猫カフェでのマナー〜入店前編〜

先日、ご来店にあたり「何か気をつけることはありますか?」と聞いていただいたことがあった。簡単に言えば「普通の飲食店でもやらないことは猫カフェでもやらない」ということなのだが、やはり猫カフェならではのものもあるだろう。実は以前から猫カフェでのマナー動画を作ろうかと思っていたのだが、如何せん、腰が重すぎてなかなか取り掛かれないので、まずはこちらでまとめてみることにする。

よく読んで楽しい猫カフェライフを!

さて、順に書いていこうと思う。うっかり以外の放屁やゲップなんかは猫カフェや飲食店に限らず、そもそもの話なので記載はしない。

①破れたり、汚れても良い服で行く
これは猫カフェに限らず、生き物と触れ合える場所なら当然であろう。紐やひらひらしたものは猫は気になってしまう習性があるので、戯れつかれると歯や爪が引っかかることもある。また猫の体調によっては、くしゃみをして鼻水が飛んでしまったり、粗相してしまうこともある。その為、破損したり、汚れても良い服で行こう。

②香水はNG
これは普通の飲食店でもあまり強いニオイはNGだろう。猫カフェの場合は、人間よりも鼻の良い猫がいるわけだ。尚且つ、精油等は猫にとって、とてつもなく身体に悪い。猫を飼っていても知らない方も多いので、周知していただきたいところである。

③猫カフェのハシゴはしない
これは知らない人も多いが、猫から人に感染る病気というものは少ないのだが、人が運んでしまうウイルスや菌というものが存在するからだ。当店は、当店以外の場所で隔離期間を置いた保護猫しか店に入れないので、重篤な病気は店に持ち込まない仕組みにはなっている。しかし、そういう仕組みの店ばかりではないし、猫から離れても感染力のある菌はいるし、常駐菌でも免疫力が低下すると症状が出てしまうような病気もある。その為、感染力のある菌が、猫なり店なりに存在する店に寄ってから別の店に行くと、人間の体や服などにウイルスや菌を付けて移動させてしまうのだ。図らずも運び屋となってしまうわけだが、止めてくれる探知猫はいない。

④靴下を履く
大体の猫カフェは靴を脱いで利用するので衛生の為、このようなルールを設けているところが殆どかと思う。店によりけりだが、ストッキングもダメというところも多いのでしっかりした靴下を持っていくと良いだろう。

⑤外から撮影をしない
ただ猫を眺めるだけだったり、店を利用をする場合は良いのだが、利用はせず、外から写真だけを撮って去る行為の話だ。本屋さんで売り物の本の写真を撮るのと同じことだろう。店を利用するのなら、大いに撮っていただいてかまわない。

⑥休みの日に覗き込まない
休みかわからず「あれ、お休みかな〜?」と少し様子をうかがったり、窓際にいる子を眺める分にはいいのだが、明らかに休みなのに隙間から奥の方まで覗こうとするのもマナー違反だろう。これも猫カフェに限らずだろう。お店なんだから仕方ないと言われるかもしれないが、明らかに休みの店を覗きこんでいるのを客観的に見てどうだろうか?


さてここまでが、店に入るまでの話である。長くなりそうなので、店内でのマナーは次回にしようと思う。

店内編に続く


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