転職エージェントを使っても幸せになれない人

転職エージェントとして日夜活動をしていると、この人は転職しても幸せにはならないだろうな、という人からの相談を受けることが多い。具体的には下記である。

①前向きじゃない
潜在的、顕在的なものも含めて転職理由の断トツトップは人間関係である。お局がいるに始まり、上司の口が臭いなど、エキセントリックな理由もある。そうした状況は人をよりネガティブな思考にさせることが多く、天真爛漫なひとが急激に性格が悪くなることの一因である。そうした意味では会社というのは非常に微妙な組織かもしれないが、頼らざるを得ない人が圧倒的多数であるだろう。ただ、纏ったネガティブのローブはいざ面接でも脱げることはなく、お見送りとなる可能性が非常に高い。そのローブを脱ぐことができるのは、他ならない、自分自身が成長をすることでしかないのだ。

②事務希望の早期離職者
何故だかはわからないのだが、会社で嫌なことがあると【事務をやりたい】という思いを持って転職する人が多い。聞いてみると、楽そうだから、や、残業したくないから、という意見が散見される。ふざけるなと言いたい。会社は楽をする場所ではない。アウトプットに見あった対価が支払われる場所である。そもそもその前提で働こうとすることなど、言語道断である。現職での自分の不甲斐なさを理由に夢物語を語るなど、一社会人がやっていいことではない。勿論、ハラスメントの類いが発生してる場合などは情状酌量の余地ありだが、それにしても自分のことしか考えられていない人間が多い。そんな人はいずれ転職をしたとしても、結果、長期的な人生で幸せになることはないだろう。

その他、さまざまなケースがあるが、基本的には自分のことしか考えていない人は転職をしても幸せになることはないだろう。自分のことしか考えない人はそれなりの器しか形成されず、幸せを享受できる量も相対的に少ないからだ。

11月6日、大安の日に記す。


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