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IT系のお兄さんとお仕事

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ベンチャー企業の押しが強い社長のもとで苦労したり、MBAの授業を受けて自分の未熟さにちょっとへこんだり、独学でプログラミングを勉強して転職したり、そんな経験をもとにお仕事に少し役…
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2020年3月の記事一覧

ファイナンスをめぐる冒険①

5年後の100万円と今の100万円だったら今の受け取れる方がどちらかといえば嬉しい。でも5年後の100万円と今の80万円だったらどうだろう。明日の生活にすら困っているとか、今どうしても欲しいものがあるとかそういうことじゃなければ、5年後の100万円も悪くはない。だって20万円も増えたらそれだけでMacBookProが買えるんだから。(今僕はMacBookProが欲しくて仕方がない) なんでこんな話を始めたかといえば、それは今回はこの5年後の100万円と今の80万円が同じ価値

小さなベンチャーで働くということ

昨年の1月から12月までの1年間、正社員数が15名の小さなベンチャー企業で働いた。経営企画室の室長代理という肩書きで社長の傍でせっせと。最後の方はもう社長と向き合って働くという状態では決してなかったけれど、それでもなんとか1年間そこに居続けた。 ベンチャーもしくはスタートアップ企業というのはその企業の数だけ、独自のあり方というものが存在するような気がしていて、これから書くことはそういう意味ではあまり普遍的な内容にはならないかもしれない。 それでも書いておこうと思うのは、そ

解決策は課題設定から生まれる

ある日小学生の男の子が一人で勉強できる場所が欲しいと両親に告げた。そう告げられた二人は少しの間顔を見合わせて、それじゃあと言っていそいそと着替え始める。あっけとに取られる男の子を置いて二人はそのまま出かけてしまった。これで一人で勉強できるでしょと言い残して。 男の子の気持ちを代弁すると「一人部屋が欲しいという僕の気持ちを察して欲しい」といったところかもしれない。でもこれはきっとお父さんもお母さんも察した上であえてやっている。微笑ましい話である。 では、ここで人から察すると