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家を買ったのでやったことだいたい全部書く

家を買ったので考えていたことや、買うまでに起こったことなどをなるべく頑張って思い出して書いてみます。

1記事にするの勿体無いくらいめちゃくちゃ長くなってしまったので、興味のあるところだけ飛ばして読んでもらえると嬉しいです。

(有料設定ですが、おまけ以外は全て無料で読めます)

買った人のスペック

  • 年齢: 26歳

  • 仕事: noteのエンジニア

    • 出社は月0〜2回くらい

  • 家を買う前の貯金: 新車の軽乗用車が多分買えるくらい

きっかけ

元々は賃貸で結婚後の住まいを探しはじめたものの、希望の条件を満たそうとすると家賃10万円から13万円くらいが相場でした。ちなみにそのときの条件は以下のような感じ。

  • 最寄駅から徒歩15分以内

  • ○○線沿線(神奈川県)

  • 2LDK以上

    • 自分がリモートワーク中心なので仕事部屋+寝室で2部屋はマスト

  • プロパンガスNG

  • 無料インターネットNG

    • 品質が低いと仕事に影響してしまうためお金を払ってでもちゃんとした回線を用意したい

  • など

探していた沿線は都心へも1時間程度でアクセス可、それでいて都心よりはリーズナブルといった理由から近年人気らしく(不動産屋談)2LDKオーバーのファミリー向け物件はそもそも数が少ないという状況でした。

それに加えてプロパンガスNGや無料インターネットNGといった条件を付け加えると、一気に候補が減るため、なかなか決められずにいました。

幸い自分の場合は、いつまでに引っ越さねばならないという期限がそれほどタイトではなかったので、条件に当てはまる物件が出てくるのをじっと待つことに。

そんな中、駅前で某不動産屋(テレビCMをよく見るあそこ)の営業に声をかけられ、家探し中だったので少し話を聞いてみることに。(この時点では購入は全く視野に入ってない)

営業曰く

  • 前述の条件の借家の初期費用が払える程度の貯金があるなら家は買える(家を買うのにかかる初期費用もローンに入れる人が今は多いため)

  • 同じ支払いで賃貸よりもグレードの高い家に住める

  • 賃貸と違って支払えば資産になる

とのこと。

そんな上手い話はないと思いつつ、将来的には買うこともあるかもしれないと思ったので、情報収集がてら話を聞きにいくことに。

結局営業に乗せられるかたちで、購入することに目立ったデメリットがないと判断して賃貸探しから分譲住宅探しへとシフトすることにしました。

判断の理由としては、

  • 自分も彼女も実家が神奈川県なので、神奈川県外へ出ることはない

  • 住宅ローンを組むというリスクを負うことにはなるが、支払額を変えずに家のグレードを上げることができそうだった

  • いまローンを組めば35年で返したとしても61歳で完済できる

  • 今買わず数年後、頭金を貯めて買うという選択肢もあったが以下の理由から今買うのが良いと判断した(詳しくは後述)

