子どもから学ぶこと ギバー精神
先日読んだ本の中に、人に惜しみなく与える人(ギバー)が最終的に最も成功するという、今日の競争社会で新しい価値観を教えてくれるとても興味深い内容がありました。
今日はそんなギバーの素敵な成功例を目撃した話をシェアします。
長男(5歳)と次男(2歳)はよく一緒に遊んでいますが、時々物の取り合いでケンカになってしまいます(子育てではよくあることですよね)
ある日、次男が2つの箱を使って遊んでいたところ、長男が1つの箱を取ってしまいました。次男は泣いて訴えましたが、兄弟の争いは解決せず、僕が仲裁に入り、「貸して」や「ちょうだい」と言うように教えました。
すると長男は「貸して」と次男に頼み、次男は素直に1つの箱を貸しました。そしてさらにもう1つの箱も差し出しました。次男は、自分が遊んでいたものをすべて兄に譲ったのです。これに驚いた長男は、大喜びで自分のおもちゃをたくさん次男に差し出しました。
長男の驚いた表情と、くしゃっと笑って喜んでいる表情は、僕にとって忘れられないものとなりました。
純粋な子供たちの世界で、ギブアンドテイクが自然に行われる光景に心が温かくなりました。
子育ては、自分が気付いているようで実は気付いていないことを再発見させてくれる、とても素敵な学びの機会だと今回の経験を通じて強く感じました。
子供を育てているのではなく、実は子供に育てられているのかもしれません。
これからも、大変なことやつらいこともあると思いますが、優しい気持ちをもって子育てを楽しみたいと思います。
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