは、本も買った。
その時はちょっとおしゃれになった気がするのだけど、結局興味が続かない。そしてこの繰り返し。
そもそも用語、特にカタカナ語についていけなくて、ファッションについて学ぼうと思っても毎回そこで止まっていちいち調べなければならない。
ひとつかふたつくらいならちゃっちゃと調べるし別にいいけれど、積み重なると、あまりに分からないことが多くなりすぎて頭が情報を拒否し始める。
数学の公式が頭に入らないのと一緒だよ（真顔）
試しに今「最新ファッションアイテム」でヒットしたページをざっくり見てみたんだけど、心折れそう。
まずトラッド感って何ですか？
え、袖コンシャスって何？画像的になんかふわふわした袖ってこと？
カーディガンのボタンがどうして背中側にあるんですか？それっておしゃれなんですか？着脱しにくくないんですか？
……オッサンが若い女の子にケチをつけているようにしか聞こえない。悲しくなってきた。
分かってる、私の努力が足りないのは百も承知だ。
おしゃれで垢ぬけている人は陰でめちゃくちゃ頑張っていることも知っている。
垢ぬけるには、ファッションだけでなく髪やメイクもトータルして初めて「垢ぬけた」感じが作れるということも知っている。
おしゃれとは、努力の賜物だ。
だから、私がおしゃれで垢ぬけていないのは、ひとえに努力が足りないのだ。そう、その一言に尽きる。
でもさでもさ！！！！！
服、高くね？って思っちゃうのだ。
服に限らず、衣食住の「衣」は総じて高い。たかが布になんで数千円も払わなければならないのだ、とつい考えてしまう。
それはアクセサリーやヘアセット用のスプレーやヘアアイロンにも言えることだし、買ったところで使いこなせるかどうかはまた別だ。メイク用品は今でこそ100均でも高クオリティなものが売られているが、基本的にはそこそこする。安くても、ひとつのアイテムだけで文庫本1冊以上はする。
同じお金をかけるなら、やっぱり本とかおいしいごはんとか健康面とかにかけたい…と思ってしまう。
もう、めんどくさい。
ファッションもめんどくさいが、なにより御託を並べるだけ並べて何にもしてない自分が一番めんどくさい。
ファッションって、いったい何なんですか。
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