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仮想敵と戦い続けている

銭湯に行った時に「凪のお暇」と言う漫画の続きを読みました

もともと4巻くらいまでは読んでいて、それから追えてなかったのを一気読み。


ちなみに銭湯はここ。綺麗だし漫画めっちゃあるし、おすすめです

場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!

主人公の凪は、母のことをずっと怖がっていて。ただ、話が進むにつれ「母もひとりの人間である」ということに気がつきます。

今まで怖がっていたものは、自分の中で黒く大きくした母の姿だったのではないか。と、職場の上司(スナックのママ)にそう言われて自覚したのでした。

それな。わたしのnoteに時々出てくるわたしのお母さんですが、実際会うとめっちゃ普通の女性なんだよな。

しかも愛情深い。今でも仕送りにお米とかおくってくれるし、帰省したら服とか買ってくれるし。(noteを読んで「お母さんにも色々ある」とわたしに言いたいことがある方は、誤解してほしくないのだけど、わたしもお母さんのこと大好きだしめっちゃ感謝している。「その上で」の話をいつもしています)


思春期の真っ黒な記憶を、全て母のせいにして、その存在をどんどん黒く大きくしていないか。

仮想敵とずっと戦い続けている。その一言に尽きる。

ただ、きっとこの黒い記憶は無くならない。仮想敵を作り出してしまう自分自身とどう戦うか、なんだろうな。

だれかを悪者に仕立て上げるのは簡単で、でも、そんなことしていても何も解決しないのだ。

湯上がりにそんなことを思ったのでした。いや、湯冷めするわ。

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