    • 住宅ローン控除が終わってしまう

    • 勤続年数や所属企業の状況

というところでした。

住宅ローン控除のはなし

ざっくりいうと住宅ローンを支払っていると最大で13年間、その残高に応じて税金が控除されるという制度のことです。

何年か前までは残高の1%が控除の対象だったものの、現行の制度では0.7%となっており、2025年にはこれすらも廃止される見込みになっています。

長期優良住宅という性能の良い家だと引き続き対象になるなどあるようですが、だとしても縮小される方向に向かっています。

自分の場合、今のタイミングで買わないで賃貸に入居した場合1回目の更新あたりで制度の締切が来る見込みになります。

そのタイミングですんなり家が決まるかわからないので、住宅ローン控除を利用することを前提とした場合今のタイミングが良いと判断しました。

マンションか戸建てか

買うと決めたら考えないといけないのがこの話。

自分の場合はすんなりと戸建てを買うことに決められました。あまりにもすんなり決めたので特に書くこともないですが以下のような理由でした。

  • 金額の問題。マンション価格はここ何年か高騰しまくっていて、同じ間取り、同じ条件で揃えると戸建てと比べて1000万円近く高いので普通に無理だった。

  • 実家が戸建てでマンション暮らしのイメージがわかなかった

  • ローンとは別に発生する管理費・修繕積立金・駐車場代がネック

  • 建設前のマンション買うと普通に入居が1〜2年後とかになってしまってスケジュール的に難しい

24時間ゴミが出せるとか、ディスポーザーで生ゴミ流せるとか、セキュリティバッチリとかそういうのに対する憧れが無いと言ったら嘘になるんですが、自分の場合は戸建てが合っているだろうと判断しました。

建売か注文住宅か

こちらもあっさりと建売に決めました。というか建売しか選択できなかったというほうが正確かなと思います。

マンションをやめたのと同様で、土地探して、設計して、工事してというのをやっていると年単位で時間がかかるのがスケジュール的に難しいため、建売住宅を選ぶほかありませんでした。

これは余談ですが、家探しを終えた今、自分には注文住宅は無理だっただろうなと感じる場面がいくつかありました。

  • スペック厨なのでこだわりすぎてあっさり予算オーバーする未来が見える

  • 土地だけを見て出来上がる家をイメージできない

    • 建設中の建売物件を見に行ったりしたが、イメージがわかず購買欲が湧かなかった。間取りわかっててもこれなので土地だけで探すとか無理だなと思った

  • 買うと決めてから年単位で待つの無理

    • 完成済み建売の引き渡し待ちですらソワソワ

家探し

買うと決めたらあとは家を探します。

今回自分は地元の小さな不動産屋にお願いして家探しをしましたが、これが正解だったと感じています。

というのも、最初は駅前で声をかけてきた大手の不動産屋で最初は家探しをしていたのですが、かなり強引な営業をされたり、自社のグループ会社が建てている家を売るためか、他の物件を下げて紹介したりとあまり気持ちのいいものではなかったためです。

最後は存在しない告知事項をでっち上げられて完全に信頼できなくなりました。推察ですが、あまり売ってもおいしくない物件だったので、興味を逸らすために咄嗟に出た嘘だったんじゃないかなと思います。(のちに別の不動産屋で確認して嘘だったことが判明)

記事の趣旨と逸れるので深掘りはしませんが、キムタクにモグラの格好させる前に社員の教育はしっかりして欲しいなと思いました(爆)

それと比べて、最終的にお世話になった不動産屋は推しも強くなく、地元に詳しい良い不動産屋でした。

単に運が良かっただけかもしれないですが、そういった小規模な店舗にも一度足を運んでみるとよいかもしれません。

建売物件を探す場合、完成していれば普通に中に入れるので、賃貸物件の内見と雰囲気はあまり変わらないです。

ただし、条件の良い物件は土地だけの状態や、基礎工事が終わったくらいの段階でも普通に売れてしまうそうなので、狙っている物件があれば内見せずに買うという覚悟をしておいた方がいいかもしれません。

自分は別に家探し慣れしているワケでもなんでもないただの素人ですが、今回の家探しを通じて知ったいくつかのポイント(特に分譲ならではの)を書いておきます。

ポイント1 近隣との距離

都会の家では窓開けたら横の家に手が届く距離というのも珍しくないですが、極端に狭すぎると外壁のメンテナンスなどをする際の足場が組めないor特殊になるため高額になる等のリスクがあるようです。

15年程度で外壁のメンテナンスをするケースが多いので、こういったメンテナンスの際の障壁になりそうな要素がないかチェックすると良さそうです。

ポイント2 擁壁の有無や状態

  • 傾斜地などに建つ家ではコンクリート製の擁壁がある場合がある。

  • 擁壁は劣化して打ち直すとなると数百万から1,000万円程度かかることもあるらしいので、覚悟が必要。

  • 高額が故に擁壁は古いまま上に建つ家だけが新しいパターンも多い。特にこのケースでは建物よりも先に擁壁のメンテナンスに費用が発生する可能性があるので注意した方が良いらしい。

