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ダチョウ、こっから🐣

昔から、何かを始めようと思うと、壮大な妄想と理想の世界がむくむく広がっていく。妄想は、ひとりっ子の得意分野。
何かを始めるときに、わくわく妄想を膨らませるのは良いんだけれど、あまりにもイメージが大きくなりすぎて結局始めるのが億劫になる。
元来のめんどくさがり屋が顔を覗かせる。
自分が思い描いたものに、あまりにもかけ離れたものを作り出してしまったら、自分にがっかりしてしまいそうっていう小心者もこの時ばかりはと主張し始める。自分自身を諦めたくないから、ちょっと、はじめるのはまだもう少し後でいいかとか言って。
とりあえず、溜まってたドラマを観てから、観てからはじめようか〜て思ったらもうおわり。
noteもアプリをダウンロードして多分一年近くなるんだけれど、下書きだけが溜まっていって、まあいっか、で後回しにしてしまっていた。

そんなわたしが、えい、やー!と拙い文章を初めて【公開】(誰が読んでなくても私にとっては大きな第一歩!)する運びになった理由を自分のためにここに記しておきたい。

昨日、2023/5/21に、初めて文学フリマ、またの名を文フリ(略しただけなのにこなれ感が出るなーと思ってから意識的に使っている気がする)に来場者として参加してきた。
沢山の人たちが自分達の好きなもの、大切なものをそれぞれのカタチで宣伝して、それがビビッと他の人に伝わって…
なんていうか、オタクオンリーの最高にアツイ文化祭!!!わたしも静かに心の中でめちゃくちゃ盛り上がっておりました。もちろん、オタクはとても良い意味で。わたしも〇〇オタクと名乗れる趣味を持ってから人生ガラッと楽しくなったし、それだけ何かを純粋に『好きだ!!!』と思えること、その思いは、人の心や空気とか目に見えないけれどそこにちゃんとある何かを動かせるパワー、エネルギーだと思う。ビバオタク!!
オタクはさておき、そこで初めてお会いしたツチヤリサさんが作られた、『温水日和』を手にしたのがこの日記を始めることになったキッカケとなった。
ツチヤリサさんのことは、もともと椋本湧也さんのインスタライブに出演されていたことでそのお名前を知ったわけなのだけれど、まずはその椋本湧也さんについて。
椋本湧也さんのことは、著書『26歳計画』を大好きな本屋さんでたまたま手にしたことで知りました。それ以来私の憧れの存在。
大学生くらいの頃、ある素敵な歌詞に出会い、ガンっと頭を撃たれたような衝撃があった。等身大の思いを、しかもわたしも知っているありふれた言葉の組み合わせで、こんなにも美しく、胸に染み渡るような表現、音色にすることができる、『ことば使い』がこの世の中にいることへの衝撃。わたしもそんなことができる人間になりたいんだ!と強く思った。椋本さんは、その時に受けたような強い感動を何度も与えてくれる存在で、憧れの『ことば使い』の1人だ。
その椋本さんとインスタライブで対談されていたツチヤリサさん、とても素敵な方だなと思いSNSを拝見してみると、今の私のために書いてくださったのか!(そんなわけない)と思えるような、一編の詩を作詞、朗読されていた。
ぜひ、お会いしてみたい!と思い、いざ文フリのブースに赴き、直接『温水日和』をお迎えしたわけだけれど、なんとまた宝物を手にしてしまった。何気ない毎日がツチヤさんの感受性によってキラキラ見えること、プールの水面が太陽で反射して輝いてみえる、あの清々しくも儚い美しさを思い出した。もう一冊お迎えした、『休職』もページを捲るのがとても楽しみ。
そんな『温水日和』のアットホームな柔らかさに背中を押されて、なんだか日記を始める日和かもしれない、と思ってこのnoteを書き始めた所存です。
実はもう一つ、日記の題名の『ダチョウ』の名前のきっかけにもなった大切なエピソードもあるのだけれど、今日はここまで。

大袈裟だけれど、頭でっかちのわたしが、ひとつ殻を破れた、殻破り記念日?に今日はなりそう。


表紙やサイズ感も可愛くて本棚に飾りたい📕

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