映画制作とクラウドファンディング(2018年2月11日 投稿記事)
※この記事はオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」で
2018年2月11日に投稿された記事です。
昨夜はTプロデューサーとアニメーション監督のHさんと、広告代理店のFさんと、ウチのマネーメントチームとで、映画『えんとつ町のプペル』の会議。
美術設定から、キャラクター設定、果ては宣伝についてもあれやこれやと。
劇中で町中のスモーキー(ハロウィンの仮装をしたバケモノ)達が歌って踊るシーンがあるのだけれど、「経費を削減する為に、このシーンのバケモノの数はなるべく減らしたい」というTプロデューサーに対し、「いやいや、ここは大量のスモーキー達が歌って踊った方がいい!」というHさん。
僕もHさん側の意見で、「そのシーンでかかる分の経費は、クラウドファンディングで集めたらいいんじゃないですか?」と提案すると、「制作費が膨らむことを、映画(制作委員会)の出資者はあまり良しとしない傾向があります」と広告代理店のFさん。
「制作費が膨らめば膨らむほど、回収が困難になるから」という。
なるほどなるほど。
「だったら、『映画の宣伝費を集める』という形でクラウドファンディングをして、そのダンスシーンは映画公開前にYouTubeにフルでアップして、宣伝に使ってしまうとうのは?」と再度提案する西野氏。
「ここで集まったお金は映画の制作費としてカウントしない(つまり、制作委員会が回収しなくてもいいお金にする)」というわけ。
これについては、「それだと問題ないどころか、出資者は死ぬほど喜びます」とFさん。
面白そうだし、その方向で話を進めることにして、「ちなみに、いくらかかるんですか?」とTプロデューサーに話を聞いたところ、「スモーキー達が少なければ2000万円、増やしてしまうと1億チョット」と返ってきて、興奮した。
ちょうど挑戦したくなるハードルだ。
クラウドファンディングのリターンに映画『えんとつ町のプペル』の脚本を出して、リターンでも広告してやろうかと思っています。
25日は、呑みながら、そんな話ができれば。
つーか、絶対にディズニーを倒す。
本日(2019年2月11日)から、SILKHATで
キンコン西野新作個展『チックタック ~光る絵本と光る満願寺展~』を開催したい!という新たなクラウドファンディング・プロジェクトがスタートしました。
興味のある方は覗いてみてください。
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