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誰しも、弱点がある(…に違いない)

私は体が固かったり、口笛が吹けなかったり、泳げなかったりするのですが、誰にでも一つくらい弱点ってありますよね。その中でも私がいつも「私ってへたくそ〜」と思うことが一つあります。

洗顔です。

朝むにゃむにゃと起きてからタオルを持って顔を洗うと、毎日毎日毎日毎日、床がビシャビシャになるんです。ひどい時はパジャマも面積の半分がビシャビシャです。小さい時から何だかビシャビシャになるな…とは思っていて、何度も洗い方を矯正(?)しようとしたのですが、どうにもこうにも直らない。世界洗顔選手権大会があったら私は最下位間違いない。むしろ出場出来ない。

大人になって一人暮らしになってからは、大きめのマットを引いていましたが、それでもはみ出してビシャビシャになります。なるべく小さいアクションで、ヒジから下に顔を持ってきて洗うんだ…と思っても、ちょっと気を抜くとすぐにビシャビシャです。世の中のみんな、顔を洗うの上手すぎでは…?

誰にも迷惑かけないし、何なら拭けばいい話なので特に気にしてなかったのですが、いい大人なのに私顔の一つも洗えないんだな…という謎の敗北感がありました。

しかし5〜6年前に星野源さんのエッセイ(確か、そして生活はつづく)を読んでたら、何と!彼も顔を洗う時何かとビシャビシャになると言っているではありませんか!そしてその延長線で、パスタの汁も服に付いてしまうとか。

あ、私だけじゃないんだビシャビシャになるの。

そう思ったら何だかちょっとだけ、「まあビシャビシャでもいっか」と思えるようになりました。その節はどうもありがとう、星野源さん。

それから後に夫となる人と暮らすようになり、ビシャビシャでも大したことないんだ、と思えるようになった私は、洗顔すると夫に服を見せに行き「今日の洗顔は80点だよね」とか「見てよ、今日のはめちゃめちゃひどい!10点」などと言うようになりました。ちょっとした話題になるのです、こんな弱点も。

今日はパジャマにちょっとしか水が付かなかったから、85点。最近ではとってもいい点数。さて明日は何点だろうか。

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