見出し画像

国立科博でマクロとミクロを考えた話

最近、制作が思うペースで進まなかったり、
家事育児に疲れて手が動かなかったりで落ち込み、
自己嫌悪の沼にハマりかけていたので
思いきって家のことをほったらかして、一人で上野に遊びに行ってきた。
世間はお盆休みだし、旅行にも帰省にも行ってないし許してください。

メインの目的は国立科学博物館。
上野動物園とも迷ったけど、暑いし天気も怪しかったのでこっちに。
夏休み、子ども連れで溢れていたが
事前予約制で変に混み合わず快適に見れました。

入ってすぐ、THEATER36○という球型スクリーンで
宇宙の成り立ちの映像を見た。
138億年前のビッグバンから遡って超新星爆発ができて
太陽が生まれて46億年前に地球ができて、、という内容。
あ〜〜そうだよね、、弱っていたのか早速泣きそう…

恐竜が絶滅したのは6600万年前で
類人猿が二足歩行始めたのが700万年前で…。。
ここにいるとそういう時間軸の壮大さを感じることができて圧倒される。

地球の歴史を1年間におきかえて考えると、
人類の誕生は12月31日の午後11時37分頃、というのは聞いたことがあるが
これを宇宙規模で考えたら…?途方もなさすぎる。
ちなみに、農耕の始まりは23時58分だそうだ(wikiより)。

地球館1階のシンボルゾーンは宇宙・地球の壮大なスケールが感じられて大好きだ
日本デザインセンター三澤さんADの企画展とてもよかった

展示を見ていると
地球の多様すぎる生態系の文脈や
その命を繋いでいくためのサイクルや生存戦略がわかる。

自分がくよくよしていることの矮小さよ…。
いい作品を作らないといけない、
フォロワーを増やさないといけない、
いい母親でいないといけない
「〜しないといけない」なんて
呪いの言葉を自分が勝手にかけているだけで
それで誰かが困るでも死ぬわけでもない。

というか生死でさえほんの些細な出来事でしかない。
たくさん繰り返して進化して滅びて繋げて、
途方もないサイクルがあっての今なんだ。

自分の悩みがくだらないとは思わない。
微生物や菌類が直接的・間接的に他生物のライフサイクルに関わっている。小さく見えることだってまた大切なこと。
ただ、変に自分を縛って縮こめてしまわないようにマクロとミクロの視点を
どちらも持って軽やかに思考できる人間になりたいと思った。


これからも
「やる気が出ない時や悩んでいる時は科博に行く」で
乗り切っていこうと思う。

日本館の建築美しい

ちなみに宿泊先は
都内のワーケーション向きのホテルを検索して探し
ノーガホテル上野に泊まった。
設備やアメニティにこだわりを感じるいいホテルだった。
ご飯もとても美味しかった。

夜、ホテルのいい感じのラウンジで読書した。蚊に刺された。

あと、大きいお風呂に入りたかったので近くの寿湯という銭湯に行った。
さすが上野、銭湯富士にパンダと象(+アマビエ)が描かれていた。
ROUTE BOOKSという植物いっぱいのブックカフェもよかった。

銭湯前でyoutuberらしき人が撮影していた

とても癒されたのでまたやりたい…
今度は家族でも行きたいな。
と、家から逃れるために行ったのに家のことを考えてしまうのであった。
おしまい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?