東京コミコンでJames Mcavoyに会った話②

前回のあらすじ

11月27日 いよいよ東京コミコンへ

予定よりも早く目覚めてしまった朝。
緊張で眠れていないのでいつもよりクマがひどい……
なぜよりによって推しと撮影する日にこうなってしまうのか……(´;ω;`)

会場に着いたのは12時頃。
リストバンド交換の列も入場列もガラガラでスムーズに入場できた。

会場の中へ入ると、アーニャアーニャアーニャ、アーニャのコスプレだらけ笑
スパイファミリーの人気を実感した。

会場にはたくさんの海外ドラマ、洋画関連の展示がされている。

BTFのデロリアン
SWのR2-D2
コミコン 名誉親善大使のスタンリー大先生

14時半からの撮影チケットを撮ったので、集合は1時間半前の13時半。
時間に余裕があるので、コスプレを見たり、限定販売のグッズを見たりと会場をぶらつくが、

推しとの撮影会を前にして商品なんて見られるわけがない

とにかく落ち着けない。
何かあって集合時間に遅れたら撮影チケットが無駄になるし
東京コミコンは運営スタッフも信用できないので
結局、1時間以上前から待機列の付近に陣取る地縛霊と化していた。

着物で着飾ったファンもたくさんいて、私と同じくそわそわしている人々を
見回すだけでもまた楽しい。笑

俳優と撮影までの道のり

あっという間に13時半。
すぐに列が動き出し、何重にもチケット確認が入る。

さらに、会場へ入ると今度は手荷物検査。
貴金属チェックも行う厳重っぷりである。

そして撮影ブースがいよいよ目の前に……!
ここでも30分程度待たされたかな。

先頭の方で『わぁっ!!』という歓声と拍手が聞こえる。

待ちに待った撮影会が、ついに始まる―――。


と思えば、ところてんのように次々に出口から出てくる。


噂には聞いていたが、ベルトコンベアにも程がある。

最後の最後にも再びチケットのチェックがあり、
ブースへ入るとマカヴォイの姿が遠目に見える……!

物凄いスピードで撮影は進むものの、
ファン一人一人と目をみて挨拶、お礼をして、プロフェッサーポーズにも
気さくに応えていた。

私の前にお子様連れの方がいたのだが、
マカヴォイが、子供にどうにかカメラ目線をさせようと
指をパチパチ鳴らしたり口笛を吹いたり
スタジオアリス海浜幕張支店と化していた。

ずっとこの光景を見ていたい。そんな気持ちであったが

――あっという間に私の番がやってきた。

目の前に、スクリーンでしか見たことがない
あのJames Mcavoyが存在している……!
あのJames Mcavoyが……私のほうを向いている……!

容姿を褒めるのは無礼になりうる。
自分としては褒めているつもりでも、相手からすると
それがコンプレックスかもしれないし、差別的に捉えられる可能性だってある。
わかってる。わたしだってわかってる。

だけど一言言わせてください。


瞳が……綺麗すぎる…………ッッッッ!!!!!!!!!(500万db)

まるで地球を埋め込んだかのような綺麗な蒼。

あの瞳で挨拶してくれた瞬間に、思わず意識が遠のいてしまったものの
なんとか持ちこたえる。

言うんだ……次いつ会えるかわからないんだから……
絶対言うんだ……!!!



「あなたのことがとても好きです……!ハグしてもいいですか!?」


まるで道場破りである。しにたい。

とても優しいマカヴォイはハグを快諾してくれて、
抱きしめた状態で写真を撮ったのだが、耳元で
「いい?撮るよ?」
と優しく促してくれてとてもジェントルマンであった……

シャッターが切られたあと、

「Thank you! Thank you for coming today! Let's have a great day!
See you later, Ok? Yeah,Bye!」(だいたいこんなかんじだったはず)


と肩をぱしぱしと叩いて送り出してくれて、
先にマカヴォイとの撮影を体験した人々が口々に呟いていた

「親戚の兄ちゃん」

という意味を唸るほど理解した。

撮影会のチケットは高いし
俳優と触れ合う時間はほんの一瞬だけれど、
その後も余韻はしばらく続いて
仕事で何や嫌な目に遭ったり、雑に扱われたりしたときに

「私はマカヴォイに抱かれた女だぞ?そんな口利いていいのか?」

と強気になれるくらい自己肯定感が爆上がりするので
下手な自己啓発本よりはるかにおすすめです。

東京コミコン2023に行かれるみなさん
楽しみましょう!!

それでは

日本産芋オタクとハリウッドスターの格差









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