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転職活動日記


私のリアルな転職活動日記です。
気がつけば4,002字の大作になっていました。

(新しい会社で結果を出したわけでもないのに、なにを偉そうに…と思う自分もいるのですが、一旦書いてみました)

入社時からの夢に向かうか向かわないか考えたことや転職活動中の流れなどに触れているので、結構リアルな内容になっているかと思います。

周りの人達がひょいひょい転職していくのでもっと楽なものかと思っていましたが、個人的にはかなりハードでした。

ただ私にとってこの転職活動期間は、自分の人生を長期的に考え、内省を深めるのにとても良い機会となりました。
ストレスとプレッシャー、スケジュール管理の大変さから、何度か高熱を出し、胃腸炎にかかり、身体はボロボロでしたが(その他にいろいろな事が重なっていたこともありますが)、普段の生活の中では出会うことができない様々な企業、人、と出会うことができ、自分の価値観も大いにアップデートされた期間だったので、転職活動をして本当によかったなと思います。

ただ、転職したいと思ってもそもそも何から始めたらいいのか、転職した人達は何をきっかけに決断していったのか、が全く分からず遠回りした点も多々ありました。
もし同じような状況の方がいたら、この記事が少しでも役に立ったら嬉しいなと思います。


「転職」の種類

「転職」と一口に言ってもいろいろと種類があり、私が思いつく限りでも以下の4種類はあるのではないかと思います。

1. ヘッドハンティングによる転職
2. キャリアアップの転職
3. 挑戦の転職(未経験職種、未経験業界)
4. 逃げの転職

今回私の転職でいうと3にあたります。

同じタイミングで転職活動をしていた超ハイスペの知人は引く手数多で、1と2の両方で考えており「まずは全ての結果をテーブルに並べてから吟味する」と言っていたので、転職と言っても、人によって全く異なる意味を持つことを感じています。

余談ですが私は入社2年目あたりから、
4の「逃げの転職」を考えている時期がありました。
逃げの転職とは、働いている環境(人間関係、仕事内容など)から逃げ出す目的での転職です。

ただ、その時は全く上手くいかなかったです。
転職エージェントと話しても、漠然とした理由しか伝えることができませんでした。
当時は何故?と思っていましたが、今なら理由がよく分かります。そして結論から言うと、逃げの転職はしなくてよかったと心から思います。

転職活動を始めたきっかけ

海外駐在を打診されたことがきっかけでした。
海外駐在は、入社当初からの夢でした。
ただ、入社8年目となり、その間に公私問わず様々な経験をした今、「本当にそのキャリアを歩みたいのか?」という疑問が湧いてきました。

加えて前職の企業の場合、駐在期間が明確に決まっておらず、これまでの駐在員をみていると恐らく向こう10年は駐在することになります。
今から行って、帰ってくる頃には40歳。
「それでも行きたいか?」と考えた時に、答えはNoでした。

一番大きな夢であった海外駐在にNoと言う自分を認識した時、それ以外で私はこの会社で何をやっていきたいのか?と考えてみると見つけることができませんでした。
それが転職活動を始めたきっかけでした。

正直 職場環境には恵まれており、大きな不満はなく、ストレスフリーでした。そんな居心地が良い環境から出るという決断はなかなか勇気がいるものでした。

ただ一度きりしかない人生を、あと30年以上その場所で勤め続ける未来が想像できなかったので動くことを決めました。

準備期間

当初は、人材開発や、組織開発に興味があったので事業会社の人事部や、人事コンサルなどの方向で考えていました。ただ、内省を深め、自己分析をしていく中で、以下の4点が私の転職の軸となりました。

① 人の可能性を最大化することに貢献できる仕事
② 熱をもって発信したいと思える商材の営業
③ 介在価値を感じられる仕事
④ 自己成長できる環境

そうと決まったら準備スタートなのですが、私は元々面接が大の苦手です。
というのも、評価される前提で自分の話をする事がとても苦手だったのです。
そういう場になると、綺麗な言葉で、かっこいいストーリーで話さねば、となってしまい、話しているうちに自分が何を言っているのか分からなくなる、そして面接官から深く突っ込まれると何も出てこない、というのが私の面接における負のスパイラルでした。

それはここ数年、ちょろちょろと何社かの面接を受けた時の経験から感じていた反省点です。
そうなってしまう理由としては、これまでは企業規模、知名度で会社選びをしており、転職理由や、志望動機は後づけだった為だと分かりました。

