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おばさんですが... 今日のパリ日記#5

突然ですが、私は over the sun のヘビーリスナーで互助会員です。

なので、(互助会員の方はお分かりだと思いますが)「おばさん」であることに誇りを持っています。

事あるごとに「おばさん」という単語を使って自分を揶揄しますが、
それは決してネガティブな方ではなく、「おばさん」という称号を手に入れた誇りから使うのです。

なんでこんなことを書いたのかというと、同い年のお友達が「おばさんおばさんっていうのやめなきゃ…」とか「海外のお友達はおばさんなんて自分のこと言わないもんね…」とか「おばさん」という言葉をネガティブな方で結構使ってしまうし「おばさん」ということはよくない気がするという話をしてきたからです。

確かに20代前半は何をしていても輝かしい10代を終えてしまった寂しさから「おばさんになったね…」「おばさんだから自重しないとね…」なんて思っていました。なので友人の気持ちもわかるのです。

あと全然知らない人から「おい、おばさん!」とか言われたら悲しい気持ちにもなるから悪口の1つとしてなんとなく認識されているのもわかるのです。

でもね。「おばさん」になるまで生きてきたことを誇りに思っていいと思うのです。(なんか急に重たい話になってきました。)

すごい雑に書きますが、私は小さい時に夢も希望もなかったし、小学生の時自己紹介の大切なもの欄に書くものが何も思い浮かばなくて自分の家の鍵と書いたくらい大切なもの、自分の好きなものがわからなかったのです。

でも成長とともに興味があるものや好きなものが増えてきました。それでも青春時代は相変わらず夢とか希望がなく、なんとなく30代になる前にこの世から去りたいと漠然と考えていました。

(ちなみにうちの家族は一般的に仲の良い幸せな家族でしたので、多分10代特有の厨二病だったのかなと今では思います。)

そんな感じでダラダラと10代を生きてきて、社会になんとか馴染もうとして過ごした20代が終わって気づいたら今30代後半です。

少しずつですが、好きなもや愛すべきものが見つかって今ではこの世から去りたいなんて1mmも考えないです。将来に向けてやりたいことが少しずつ出てきてもいるし、おばさんである自分に安心感すら覚えます。

なので「おばさん」っていう言葉は私にとってはここまで生きてきたよという誇りの称号なのです。

最近の「おばさん」っぽいエピソードとしては
この間スウェーデン系のカフェで並んでいたら後ろから「あっこのケーキで出るの?」という声が聞こえてきて、気づいたら「このケーキ有名なの?」と会話に参加していました。いい人だったのでスウェーデンの伝統的なケーキの「セムラ」だよと言って色々教えてくれましたが、後から考えたらちょっと図々しかったかなと。

なんかいつもよりまとまりのない文ですが、「おばさん」も楽しいよーということを書きたかったのです。

もし「おばさん」についてネガティブな方がいたら、是非 over the sun を聞いてみてください!「おばさん」ってすごく楽しいし、これから楽しみと思えるかもしれません。


これはセムラでなく、ルリジューズショコラです。エクレアの巨大版みたいなお菓子です。

では、また明日🍨






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