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独房でメンタル病んだ

サムネみたいな部屋に住んでる人、気を付けてください。


こんにちは。株式会社Acompanyでインターンをしている辻と申します。
本記事は Acompany Advent Calendarの15日目の記事となります。
Acompany成分は5%くらいで、お部屋の環境を見直してみませんかというお話をします。

要点:
メンタルケアの一環としてお部屋を模様替えしよう
『精神科医がこころの病気を解説するCh』 を見ろ
Awarefy を入れろ(私は有料プラン)

じわじわとメンタル不調に

2022年4月から休学をして、主にAcompanyでお仕事をしながら、のほほんと過ごしていました。

しかし、7月ごろから精神的に不安定になることが増えました。

もともとメンヘラチックな気質ではあったので、最初のころは特に危機感を覚えていませんでしたが、徐々に以下の2症状が慢性的になり、お仕事等の活動に支障をきたしはじめました。(想像しやすいように、適当な比喩を重ねておきます。)

まずは、頭が働かなくなっていました。

とにかくこれが厄介です。同時並行的に情報を広げて処理する能力や、メタ認知能力が明らかに下がっていました。あらゆるものごとに手が付けられなかったり、いつも以上に時間や約束を守れなかったり。。。

コンピュータに例えるなら、メモリが枯渇している感覚。
学生に例えるなら、320pのモニタと改行できないテキストエディタとめちゃ狭いテーブルでレポートを書く感覚。
ちょうどそのころ呪術廻戦を読んでいましたが、無量空処状態でした。とっちらかるけど収束しない。

出典: 芥見下々『呪術廻戦』


つぎに、それに連鎖して悲観的なものの見方をしすぎてしまうようになりました。自分の失敗やできないことに対して卑屈になり、これだから自分はだめなんだという思考が常に頭の片隅にいらっしゃる状態でした。

大学のメンタルヘルス相談へ

そうした状態が数か月続きました。
幸いなことに、このままコケて数年間引きずると大変だという判断をすることができたので、大学が提供している精神健康相談の仕組みに頼ることにしました。

大学生の方であれば、大学にそういう部署があると思うので、早いうちに相談しましょう。みんな言わないだけで、かなりの数の人がそう言った相談を活用しています。以前高校同期で集まった際に、その場にいた半数が(!)お世話になっていました。

臨床心理士のカウンセリングや精神科医の診察により、結論としては休みましょうということになりました。文字通り休学です。休学してたくさん時間があると錯覚して、ボランティアやバイトなど、あれやこれやと調子に乗って手を出しすぎたことも一因です。。。

Acompanyの当時の担当マネージャーの近藤さん(https://twitter.com/TakeItHaru)に、「勤務時間減らしたいです」と伝えたところ、
「そういうのはこじらせると復活まで数年かかるから、減らすのではなく完全に休んだ方がいいですよ。復活したら『元気っす。仕事ありますか』って戻ってくればOKです」
との返事をいただき、その他バイトボランティアも頭を下げてお休みをいただきました。
ちなみにそのとき近藤さんがさらっと言った「仕事は巻き取りますが、どんな仕事も基本的には代替可能なのであまり心配しなくていいですよ。スティーブジョブズもティムクックに代替されているので。」って言葉、ありがたかったです。ありがとうございました。

「何もしない」をする

無事に21歳ニートが生まれました。とりあえず生産的な活動はすべて辞めました。貯金もなかったので家族に頭下げて、ひとまず年内の生活費を借りることに。。。いつか出世払いします。




いや、暇すぎる。。。下宿先にいても適当にYouTube見るくらいしかやることないし、生活費がかかるので、ほとんど実家に帰ってました。
ゴロゴロしながら『精神科医がこころの病気を解説するCh』を見まくってました。ガチでおすすめ。メンタルヘルスケア界の関正生。カウンセリングは大げさだなぁという人はぜひ見てください。見る薬です。あと、Awarefyっていう認知行動療法アプリも試したり。これ結構効きます。今もやってる。

そのうち実家の自動車を借りてあちこちドライブするようになりました。紅葉とか星空を見にいきまくってたら、ひと月に2000kmくらいに。。。
実家暮らしも飽きてきたころ、めちゃくちゃ当たり前ですが「なぜ下宿に帰らないんだ?」という疑問に対する答えが湧いてきました。
「あ、そうか。休める場所になってないのか」と。

[ここから本題]独房からの脱出

前置きが長くなりました。本題です。

あれ?私の部屋、ほぼ独房じゃね?

そうです。この部屋のどこで休めばいいんでしょうか。
問題点を挙げると
1,部屋が全体的に白い。病院か研究所か?
2,寝る・リラックス・作業 スペースの境界が曖昧

1番については好みの問題かもしれませんが、メルヘン・カワイイ以外の白基調は、病院や研究所のような、淡白な空気感をつくります。落ち着きのある空間を作るのは難しい。
2番は同じような状況の人も多いと思います。勉強するデスクでご飯も食べるしYouTubeも見るしゲームもする。人間の行動って場所と結び付けられるので、こういった生活をしているとの区別が徐々にあいまいになります。
テレワークが普及しはじめたときに散々指摘されていた点ですよね。。。

こんな部屋だから、家に帰るのが億劫。テレワークもしかり。。。

ので、インテリアテーマを決め、上記を解決するために模様替えをしました。大きいものだとテレビ・ベッド・ソファを買って、総費用は10万円くらい。学生にはかなり痛い出費なので、分割払いしたり、来月の自分に頑張ってもらいましょう。この後に書きますが、モノ自体よりもゾーニングが大事なので、無理しないように。

そしてアフター↓

部屋の手前から、
・ワークスペース
・リビングスペース
・睡眠スペース
とゾーニングしました。
ついでに照明もふつうのシーリングライトからレールライトに変更。
間接照明
観葉植物
ルームフレグランス
と、ヤラしさあふれる状態に。

エロい証明。シーリングライトを外して、引掛シーリング用のレールを購入。電球はIEKAのスマート電球(規格的に、Amazon Echoが繋がる)で、Alexaで操作します。


上から照らすと飯が美味しく見える

完成してから永遠に部屋の中で過ごせるようになりました。ソファに座ってYouTubeやアマプラを見ているとき、ちゃんと「休んでいる」という実感をえられるように。友達を呼ぶのも楽しくなりました。友達は頑張って調達しましょう。

カタールW杯

そんな状態で1か月ほど過ごすうちに、徐々にネガティブ思考やうつ症状がよくなっていきました。
(ほんとはあたりまえだけど)家で休めるって大切です。ナメてました。とくにミニマリスト的な考え方の人は注意してください。
最近休めないな、疲れを感じるなという方、ぜひ一度自分のお部屋を見直してみてください。灯台下暗し。
以上です。お付き合いありがとうございました。

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