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雑記0418:風邪を治すために

 まずい、と思った。
 『新約聖書』にもある(ない)ように、はじめに関節痛があった。これはいかんと遺憾に思い、風邪薬を飲んだが、深夜には38.3°という体温に達し、やむなく発熱外来に電話をかけた。
 校了3冊、入稿1冊を控え、この数年で一番忙しく、なおかつ莫大な借入金を投じての大博打に臨まんとするこのタイミングで、インフルやコロナは避けたい。
 幸い、検査結果は風邪ということであったが、アセトアミノフェンを飲んでも37度台後半までしか熱が下がらず、まずいことには変わりがない。
 こういうときには自己暗示が効く。俺は詳しいんだ。
 そんなわけで、テイクアウトしたバーミヤンのチャーハンに生卵をぶっかけ、同じく餃子にはニンニクチューブをモリモリと出して、勢いよくかっ喰らい、熱い風呂に入る。
 スポーツドリンクと麦茶を山ほど飲み、処方薬と眠剤を入れて、Discordでゲーム仲間に向けて「明日には治る予定」と書き置きした。
 結果、発熱からほぼ丸2日で平熱に戻った。
 今日もたくさん食べてたくさん寝る。明日はもっと健康になるだろう。
 これで3冊計×万部が落ちなくてすむ。しかし危なかった。
 人類は早く風邪のワクチンを開発してほしい。

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