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今さらながら自己紹介。

noteの機能をよく知らないまま、入院中のことを綴っていました。
きっかけは、精神科医の斎藤環さんの本。
『コロナ・アンビバレンスの憂鬱: 健やかにひきこもるために』晶文社、2021年。
この本でnoteのことを知りました。
『鬼滅の刃』が好きな方、猫が好きな方にお勧めです。これらへの愛が半端ない。

入院中やることもないので、日々の出来事を記録しておくかと、「そうだ、noteとやらを使ってみよう」と思ったのでした。
退院してから、ポチポチといろんな機能を触っていました。「アクセス状況」というところを見たとき、
「んがあ!」っと、目ん玉が飛び出て、ソファから転げ落ちそうになりました。
「いっぱいの人が読んでる💧」

あらーと思い、今更ながらの自己紹介です。

関東地方在住の元・関西人。
普段は共通語でしゃべっています。関西人と話すときは関西弁になりますが。関西訛りと共通語。周りの人はほとんど関東人で、イントネーションが違うので、私にはどうにもしゃべりにくいというのもありますし、
「初めて大阪に行ったとき、殺されるかと思った」
と言う人が、私の周りには結構多かったので、勘違いされたら嫌だなーと思ったのとで、関西弁を自ら封印しました。私は怖くないよーって(笑)

健康診断にも引っかかったことがない、入院といえば、2人の子を出産したときだけ。
2人の子は今や大学生。
そんな私、53歳で初入院で頭に穴開けました。

週4で午前中の5時間、コンビニでパートをしています。現在休職中。
どこにでもいるおばさんかと思われます。
筋力がダダ落ちしています。早く帰ってこーいみたいな感じで、店長からLINEが来ますが、無理です(笑)

50年くらい前の洋楽が好みです。聞いてて落ち着きます。入院中はずーっと聞いていました。たまに40年くらい前の洋楽、POLICEとか、CYNDI LAUPER、U2なんかに浮気しますが(笑)今はALANIS MORISSETTEに再びどハマりしています。26年前、タワレコで試聴した「JAGGED LITTLE PILL」をまたも引っ張り出して聞いています。なんか聞きたくなったので。アラニスも47歳??わー。
私の中では永遠に21歳。「JAGGED LITTLE PILL」を聞くと、「落ち着こうか、アラニス。もういいんだよ」って、アラニスをぐわしって抱きしめたくなります。我が娘のように思えてしまう現在(笑)
「you oughta know」からの「perfect」は特に。

こんな感じのおばさんです。
よろしくお願いします。

以下は、こちらも、今更ながら入院直後のことです(笑)

気がつくと入院していた。
意識が回復するとICUにいた
早朝なのか、静かだった。

袖のない浴衣というか、甚平のようなものを着ている。頭から、腕から、胸から、下から、管だらけに繋がれて。天井しか見えないから状況が飲み込めない。
「病院…か。」
ナースステーションはすぐそばなのだろう、徐々に看護師さんたちの会話で、活気が溢れてざわめいてくる。
状況は飲み込めなくて、よくわからないけどこの活気あるざわめきが心地よくて
「なんかいいなあ」と思った。

唇がガビガビだった。下唇は乾燥のせいで、分厚く皮がめくれ上がっていた。舌で一所懸命湿らせようとするけれど、うまくいかない。点滴に繋がれた自分の腕を見た。シワッシワのシボッシボ、普段見えないシミが、あちこちに浮きあがっている。乾燥した病院の空気と、二日間ろくに水分を取っていなかったせいなのかな。右上には心電図なのか、モニターが私を見下ろしている。

左目が開かない。どういうことなんだろう?頭の中は「???」で高速回転。でもきっと、顔はぼんやりとしていて、どんよりと右目を開けていたのだろう。

私がモゾモゾ動いたのに気付いたのか、モニターがピンポンピンポン鳴ったのか。いつのまにか看護師さんがやってきて話しかけている。ドクターもやってきた。頭の管を抜く処置がなされる。「ちょっとだけ痛いけど」と言いながら、ホッチキスのような感じのものでバチンバチンと4箇所止められた。ちょっとだけ痛かった。
「これ、もういいよね」
と言いながら、看護師さん2人が靴下を脱がせた。
「こんな長い靴下履いてたっけ?」
と思いながら、されるがままだった。まだ意識ははっきりせず、夢を見ている感じだった。むくみを予防するための圧着靴下だった。退院するとき看護師さんが教えてくれた。そのときまで、ベッドのそばにある長机に縛りつけられていたのだった。

いつ「あなたは慢性硬膜下血腫です」って教えてもらったんだろう。思い出せない。
思い出せないことが多すぎる(笑)

11月18日と19日のことは、どんなにがんばっても思い出せない。手術した20日も意識がなかったし。でも手術室から出てきたとき、目を開けてたんだよって、夫が言ってた。手、握ったんだよって。
すまない、覚えてない…

21日に意識が戻るまで、私の魂はあの世とこの世をふらふらしていたんだなあ。

なんか、夢を見た気がする。白いモヤに包まれた世界。それ以上は思い出せない。

思い出せないことが多すぎる。
思い出さない方がいいのかもしれない。

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