ポイント3 前面道路について

  • たまに公道ではなく、その道路に面している数軒の住宅が共同で所有する私道である、みたいなパターンがある

  • この場合道路のメンテナンスにかかる費用を負担する必要があったり、道路分の固定資産税も払う必要がある

ポイント4 土地について

  • 戸建て住宅の場合、建物の価値はマンションほど長持ちしない。

  • つまり数十年後に売却するとなると土地に対しての評価が売却額になる、ということなので将来住み替えたりする可能性があるのならば売れる土地であるかということを気にしておく必要がある。

  • 具体的には駅からの距離などの利便性はもちろん、旗竿地(道路に面している部分は細くなっていて、それを抜けた先に家が立っているような土地)は資産性の観点から見ると不利なので注意が必要らしい。

  • 先細っている土地なども同様


この辺は分譲住宅を買う時にしか気にしないポイントなので注意するようにしました。

結局自分は、駅から徒歩5分ちょっとの位置にある3LDKの家を購入することに決定しました。

同日に内見に行った近所の物件にもかなり惹かれるものがあったものの、建物裏側が古い擁壁となっていたことで候補から外れました。

値引きについて

ちなみに値引きについても少し触れておくと、自分の場合は端数の80万円を引いてもらうことができました。

インターネット上の体験談などを読んでいると、300万円の値引きができたとか書いている記事もありますが、今後長い付き合いになる相手にそこまで強気に出るのもなんとなく気が引けたので最初に提示された端数カットで納得することにしました。

売主側に早く売ってしまいたい事情があるような家では大幅な値引きができるケースもあるようです。(建築完了から日付が経ちすぎているケースなど)

売買契約

家が決まったら諸々の契約手続きが進んでいきます。

A3用紙4枚くらいに小さな文字がびっちり書かれた重要事項説明書を宅建士が読み上げるのをひたすらに聞きまくる会があったり、あらゆる紙に実印を押しまくったりする会が開催されます。

そして、このタイミングで手付金が必要になります。マンションだとまた違うみたいですが、建売戸建てを買う場合は100万円が一般的なようです。

家を買う上での唯一とも言える金銭的ハードルはここで、この手付金だけは現金で用意できないと厳しいようです。

とはいえ、一時的に手元から無くなる形になりますが、余裕がない場合は、ローンを借りるときに手付金として払った分も含めた金額を借りることができるので、その場合は物件が引き渡されるタイミングで手元に戻ってくるような形になります。

この辺の一連の手続きは、購入するという意思を固めてから1週間以内とかに行われます。印鑑証明が必要だったりして役所に行く必要なども出てくるため、ここは頑張って仕事の時間を調整したりする必要があります。

自分は比較的自由の効く職場環境だったので、それほど大変ではありませんでしたが、そうではない人たちにとってはなかなか大変かもしれません。

住宅ローン選定&審査

もう一つ避けられないのが住宅ローンについてです。これも売買契約と一緒に進めていきます。

住宅ローンの審査は仮審査と本審査という2つの段階に別れていて、仮審査を通過させておかないと本審査に進むことはできません。(まれにいきなり本審査の銀行もある)

なので、ファーストステップとしては、いくつか銀行の候補を絞って仮審査の申し込みを行います。

自分の場合は以下の銀行に申し込みを行いました。

条件はどの銀行も変動金利&頭金ゼロ、自分の勤続年数は1.5年。

  • 某地方銀行

  • 住信SBIネット銀行

  • SBI新生銀行

  • PayPay銀行

それぞれの印象は以下の通り。

某地方銀行

審査の回答が早いからとりあえず、という理由で不動産屋に勧められるまま申し込み。確かに回答は早かったが、金利が異様に高かった。(確か0.6%代)

