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2024年10月5日のmofumofu相場観

🔷先日の雇用統計は、アメリカの景気が堅調であるという結果になりダウも為替も円安に振れてますね。
そして、景気が堅調であるということで、追加利下げ期待が後退して長期国債が上昇。
日経先物も大幅反発。株価だけをみると、どんどん景気がよくなってバブルが加速しているように見えます。
しかし、視点を変えると、円安の中で株価上昇しているのは単純に金利の影響を受けて株価が上がっているだけ。
私がいつも言っている株価、含み益は幻状態です。
お金の価値が減ってるだけです。
油断は禁物ですねwww( ´艸`)

🔷アメリカ経済について
アメリカの経済は最悪を更新中です。
本来は利上げにより景気が後退し、雇用が悪化しているはずですが、雇用統計だけを信じてみると雇用が強く景気後退しているようには見えません。
しかし、企業の倒産と破産は過去最高を記録していて、現実と雇用のギャップが大きすぎるように見えます。
アメリカの景気が最悪という裏づけは、FRBの債務の増大にあります。
2024年10月2日時点での情報では、FRBのバランスシートは7兆0469億ドルであり、前回の発表と比較して減少していることが示されています。これは、金融政策の変更や債務の整理、あるいは市場操作の結果として、FRBが保有する資産(主に国債やモーゲージ・バック証券)が減少したことを意味します。
FRBは少しづつQTは実施しているようですね。
ただし、FRBの「債務」について言及する場合、通常は FRB が発行する「連邦準備券」(ドル紙幣) を通じて生じる「負債」に関連しますが、これはFRBのバランスシート上では資産と見なされるべきものです。真の「債務」としては、FRB自身が利子を支払う必要がある、例えば政府への利子支払いや、金融政策操作に伴うコストなどが考えられます。

最近のデータから、FRBは赤字を計上しており、2023年の時点で過去最大の赤字を出し、2024年2月時点で2000億ドル超の赤字が報告されています。これは、金融政策の結果として生じる赤字であり、FRBが政策金利を引き上げることで、自身の負債(特に、銀行への当座預金に対する利子)の負担が増大するという状況を反映しています。

何が言いたいかと言うと、FRBは高金利を継続すればするほど債務が増大するということです。
今回、雇用が強く、長期金利が騰がりましたが、FRBから見れば金利が上がると支払い利子が増えるのでさらに負債が増えます。
だから、FRBは負債を抱えながら、その分株価は上昇しているのです。
つまり、勝ちと負けは今の相場にも存在する。
これも一つのサイレントQEなのかもしれません。
だけどいつまでもそんな相場が続くわけがありません。このままでは中央銀行が破綻してしまいます。
ここで、国や中央銀行の破綻論はするつもりはないですが、いつかは相場はあるべきに戻ると思ってます。

今の相場の大きな力はアメリカ大統領選挙です。
ここの力がFRBの金利政策に大きな力を及ぼしています。


🔷長期金利について
長期金利は、3.7ポイントから3.9後半まで上昇しています。

FRBは利下げしたので、通常は金利が下がるはずです。
ただ、私は過去にも以下をポストしてます。

要するにFRBは意図的に利下げを織り込みさせて、長期的に金利を低く抑えていたと考えています。
何故なら、上記でお伝えしたFRBの金利支払い債務の増大があるからです。
だから、長期金利は4.5程度まで上がる余地があると思っています。
それは行くかどうかではなく、動く範囲、幅という意味です。
債券やTMFでも少し言及していますが、その利下げの折込のさらに利下げを見込んで買った人は、逆に織り込みから通常金利に戻るサイクルの中に今いるのかもしれませんね。

私の投資方針は、相場に流されないこと。自分の知識と経験を信じること。
周りの雑音(FRB含む)ではなく、現実の経済を自分の目で見ること。
数値を元に思考すること。
固定概念は思い込みは捨てること。

未来は明るいことを信じて投資していきたいですね🤗

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