年度修了日は号泣の理由 in America
6月、今年度が修了しました。
アメリカは、8月の中旬から新年度がスタートして、6月初旬に卒業式と、修了式があります。
違和感があった行程
私の教師人生初めての、アメリカスタイルの行程に、なかなか年度終わりの実感を湧き起こすのは少し大変でした。(笑)
違和感があったのは、卒業式の後にあと2日間生徒が学校に来る日があったという事です。
今年度私は、小学校の最終学年である5年生を卒業させました。
卒業式の前日まで、州のテストがあり、リハーサルを2時間だけやって、翌日が卒業式当日でした。
私は、今までの教師人生で2回卒業式を経験しましたが、丁度コロナ禍だったので、きちんと呼名をするのは、アメリカの卒業式が初めてでした。(もちろん英語名)
卒業証書授与は、校長先生から受け取った後、握手をして終わりです。日本のような、「右手、左手、2歩下がって、、、、」みたいな作法はありません。
卒業式後は、みなさんクラスパーティーへ行きました。
そして、ここが日本と違うとこ!!!!
明日も、明後日も、登校日なんです!!!
もちろん、成績はつけ終わっているので、成績に関するようなことはせず過ごしました。
また、バケーションを大切にする文化、さすがアメリカ。
最後の数日は、クラスに平均4人以上は必ず、もう旅行に出発するという理由での欠席や、パッキングの為の早退等で全員出席のクラスはほぼなかったと思います。
最終日は皆号泣
卒業式後、2日間の、登校日を終えて今年度のクラスが修了しました。
そして、最後の日、、、、
終礼が終わると、廊下には卒業該当学年以外の生徒もたくさん泣いているという光景が、、、、。
そして、生徒も先生方もみんな、スクールバスの駐車場まで、放送で誘導されました。朝、パーティーのとんがり帽子と、お子様ランチのおまけのピーピーが配布されていて、それを持っていくのです。
駐車場に着くと、、、、およそ20台前後のバスが、大きなクラクションを鳴らしながら、大きく円をかいて、学校を後にするのです。
先生やまだバスが来ていない生徒たちは、先に出発するバスの窓に大きく手を振ります。
先生たちも、三角帽子をかぶり、ピーピーを鳴らして手を振ります。
駐車場にいる生徒たちは、みんな抱き合って号泣。
「この子たちは、お互い家が離れているから、約2か月半の夏休み、たやすく会えなくて泣いているんだ」と思いました。
日本のように、近所の公園で遊ぼう!なんてできないのです。
それぞれ、家族とのバケーションもあったり、サマーキャンプに行ったり、両親の母国に帰省したり、家族との時間を過ごす、夏休み前の涙だったのです。
夏休みの過ごし方1つをとっても、期間、過ごし方、涙の理由、本当に文化それぞれだと、また新たな気づきがありました。
次年度スタートは、8月中旬です!
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