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【日記2023/8/6】アンパンマン/アングリーバード

・1500字強


・アンパンマン映画の、個人的にオススメの回ランキング

  1. 勇気の花がひらくとき:これは、クレしんで言うなら「オトナ帝国の逆襲」くらい色褪せないレジェンド回だと思う。心情描写がテクニカルすぎるし、アンパンマンにあるまじき展開がある。

  2. ブルブルの宝探し大冒険!:カレーパンマンの、無神経でぶっきらぼうな部分が尊敬できるようになる映画。

  3. ハピーの大冒険:「アンパンマンが生きる意味」がテーマの回はいくつかあるけど、その中でも最も見事なアプローチでそれを描いていると思う。

  4. おもちゃの星のナンダとルンダ:映像的に面白いので、アンパンマン映画を見たことない人に勧めるならこれ。アングルもアニメも凝ってる。ばいきんまんが熱い。

・本当はもっと良い回もあるのだけど、他人にコンテンツをオススメするときって情報量を削った方がいいから。

・あの~……文章を書いたり消したりしてたら、1時間かかって👆この程度の文章量に落ち着いたんですよね。ホンマにアホくさい話。アンパンマン映画を全部見た人だけ集めてさ、語りたいよね。アンパンマン映画について。


 任意の映画を見た友人同士でその感想を語り合うとき、他のコンテンツとの類似性について語った方が面白いと思う。ただの感想を述べるだけでは、「あのシーンが特に良かった」とか「こういうメッセージ性があった」のような、レビューサイトで既に言及されているであろう感想しか言えないのであって、「その人ならではの感想」が言えないのではないかと思う。←友人に求めるハードルたけ~……私は友人に「代替不可能さ」を求めている節があって、あまり没個性な人に友人的魅力を感じない(あー引かないでね相互フォロワ! 君のことは好きだから相互なんだよ!)ので、雑談内容も、その人からしか得られないユニークな情報が欲しいし、自分も相手にとってユニークな友人でありたいと思っている節があり、その友人観は理解されない場合も多い。そして雑談中に映画感想を語る時は、他のコンテンツとの類似性について語ることで、コンスタントに「その人からしか出てこない、ユニークな感想」が言えるので、お気に入りのメソッドである。

もぐぐうまま豆知識:
 改行なしで長文を書いているときは、「読者の集中力が切れて、その文が斜め読みされること」を期待している。そういう機微がある。


・あのー。私のフェチの一つに「不合理と思われがちな、邪険に思われがちな性格が合理的にはたらくような展開」というものがあって。

・今からアングリーバードの #ネタバレ をします

・この映画では、主人公は怒りっぽくて懐疑的な性格なので皆から邪険に思われていたのだけど、最終的には皆の「他の部族を何の疑いもなく受け入れよう」というお花畑な考えが間違っていて、懐疑的な性格の主人公だけが正しいことを言っていたということが判明する。皆はショゲながら主人公に謝るが、主人公はそこで「怒りを燃やせ!」という旨の演説をし、皆が怒りを燃やすことにより物語は佳境に入る。そのシーンを見た時は、はちゃめちゃに脳汁が出た。

 主人公が「なんで皆は分かり合えないんだ、握手をしようよ」と呼び掛けること争いが止まるようなCG映画は数多あれど、その逆が認められる映画はなかなかないような気がする。怒りだって懐疑だって、その他全てのネガティブとされる性格だって、動物が進化の果てに獲得した立派な合理性なのであって、良くないとされる性格が合理であると認められる展開はめちゃめちゃに気持ちが良い。

・アンパンマン映画にもたまにそういう展開が出てくるので、気持ちが良い。どの映画のどのキャラクターがそうとは言わないが……



・おわり


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