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清明

二十四節気は清明(せいめい)に移ろいました。
4/4~4/19頃

清明とは「清浄明潔」の省略で、万物が清らかで明るく、生き生きとしている状態のことだそうです。
陰陽論でも春は陽がどんどん強くなってくる季節。
日に日に草木が茂り花が咲いて、生命エネルギーを感じますね。

そういえば、近所の公園の池に亀が出現しました。
冬眠から目覚めたみたいです。
久しぶりに会えたなぁと思ってしばらく見ていたのですが、たまに首が動くくらいでほとんど動かずじっとしていて、ちょっとうらやましくなりました。ずっと日向ぼっこできていいなぁ。

アカピッピミシミシガメ


玄鳥至 (つばめきたる)

4/4~4/8頃

ツバメは冬は暖かい東南アジアで過ごしているんだそうです。
春になると繁殖のために海を渡って日本にやってきます。

ツバメの巣は中学校のピロティによくできていました。
卵から孵ったひなが口を大きく開けてピーピー鳴いているところがかわいいのでよく観察していましたね。

東京に来てからあんまりツバメを見ないのでちょっとさみしいです。

鴻雁北 (こうがんかえる)

4/9~4/13頃

冬鳥の雁がシベリアに帰っていく頃です。
雁は昔から日本人に親しまれてきた鳥だそうです。

ちょっと前にお茶屋さんにほうじ茶を買いに行きました。
いろいろな種類がありますが葉っぱではなく茎のお茶もあって、ひらがなで「かりがね」という商品名でした。茶葉と比べて若々しい香りとすっきりした味わいなんだそうです。
このかりがね、漢字では「雁が音」と書くんですって。

「雁が音」の名は渡り鳥の雁が海上で体を休めるために止まる、浮かぶ小枝に茎の姿形が似ていることに由来すると言われています。

雁が音・粉茶|お茶の種類・煎れ方|宇治茶(緑茶)松北園

茎茶からこんな趣深い情景を導ける豊かな想像力、いいですね。

虹始見 (にじはじめてあらわる)

4/14~4/19頃

冬には見かけなかった虹が現れる頃になりました。
虹はいくつになっても出会えたらうれしくなりますね。
最後に見たのはいつだろう?と写真フォルダをあさってみましたが、2020年の夏でした。

雨上がりのすかっと晴れた空と透き通った空気が好きです。
4月に入ってから雨の日が増えてきました。春雨ですね。
虹を見られる日はあるのでしょうか。


清明の季節を肌で感じたお花たちの写真でお別れです。

ボケの花
散ったボケの花
芍薬
芍薬
たんぽぽ畑

昼休みジョギングは半袖でよくなってきました。
とはいえ朝晩は冷え込む日が続きますので、出かける方は上着を忍ばせておきましょうね。わたしは首元を冷やすと風邪をひいてしまうので、この時期はストールを巻いたりします。

ご自愛くださいませ。

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