何でも願いを叶えられる魔人に「理想の相手と結婚したい」と注文する人はプログラマに向いていない

・2200字弱


・久しぶりに #プログラミング をしている。

・バリバリに #ChatGPT にアシストして貰っている。

 ChatGPTは、コードとエラー文を投げると机上でデバッグしてくれるし、自然言語にほんごで「こういうコードが書きたい」と言えばその通りのコードを書いてくれるし、逆に「このコードはどういう意味ですか」とコードを投げても、それを自然言語で説明してくれる。「この言語のプログラムを、この言語に翻訳してください」と言ってもそつなくこなしてくれる。つまりは、あらゆる言語をあらゆる言語に翻訳可能ということだ。しかも彼の書くコードはコメントも命名もバッチリだし、彼は疲れて休むこともない上に無料だ。

・今までは質問サイトで質問しないと解決しなかった問題が、ChatGPTによって、質問サイトに投げるよりもずっと高精度&高速でホイホイ解決する。

・とはいえ、企業でこの様なプログラミング補助AIを導入すると、外部にコードを漏らすことになりセキュリティ上の問題があるので、導入されるとしても、各社でAIサーバを置くような形になるのだろうか。


・このツールは #プログラマ の労働力を大幅に削減できるだろうけど、だからと言ってただちに現プログラマが全滅するわけはない。ChatGPTの書いたプログラムは要件と若干異なることもあるし、アルゴリズムも最適でないことがあるし、そもそもプログラマでないと、「こうして欲しい」という要件のディテールが浮かんでこないためだ。

・何でも願いを叶えられる魔人に「理想の男性と結婚したい」と注文する人間よりも、「理想の男性と結婚したい。100万人のファンがいるアイドルで、清潔感があり、身長186cm体脂肪率8%くらいで、私と趣味が完全に同じで、エピソードトークがもれなく面白くて、私にどうしようもないくらい依存していて、それでいて浮気に寛容で、不機嫌に一切ならないし、こちらへの注文も多くないし、私が何かを面倒そうにしていたら察知して全部代わりにやってくれる人」と注文できる人の方がプログラマに向いていることだろう。

・AIにプログラムを書かせるとはそういうことなのだ。大体の人は機械へ注文したい要望が特にないか、あったとしても抽象的なのだ。注文するためにも貪欲と想像力と知識が必要なのだ。AIはエスパーではないのだから、AIがいかに発展しても、要望の言語化を怠っては、何もしてくれないと思う。



・妄想だけど、機械が機械に命令を出すようになったら、人間に理解しやすいコードを書く必要がなくなるので、アセンブリ言語を直で描く激ヤバ圧縮プログラミングの世界が生まれそうだ。


・確実に世界は良い方向に向かっているのだけど、それはそうと、確かな焦燥がある。まだ私は他人より優れた特技を一つ持っていると言えるけど、近い未来にそうでなくなる気がする……



・凄かった受け答え(凄さが伝わる人だけニヤッとしてください)

・CharGPTは、ネットに存在する全てのリファレンスを読んだのか? と思うくらいマイナーな知識も全部知っている。

・最近ちょっとしたスクリプトを3日で作ったのだけど、コイツがなければ3倍以上の時間がかかっていたかもしれない。リサーチというのはそれだけプログラミングにおける足かせだったと思う。

・なにより、プログラミングというのはコードを書くのが楽しいのであって、リファレンスを読んでいる時間は楽しくない。(←これはプログラマの共通認識だと思うのだが!)リファレンスと格闘する時間が減ると、プログラミングの面白密度おもしろみつどが上がる!


このあと本当にしてくれた


 プログラミングで問題に直面したとき、検索で解決しようとしてもいくつか困ることがある。

1.言葉から「その言葉の意味や用途」を調べることは簡単でも、「その言葉の意味や用途」から言葉を調べることは難しい。

2.入り組んでいて説明が難しい問題は検索しても解決策ソリューションが出てこない可能性が高い。

3.解決策が複数欲しいとき、1つ目や2つ目はすぐ見つかるかもしれないが、3つ目や4つ目を求めて検索を進めても見つからないとき、検索のやめどきがわからず、他にも解決策が存在する可能性を残してモヤモヤしたまま検索を中断することになる。

4.発生した問題について、誰かが技術ブログにまとめていなければ、いくら調べても解決策ソリューションが見つからない。発生したエラーは、いくつもの条件が重なった特殊な環境に依存していることがよくあり、自分と同じ問題に直面した人間が存在しないことも少なくない。

5.無益で冗長的なサイトがノイズである。


・んが、ChatGPTはこれらの問題を全て克服している。

 プログラミングでわからないことがあったら、ググる前にChatGPTに質問した方が検索の労力を削減できる場合が多い。


・近い未来、検索欄には「カラスの生態について教えてください。独自研究のブログなどは省いて、引用や参考文献がしっかりしているサイトに絞ってください。写真が多い方が良いです」のように自然言語で入力するのが当たり前になり、従来の検索に慣れている人間が「カラス 生態 引用 写真」のような検索用構文で入力していると、子から「お母さんまた非効率的な検索してるー」と言われるのだ。


・おわり

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