見出し画像

伊藤万理華と、私

私がまだ高校生の頃。

当時から流行っていた乃木坂46の中でたったひとり応援していたのが、伊藤万理華ちゃん。

きっかけは、乃木坂46のシングルに収録されていた万理華ちゃん個人でのPV「まりっか ’ 17」。

何気なく動画をあさっていた時だったので、初めて見た時は衝撃的で。
歌詞もダンスも世界観も、すべてが全然意味わからないのに、彼女が表現することですべてが腑に落ちてしまうような、そんな感覚でした。

そこから気になって握手会に行ったり、バラエティや歌番組に映る万理華ちゃんを食い入るように見たり、私の高校時代は万理華ちゃんで埋め尽くされていって。

お洒落でセンスがあって、表現力があって引き込まれて、愛らしくコロコロ変わる表情に目が離せない、そんな彼女を見る度に、どんどん大好きになっていきました。


大学に入ってからも、彼女のことをずっと追いかけていました。
入学してすぐ知り合った男の子も偶然万理華ちゃんが好きで、同士に出会えたようでとても嬉しかったです。

そのことを万理華ちゃんに握手会で伝えに行ったら、
「え~めずらしいねぇ!」と言って嬉しそうにはにかんでいました。
確かに沢山人気のメンバーがいる乃木坂46の中で、一番に彼女を応援していることはほんの少しだけめずらしいことだったかもしれません。
でも私にとって、彼女が一番の推しであることは何よりの誇りでした。


そんな中、2017年の秋に彼女はブログで卒業発表をしました。

11月に行われた卒業ライブには都合がつかず行けませんでしたが、12月に彼女の個展である「伊藤万理華の脳内博覧会」が京都で開催されたので、足を運びました。

個展の終わりがけに、彼女の乃木坂での最後の映像作品となる「はじまりか、」が放映されていました。
私がモニターの前に座って少ししてから、作品が流れ始めました。



作品の途中、気付いたら涙が溢れていました。自分でも驚いていました。

万理華ちゃんが卒業発表をした時、正直私はそこまで悲しくありませんでした。

彼女を見ていて、きっと彼女は表舞台に立ち続けるだろうと確信していたから、これから先も彼女を見続けられると思っていたからです。

でもこれを見て、彼女がどんな気持ちでアイドルをやってきたのかを改めて知り、そしてこうして乃木坂のメンバーとしての伊藤万理華を見れなくなってしまうということの重みに気付いてしまいました。

どうしようもなく動けなくなって、何回も繰り返される映像をただ見つめていました。

この日のことを、私は何年経っても忘れることができません。


今、彼女は女優として色んな作品に携わっています。
女優としての万理華ちゃんにも、私は沢山の感動をもらい、救われています。

そして女優になってより一層、多くの人が彼女の魅力に気付いてくれることを自分のことのように嬉しく思います。

万理華ちゃんを好きになれて本当に良かった。
これからも、この先も、ずっと私の大事な推しです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?