いい人は天国に行けるけど、悪い人はどこにでも行ける
ドラマスペシャル 「スイッチ」でのワンシーン。
この言葉は悪い意味で私の心に突き刺さりました。
私は小さい頃から自分で言うのも何ですが、本当に凄く良い子でした。
ダメと言われればもう二度としないし、学校でも分け隔てなく誰にでも優しく接する、成績も良かったし、忘れ物も殆どない、本当に絵に書いたように良い子でした。
だけど、大人になってから気づき始めました。
大人になってもただ良い子なだけじゃ「つまらない」と思われてしまうこともあると。
専門学校生の頃、とある行事の後でクラスメイトとご飯に行きました。
ご飯を待つ間、「高校生時代、どんな悪い事をしたか」という話で盛り上がりました。
初めは皆の話を聞いて笑っているだけでしたが、私の高校生時代について聞かれると、無遅刻無欠席、授業中に居眠りはしない、掃除もきちんとやる、部活も必ず参加する、、、。
そんな悪さとは真逆の高校生活を送っていた私に、クラスメイトは気を使って『もぐもぐちゃんは俺らとは違うからね』と私をフォローしてくれました。
すっかりその後、良い子キャラが定着した私は、周りから話しかけづらいと思われたのか(それ以外にも色々ゴタゴタがあり)、苗字にさん付けで呼ばれ、腫れ物に触るように話しかけられることが増えていきました。笑
その後、私の頭の中には自分のために、周りのために、良い子でいよう、そうでなくちゃいけないんだ、と思って一生懸命やってきたことが何一つ社会では通用しないんだという考えが巡るようになりました。
そんなさなかのドラマ「スイッチ」、元々大好きな作家の坂元裕二さんの脚本と言うこともあり食い入るように見ていましたが正直このワンシーンで私はとっても心が痺れて、しばらく絶望しました。
だけど、私は根がとっても良い子かと言われればそんなことはありません。
無理やり割り込んでくる車に舌打ちするし、私の気持ちを理解してくれない両親に苛立つことだってあります。
良い子でいたい。認められたい。そんな風に思う気持ちまで否定する必要はないのかなと思ってます。
ちょっと生きづらいけど、そんな私だから坂元裕二さんの作品を素敵と思えるのかも知れないし。
また機会があったら、坂元さんのことについても書きます💭💭
もしここまで読んでくださった方が居ましたら、心より御礼申し上げます。
大変なご時世ですが、一緒に適度に手を抜きつつ頑張りましょうね😂
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