大切な、ひとりよがりの、あなたへ。
辛いことはひとりで抱え込んでしまう。
ひとりで部屋の隅っこで泣いてしまう。
だれにも相談することもできない。
心配させるのが嫌、という気持ちが強かった。
そんなわたしが、人に頼れることがほんとうの強さだと気づいたのは、たった2年前。
それを実感したのは、それからさらに1年後。
それくらい、気づくのに時間がかかったし、実践するまでに時間がかかってる。
だけど、時間がかかっても、人に頼れるようになることが大切だと感じてる。
リーダーは孤独だ。
それを実感したのは高校3年生の頃。
当時わたしは、30人のクラリネットパートの責任者だった。
コンクールのメンバーには同期はほぼおらず、後輩ばかり。全国バンドであったこともあり、下克上上等の世界だった。
自己主張が強すぎるくらいのメンバーが集ったチームでリーダーを任されたわたしは、とにかく必死で強くなろうとして、技術を磨いたり言葉を強くしたりしていた。
だけど、人の心はつかめないままだった。
ひとりで、なんとかしようとして失敗した。
この経験は、いまでもトラウマだ。
だけど、間違いなく教訓になっている。
この教訓が、形を変えてなんどか人生の中で繰り返されている。
この繰り返しの中でわたしが受け取ったメッセージは
・ひとりで強がったり抱え込んで突き進むと失敗する
・人に頼ることで視野が広がる、安心できる
・人は頼られることで、信頼されていると感じたり嬉しく感じる
ということ。
この教訓は、わたしのためにも書き起こしておくけれど、これを読んだ大切なあなたが、もし、同じように辛いことをひとりで抱え込んでいたら。わたしや、あなたの周りにいる話しやすい人に、勇気を出して、少しでも打ち明けたり頼ってほしい。頼られた側は、きっと嬉しいからさ。
そんなメッセージとして、置いておきます。
大切な友達のあなたが、ひとりで苦しみませんように。あなたがあなた自身を、大切に抱きしめられますように。そんな願いをこめて。
薮井萌子
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?