単身で組もうとすると信用力が足りないのか高い金利を提示されるらしい。

住信SBIネット銀行

元々メインバンクなのもあったし、住宅ローンの比較サイトなどでの評判も上々だったため申し込み。

審査に結構時間はかかったが無事に通過。金利は借入の月になるまでわからないとのことで審査通過時点では不明だった。(審査のタイミングが悪く審査した月と借入の月がズレていたため)

SBI新生銀行

4月末までキャンペーンで金利0.32%というのをやっていたので申し込み。

キャンペーンの影響か審査に3週間以上かかると言われてじっと待ったが、満額貸してもらえなかった。(200万円の減額だった=200万円頭金入れるなら貸すよ、ということ)

単身でのローンがダメだったのか、勤続年数不足がダメだったのかはわからないが残念。

PayPay銀行

上記3行はいずれも不動産屋におすすめされて申し込んだ銀行だったが、自分でも改めて調べてみたらPayPay銀行が4月末まで0.345%というキャンペーンをやっていたので申し込むことに。

仮審査が怖いほど速く(というか、なんも見てないと思う)Web上で年収や勤務先をちょろっと入れて送信したら30秒くらいで審査通過の案内が送られてきた。

その後の本審査の申し込み手続きも全て専用のWebページから画像で書類をアップロードすればいいようになっていて、なかなか体験としては良かった。

審査は普通に通った。審査にかかった時間も短く、なかなか好印象だった。


結局4月に入って住信SBIネット銀行の適用金利が判明、0.32%とかなり低水準だったため、住信SBIで進めることに。

自分の場合は不動産屋経由で申し込むんだので、ネット銀行ではあるものの担当者がついてくれるので、担当者経由で必要書類のやり取りを行う感じでした。

物件に関連する書類は不動産屋の方で勝手に共有してくれていたので、自分は自身に関する書類だけを揃えて提出すれば良かったので少しだけ自分で探してきた銀行に申し込むよりも楽ができました。

この時に収入の証明などを行うのですが、副業などで確定申告をしていると確定申告書や納税の証明書などが必要となり、税務署に行く必要が出たりします。

行けばすぐ発行されるというものでもなく、事前にe-taxから必要書類の発行を申し込んだりする必要があり、あまり慣れていない作業であることもあり、なかなかに面倒でした。

住宅ローンについての基礎知識とかは以下の動画シリーズが参考になりました。長いですが全部一通り見ておくと、不動産屋と話すときの理解度が段違いだと思います。

もちろんこの動画は「住宅買ってローン組んだ方がいい!」という主張をしているという前提があるので、そもそも持ち家にすべきかどうかという点はまた別で判断する必要があるとは思います。


引き渡し前の色々

引き渡しが近づいてくるとそれはそれでやることがたくさんありました。

火災保険の選定・契約

そのままですが、火災保険に入る必要があるのでその選定やら、補償内容の検討やらをおこなって契約手続きをする必要があります。

大体引き渡しの2週間前〜数日前くらいに確定させれば大丈夫なイメージでした。

自分の場合は住宅ローンを組んだSBI系のSBI損保から自動的に営業の電話があったのと、不動産屋から楽天のやっている火災保険の提案があったのでそのどちらかで検討をしました。

両方の補償内容を同じものにあわせたらSBI損保の方が少しだけ(数千円程度)安かったのですが、もうすでにペーパーワークに疲弊し切っていた頃でへとへとだったので不動産屋に全てを丸投げして楽天の火災保険にしました。

自分で契約手続きをする場合、家の構造を確認できる書類のコピーを用意して送付したりする作業が発生すると思います。

ちなみに契約内容は、以下のような感じです。土地の位置から考えて水災の補償は必要なかったので外しました。

補償内容の書かれた表。火災・落雷・破裂または爆発、水濡れ、盗難、風災・雹災・雪災・建物の外部からの物体の衝突等・騒擾または労働争議等、不測かつ突発的な事故が保証され、水災は補償対象外となっている

住民票の異動

不動産を買うと登記をするわけですが、その登記の際に使用する住所が古い住所のままだと、引越し後に再度手続きを行う必要が生じて、登記費用が余分にかかることから、引越し・引き渡しの前に住民票を異動してしまって、最初から新しい住所で登記手続きをするというのが一般的なようです。