その為、今回の転職活動では、面接でも自分が熱量を持って想いを伝えられる会社のみを受けようと決めました(そんなん当たり前でしょうと思われる方もいるかもしれませんが、「大企業で働く事が成功」と思っていた私にとっては大きな変化でした)。

その過程の中で、パーソルキャリア(doda)が提供している面接対策動画や、面接対策セミナーはすごくよかったです。

面接や自己アピールにおける疑問を全て解決してくれました。それを基に、転職理由や、志望動機、実現したいことなどを書き出し、自分で口に出して練習してました。

そして、担当のキャリアアドバイザーの方もとてもよかったです。
初回面談で、転職活動で大切にすべきこと(転職活動は短期決戦、転職軸の重要性、持つべきマインドなど)を、何故それが大切なのか、という理由つきで全て分かりやすく説明してくれました。

本期間

正直ここがすごくハードでした。
面接準備、面接本番、資料づくり(事前に資料提出を求められた企業や、面接でプレゼンが必要な企業がありました)、エージェントとのやり取りなど、やるべきことがいろいろありました。

加えて、コーチングのプロ資格取得に向けた勉強、仕事の繁忙期などが重なり、とにかくスケジュール管理が大変でした。
そして志望度が高い企業においては、その分想いも強くなるので緊張とプレッシャーが強く、メンタル面でも管理が大変でした。

面接について

二次面接以降は、どの企業も抽象的な質問がとても多かったように感じました。
確実に聞かれる質問については事前準備をしていましたが、それ以外はぶっつけ本番でした。
面接が付け焼き刃では上手くいかないという理由がよく分かりました。
今でもよく覚えていて面白かったのは以下の質問です。

「あなたが周りからされている最大の誤解とはなんですか?」

「あなたは陽キャですか、陰キャですか?また、それは先天的ですか、後天的ですか?理由も含めて教えて下さい」

冒頭にも書きましたが私は元々面接が大の苦手です。ただ、普段からライフコーチングを受けていることが今回とても助けになったと感じました。

私は自分自身がライフコーチでありながら、
月に1回以上コーチングを受け、自分の想いや考えを言語化しています。
面接の場でもそれを活かすことができ、自分の言葉に自信をもって伝えることができた事はコーチングを受けていて本当によかったと思えた瞬間でした。

それによって面接官との対話自体を楽しむことができ、嬉しかったです。
「そこまで言語化できるのすごいね」と言ってくれる企業の方もいました。

結果

内定は第一志望含め、合計4社からもらう事ができました。
冒頭に書きましたが、転職活動ってこんなにハードなの?と思うくらい大変でしたが、最終的な結果は悪くなかったかなと思います。

私の場合は未経験業界、未経験職種への挑戦だったので、これまでのキャリアとの結びつけ、未経験にも関わらず挑戦したい理由のアピールの仕方などを考えることに時間がかかりました。
とはいえ、無事に終えることができて良かったです。

大企業でのびのびと働いてきたので、新しい環境で働くことに不安がないわけではありませんが、一度きりしかない人生、やってみたいことには挑戦し続ける自分でいたいなと思います。

不安やプレッシャーを挙げればきりがないのですが、自分の選択を自分で正解にしていきたいと思います。

また、この転職活動期間にあらゆる面で支えてくれた家族にはまず心からお礼を伝えたいです。

そして、一年前より、私のキャリアについて相談に乗って下さっていた人生の先輩方が何名かいらっしゃり、その方々の支えがなければずっといじいじしていたと思います。
本当に周りの方々に感謝してもしきれないです。

新しいことにチャレンジする度、多くの方に支えて頂き、愛情を頂いていることを実感します。
これからもワーワー騒ぎながらやっていくと思いますが、引き続きお付き合い頂けますと嬉しいです。

おすすめの本

以前転職を考えた時に購入して積読のまま置かれていたのですが、転職活動が終わってから読んでみたら納得できることがたっくさん書いてありました。
めちゃくちゃよかったです。面白すぎて一気に読みました。

初めて知る内容もありましたし、自分がキャリアを重ねていく上で疑問に思っていたこと、転職活動中に肌で感じていたことや学んだこと、など、とても分かりやすくまとめてありました。
転職についてだけではなく、キャリアをどう考えるか、という大きなテーマでも様々な視点を与えてくれる内容でした。



ここまで読んで下さった方、ありがとうございました。

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