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復活祭にまつわるストーリー

evangelische Kirche エヴァンゲリッシェ キルシェ/プロテスタント、福音主義教会の敷地内に設置された、復活祭に関するストーリーの紹介です。

教会の周りをぐるっと回る形で展示されていました。簡単にですがご紹介したいと思います。

展示の始まりはここから…

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①イエスのエルサレム行きの象徴

道中では人々が、ロバにまたがるイエスの為に服をロバの背中にひいて座りやすくしたり、服や枝を地面に置いて進みやすい道を作った。

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②最後の晩餐

パンとワイン。「パンは私(イエス)の肉、ワインは私(イエス)の血。」皆に与えて罪を浄化する(イエスが自らを犠牲とし、代わりに罪を受け取る。)

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③イエスを拘束

ユダの裏切りによりイエスが捉えられる。

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④ペトロの嘘

イエスの弟子であったペトロが、捕らわれたイエスと共に居た人物だと明らかになりそうになる度に、恐怖により「イエスを知らない。」と嘘をついた。3回目に言い逃れた時、雄鶏が鳴いた。恐怖に対する人間の弱さ。

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④十字架に架けられる

十字架に架けられたイエスの両側にも、罪を犯し十字架に架けられた2人がいた。左側の人は真ん中で十字架に架けられているイエスに「貴方が神なら何故私達を助けないのか!」と言うが、右側の人は「私は自分が犯した罪を知っている。どうか私の罪を許してください。」と言う。イエスは「共に天国へ行こう。」と伝える。

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↑ イエスの遺体に香油を塗りに行った3人の女性が遺体がなくなっていることに気付き、天使と出逢ってイエスの復活を告げられたと言われる。

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⑤新しい始まり

イエスの復活。

木に吊るされた卵型の飾りには「神を信じて進めば神も貴方と共に進む!」「皆で共に歩もう!」というような言葉が書かれていました。

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↑アップ写真1。(ベンチの上) 左: カゴに入ったカラフルな卵型飾りと、右: (これらはまだ咲いていないけれど)この時期に咲き始めることからイースターの花として黄色い花が咲くOsterglöckchenオースターグロックヒェン/ラッパスイセン。

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↑アップ写真2。カラフルなお花と共に。(左上)ウサギが巣上に卵と共にいる。(右上)巣にカラフルな卵型のキャンドル。(右下)水の周りには小石やビー玉が散りばめられ、水上には紙の船も浮かべられている。

卵は、生命、誕生の象徴、ウサギは(多産な事から)生命、誕生、繁盛の象徴として復活祭のシンボルとして使われます。

ドイツでは「ウサギが卵を隠す」と言われ、庭に隠された色を付けたゆで卵を探します。(近年は卵型チョコレートになってきていますけれども。) 

以上が、復活祭に関するストーリーの展示のご紹介です。それぞれの展示には説明がついているのですが、聖書からの引用などを確実に日本語に表現して訳すことが難しく、短く簡略化した説明で失礼しています。ですから、記事からもれている物語の背景もあります。この私の紹介では言葉足らずですが、人間の優しさ、裏切り、弱さ、罪への気づきなど、とても興味深いお話です。

教会を訪ねた人が、外を歩きながら、復活祭について知ることのできる素敵な展示だと思いました。


2021年3月21日

※カトリック教会とは違います。

※私はキリスト教徒ではありません。今の私に理解出来る範囲でこの記事を書いていますが、間違いがあるかも知れません。確実な情報をお求めの方はこちらの記事を鵜呑みにせず、ご自身で復活祭に関するストーリー内容の確認をお願い致します。



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