もらえるお金、探せば割とある
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東京がまた大変なことになりつつありますが、僕は今日も数時間をもらえそうなお金探しに費やしました。二つほど見つかりました。
そんなわけで、事業者はもちろん、個人事業主でももらえるお金が割とあるぞというお話です。
定番メニュー
おそらく皆さんもご存知で、一番額が大きいのが「持続化給付金」。これについては特に説明不要でしょう。
次に、都道府県レベルで予算が組まれている「再建支援金」(名称は自治体で異なります)の類が挙げられます。
持続化給付金は、法人だと満額で200万円。千葉県の支援金は満額だと40万円。
更に、市町村レベルでも財政に余裕がある自治体は積立金からのバラマキをやっているところがあります。
わが市川市はかなり緩い条件で、20万円を配っているのですが、これは申請書類が一番楽でした。「エビデンス主義ではなくスピード重視」という趣旨だそうで、大変けっこうなことです。
零細事業者がこれらを守備よくもらえれば、手元の支払いを滞りなく済ませても、まだ少し残るのではないでしょうか。
めちゃくちゃ楽になった雇用調整助成金
事業者であれば忘れてはならないのが「雇用調整助成金」。
従業員を解雇せずに休業させ、更に給与を支払った場合、支払った給与のほとんどが支給される形になっています。
現在は特例が適用されており、申請に必要な書類も少なくなり、日額上限も15,000円となっています。
どうせ仕事にならないなら、思い切って休業という選択肢は大変にアリです。
ただ、毎月支給の交通費など手当は助成金に含まれませんので、安くあげるために六ヶ月定期を買ってしまっていた人はご愁傷さまです……。
無利子無担保融資
資金調達も大変楽になっています。弊社は3月の半ばに「こりゃマズい」と即座に認定書を取りに動いたのでいち早くおかわりに成功しましたが、その後もさまざまなメニューが提供されています。
なかでも魅力的なのが無利子無担保融資で、これは当初政策金融公庫でやっていましたが、「ヒャッハー! 公庫水の配給だ〜!!」と列に並ぶ人が多すぎてパンク、いまは民間金融機関からも受けられます。信用保証協会を過去に利用したことがあれば更に早い(順番待ちはありますが)ので、借りられるなら借りておくのがよいと思います。
自治体によっては、信用保証料の補填などを行なっているところもあり、財政健全なわが市川市はもちろんこれを行なっております。
融資実行時に引かれた信用保証料が市から戻ってくるというわけで、これまたありがたい話ですね。
小学校等の休業に伴う補償
お子さんがいる家庭、緊急事態宣言の間は本当に大変だったと思います。いまも感染者が出たら突然学校が休校になったりして、急遽仕事を休んでいる人もいるでしょう。
そんな皆さんや、それを応援する事業者向けの制度もあります。
休校に伴い欠勤したにもかかわらず、給与を満額支払ったえらい会社には、助成金が出ます。
また、個人事業主が子供の世話をするために休業(上記同様、自主的なものではなく要請に基づく場合)すると、支援金がもらえます。
こちら、現在は引き上げられて日額7,500円となっています。取引先との契約を示す必要がありますが、出版業界のように契約書のないいい加減な業界でも大丈夫。口約束があったよと事後証明するための様式も用意されています。
家賃給付も個人事業主が受給できる
詳細が発表されて話題の家賃給付ですが、こちらも法人だけでなく、個人事業主も対象になります。
事務所や仕事場を借りていたり、自宅の一室を仕事部屋にしていて、確定申告の際にその借賃を費用として計上していれば対象です。
まだ受付開始日は公表されていませんが、賃貸借契約書など、必要書類を準備して、受付が始まったら即座に出せるようにしておくとよいかと思われます。
知らなきゃもらえない
これらの給付金、補助金、助成金、支援金、特別融資は幅広いメニューがあります。
ただし、所管する官庁はバラバラですし、自治体や商工会がやっているものもあり、なかなか個人事業主や零細企業が全貌を把握するのは難しいのが実情です。
制度があっても知らなきゃもらえない、しかし知っていればもらえます。
小規模でも事業者であれば普段から税理士さんや社労士さん、金融機関の担当さんとある程度の頻度でコミュニケーションをして、事業の実情をお伝えしておくのがいいと思います。
また、個人事業主であれば、個人事業主同士のネットワークも大事になってきます。あちこちのウェブサイトを一人で巡回するのは難しいでしょうから、役割分担をするのもいいかもしれません。
いまは対面でのコミュニケーションが限られるので、情報交換も思うに任せないところがありますが、それでも一人よりは二人、二人よりは三人です。
あ、もちろん僕にお声かけいただいても構いません。
良心的価格で、可能な限りのアドバイスをさせていただき、必要とあればプロをご紹介することも可能です。
是非ともご一考くださいませ(揉み手)。
(これより下に文章はありません)
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