家具・家電の手配

家具・家電は搬入先の寸法などがないと買えないと思うので、事前にあらゆるところを計測してメモしておくのがよかったです。引き渡し前に、建物の傷チェックや設備の説明のための時間が設けられるので、そのタイミングで測るのが良いかなと思いました。

自分の場合は事前にもらっていた図面をスキャンしてiPadに入れておいてその上に書き込んでいきました。

立体的なところの寸法はそのままiPadのカメラで撮影して上に書き込んだりしました。

図面に寸法の書き込みがあるスクリーンショット
カーテンを買えるように窓枠とかもメモっておくと吉
壁面の写真の上に寸法の書き込みがあるスクリーンショット

寸法の計測にはレーザー距離計なるものを購入して使ってみました。こちらも非常におすすめです。

レーザーポインターみたいになっていて、本体とレーザーの当たった位置との距離が一瞬でわかります。

短い距離を測るのには向かないですが、壁と壁の距離や窓枠の大きさなどは一瞬で測れるのでとても便利です。

また、購入した家には吹き抜け部分があり、その天井に引掛シーリングがついているのですが、そういった手の届かない場所までの距離も簡単に計測でき、素晴らしかったです。

立ち会っていた不動産屋も感心していたのでドヤ顔で自慢しておきました。

自分はそこまでうまくいかなかったのですが、引き渡し前に家の中に入ってゆっくり計測できるチャンスはあまり多くはないので、事前に買い換える家電や家具などに目星をつけておくとやりやすいと思います。

平面でのおおよその寸法は図面から割り出せるのでいいとしても、縦方向の寸法は現地でしかわからないので、特に気をつけた方が良さそうです。

たとえばドラム式洗濯機を置こうとしているなら、事前に購入したい機種に目星をつけておいて、設置に必要な最低寸法を仕入れておく、などです。

自分の家の場合は水栓の高さがかなりギリギリで危ないところでした。(自分は引越し後運ばれてきてから気づいた)

水栓と洗濯機天面の写っている写真
水栓の向きを横向きにすることでなんとか入った

ライフライン系の手配

電気・ガス・インターネット回線などは早めに手配しておいた方が良いと思いました。

自分の場合電気とガスは東京電力を使っていますが、こちらは引越しまえでも問題なく手続きできました。

インターネットの方は、旧居からの移動ではなく、SoftBank光を新規契約することにしました。こちらも引越しまえでも問題なく手続きできましたが、申込後すぐに配送物がくるので、送付先を旧居に指定しておかないと、新居に荷物が届いてしまい困ったことになります。(配送業者から確認の連絡が来たので、返送してもらいました🙇)

また、インターネットの契約の際に住所を伝えたところ、派遣工事不要の判定になってしまったのですが、新築の家に光ファイバーが引かれているはずはないので、「工事が必要なはず」と連絡すると派遣工事に切り替えてくれます。(前に建っていた家が光引いていたりするとこういうふうになることがあるらしい)

水道に関しても手続きは必要ですが、手続きしていなくても水道が出ないということはないので、入居後に落ち着いて手続きすれば問題なかったです。

引き渡し

引き渡しは銀行の開いている時間に行う必要があるため大体が平日の午前に行われるそうです。自分の場合も平日の11時スタートだったので、ここでも有給を取る必要がありました。

引き渡しまでの段階ですでに手続きは大方終わっているので、ここでは数枚の書類にハンコを押したりしつつ、実際にローン決済をして売主に対して物件の代金を支払うというのが主になります。

といっても目の前で払うのではなく、書類のやり取りが終わると、同席している司法書士から銀行に連絡が行き、数十分待っていれば銀行から自分の口座に数千万円振り込まれ、直後に事前に登録しておいた口座(売主の口座など)に代金が振り込まれます。

