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パンチを強く打つ方法

先日、オンラインジムで行われたワタンゲ先生のボクシングの話が目から鱗だったので少しだけ内容を。


自分の身体をどうやって操るのか?支配しているのか?というのが大事。
「脇を開いちゃうんだよね」というボクサー、「顎が上がってしまう」というボクサー、5秒で解決する方法がある!!
でも、結論いうと脇が開くから弱いわけではない、顎が下がるから強いわけではない。という事が念頭に置いておいて欲しい。
僕も最初は脇を閉めろ!顎を引け!と教わった。
でも、どんな動きやどんな使い方、考え方でも必ずメリットとデメリットは存在する。
だからどっちでもいいだけど「自分でその時その時、変更できます」っていうのが大事

腕の上げ方や下げ方の根本的な話

ぶっちゃけこれがすべてでこれが一番大事。
腕を真横にまであげて欲しい

ワタンゲ腕を上に上げる途中

ここから更に腕を上げようとした時に、この手の平が下を向いたまま真上まで上げるというのは違和感を感じると思う。
ここから腕を上げていくには手のひらを上に向けてあげる

手首を外旋させてあげる

こっちの自然に上げやすく感じると思う。
そして、上から降ろしていくときはまた手の平を下に向ける

降ろすときに肩内旋

この動きを覚えておいて欲しい。
こういうのを運動パターンといって末梢の指先まで意識するといわゆるPNFという物になる。

顎が上がるというのも非常にわかりやすく、骨盤を後傾といって、お尻を下に向けて猫背の様な姿勢にすると自然に顎は下がる。
曲げると曲げやすい、伸ばすと伸ばしやすい、例えば肘を曲げた時に手首は曲げた方がやりやすい?反らした方がやりやすい?
前者の方が圧倒的だと思う。
つまり猫背の様な状態にして骨盤を寝かせると、顎は自然に下がるの。

ストレートは手の平を下、アッパーは手の平を上

上記の動きを意識したままやると肩の真横より下に拳が位置するストレートの時は手の平が下を向いていないとおかしい事になる。手のひらを上に向けたままストレートは強くは打てない。
そして、手の平を下に向ける動きというのは脇が開く、動きとして脇が開いて良い動きなのだ。
逆にアッパーの動き、手のひらを上にする動き肩を上に上げようとする動きというのは脇が自然としまる。
つまり構えている時に、アッパーを打つように、手のひらを上にしたままファイティングポーズをとると、自然と脇が閉まる。
意識しなくても自然と手のひらを上にするだけで出来るのだ。
この手の平を上に向けるのか?下に向けるのか?凄く重要になる、動きとして脇を閉めて打つのか?脇を開いて打つのか?という事になるからだ。
最初に書いたようにメリットとデメリットが必ず存在する、例えば、脇を開いて(手の平を下にして)打てば遠くにより手を伸ばす事が出来る。
逆に手を上にして打てば回転率があがる。

フックを打つ際には分けると良い

再三書いているようにどちらが良いという事はない。
ただ使い方として、遠くを狙うには脇を開いて打つ方が伸びやすく、連打を打つなら脇を閉めると回転しやすい。
これを考えた時にフックを打つ時に手のひらを下にして打つフックのパターンと、手のひらを自分側に向けてフックを打つ人がいると思う。
僕はいつしか、自分側に手のひらを向けて打つフックがやりやすいくなっていたが、それはあくまでラッシュ、ショートレンジで素早く返しのフックやアッパーを使うにはおすすめ。
ただ、ロングでフックを使う時は逆に手首を下にしたフックの方がインパクトも強く、距離も長くなる可能性が高い。
身体ごと持っていくようなロングフックは手の平は下を向いている事が多いと思う。

距離と強振の関係のまとめ

①強く打つ、遠くに打つなら手のひらを下に
②回転力を上げたい、守りながら打ちたいなら手のひらを上に

いかがでしょうか?
僕はこの説明をワタンゲ先生から聞いた時に、純粋に人に試してみたいwと思いました。
そして現役の時にこの理屈を知っていたか知らなかったかは大きい差が出ると思いました。
身体の勉強をして、トレーナーになって、本当に無知だったし、ニュアンスやイメージで戦っていました。
こうやって理屈を知れるって本当にありがたいです。

そして本編はここに追加して腰や股関節の使い方、井上尚弥選手のパンチの強さの秘密、ロマンチェンコはリングの上で○○しているだけ、等も説明してくれました。
この内容聞きたい人は是非こちらに参加してみてください。



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