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自信の住処

割引あり

自信というのは翼のようなものだと思っていた。行ったことのない場所へだって、翼があればひとっ飛び。小石につまづきながら歩く人々を嘲笑うかのように、バッサバッサと音をたてながら空を飛んでいく。

翼は大きければ大きいほど、遠くへと連れていってくれる。なんでも、鳥の飛行性能は、翼を広げたときの全長と翼自体の縦の長さとの "アスペクト比" で決まるんですって。細身の割に翼の大きなツバメがよく飛べて、ぽっちゃり体型で翼の小さなペンギンが飛べないのはそういう理由なんでしょう。

ちょうど1年前の誕生日、27歳の抱負は「自信をつける」ことに決めた。生まれてこのかた、自信というものを感じたことがなかったからだ。「自信がある」とはどういう状態なのか、体験してみたかった。自信がある(ように見える)人らには、世界がどう見えているのかを知りたかった。

しかし、節目に決めた抱負を意識しながら1年間生活し続けられる人間が、この世にはどれくらいいるだろう。28歳の誕生日、去年投稿した "抱負ツイート" を見るまで「自信をつける」ことを目標に掲げていたことを忘れていた。せっかく思い出したので、一応1年間を振り返ってみる。去年に比べて自信はついているだろうか。

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私の脳、肉体の創作代とさせていただきます。 ありがとうございます。