あまりにもあっけなく、数千万円のお金が動いていくのをスマホの小さな画面で眺めているのはおもしろかったです。

入出金明細のスクリーンショット
家の本体代以外にも不動産会社への仲介手数料など諸々の振り込みが勝手に実行される

振り込みが行われたことを確認したら、売主側にも入金があったことを確認して、確認が取れたら家の鍵をもらって終了です🎉

晴れて、マイホーム(と借金)を手に入れることができました🙌
返済がんばります。

おまけ

他にもいくつかこの記事を書くことを見越して雑多なメモを残していたのが出てきたので順不同で書いておきます。詳しく聞きたい話があったらリクエストください。

  • 建設済みの建売は契約から引渡しまで一般的には1ヶ月くらいらしい。自分は延ばしてもらえたけど、一般的なスケジュールの場合ここまでに書いた手続き系を1ヶ月で全部やることになるらしい。大変そう。

  • マイナンバーカードは神

    • 至る所で住民票の提出を求められたり、印鑑証明を提出したりする必要が出てきたり、前述の通り納税証明書の発行が必要だったりする

    • これらの手続きはマイナンバーカードがあればコンビニで済んだり、e-taxで申し込んだりできて非常に便利だった

    • ついでに転居の手続きも、転出届はオンラインで出せたのでやっぱり神

  • 内装の工事を不動産屋提携のオプション業者に頼んだらとても良かった

    • 新築一戸建てにはカーテンレールもエアコンもテレビのアンテナも何もついていないので自分で手配しないといけない

    • これらを一手に引き受けてくれる業者を不動産屋経由で紹介してもらって実際に依頼したが、安く済んだし、クオリティも申し分なく非常に良かった。

    • 特にこだわりもなかったのでお任せで頼んだが、取り付けられたエアコンもパナソニック製のちゃんとしたやつで、家電量販店で買うよりだいぶ安く購入できた。

    • もし業者の名前知りたい人がいたら連絡ください

  • 2階リビングの家大変

    • 今回購入した家は2階にリビングやキッチンがある

    • 都会の家はどうしても隣家との距離が近かったり、大通りに面している関係からか2階にリビングがあるケースが多い

    • 年老いた時に階段が大変、というのもあるだろうが、大型の家電や家具を階段を通って2階まで運ぶ必要があるというのを覚悟して買う必要がある。

    • 現在進行形で、引越しに際して新たに購入した冷蔵庫が階段から搬入できないということで、クレーンを使って窓から搬入する見積もりをとっている😇(最低24,000円からとのこと)えらいこっちゃ。

    • あとネット通販限定の安い家具屋とかだと玄関先までしか運んでくれないとかもよくある。そうすると自力で階段を持って上がる必要がある。これもなかなか大変。

まとめ

こうして無事にマイホームを手に入れることができました。

この記事を書いている時点で住み始めてから5日目ですが、広くて静かで便利な場所でとても満足しています。
今のところ想定外のデメリットなどもなく、快適に過ごしています。

まとめ、というか一連のプロセスを終えてマイホームを手にした今思うのは、「マジでこれから頑張ろう……!」というただそれにつきます。

当たり前ですが、支払いができなくなれば、この家は手放すしかなくなってしまいます。

今は、それこそ単身名義で住宅ローンを通せるくらいの給料をいただいていますが、ITエンジニアという職業は他の職業と比べても将来の見通しがつきづらい職業だと思っています。

今と同じことをしていて、数十年後も同じだけのお給料がもらえる仕事ではないでしょう。(特殊なことではなく、どんな職業であってもそうだとは思いますが。)

家のために人生があるわけではないですし、支払いのためだけに働くわけではないですが、それなりの決心をして手に入れたこの家を守って、ここで幸せに暮らしていくために、自分は仕事や勉学に励んでいかなければという思いを新たにしました。

仕事部屋も手に入れたことですし、もりもり頑張っていきたいと思います。

やっていくぞ〜〜!

ほんとのおまけ

ここからはマジのおまけとして、今日までに撮影した家の写真をいくつか有料エリアに載せておきます。

この先に有益な情報はないので買わなくて全然大丈夫です。

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