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手帳申請から始まる7月

障害者手帳申請手続きを無事終えた。いつもお世話になっている地元の保健センター。数年前の私なら、一人で公的機関で手続きすることへのハードルが高すぎて、できなかったかも。でも今日の私は物怖じせず、堂々とその場に佇むことができた。



実は昨夜、突然ダムが決壊したかのように、留めなく、苦しさと悲しさとやるせなさの波が押し寄せてきた。気付けば、大粒の涙が止まらなくなっていた。理由としては、過去の私なら感覚として耐えられていたこと、我慢できていたことができなくなっていく姿を俯瞰した昨夜の私が、すごく絶望したからだと思う。

でもそれは、「気持ちに素直になることが増えた」って言い換えられると思う。もっと言えば、「自分の気持ちに嘘をつかなくなった」って意味だと思いたい。



年を重ねる毎に、できるようになっていることもちゃんとあるんだって実感できて、自信になった気がする。全てを終えた後にそれを思って、なんだか感慨深くなった。

今日、地元の保健センターの職員さんは、変わらず親切に対応してくださった。それにすごく安堵感があって、安心して書類を任せられた。クライアントとの信頼関係って、こうやって構築していくのかもしれないと、身をもって感じた。

大学の授業で、耳タコほどに聞いたこと。とは言え、福祉に限らずどの仕事でもそうだとは思う、自分にとってはちょっとしたことだったとしても、その言動が相手に与える影響って場合によっては大きいのかもなって思う。


そんなこんなで、今日から7月。

敢えて目標とか今は立てない。何も考えていないわけではない。考えているし、行動している。だけど、自分を追い込んで苦しめてまでそれをする必要もまた無いと思う。



読んでくださってありがとうございます。









P.S.
保健センターにて、待ち時間での出来事。

順番を呼ばれるのを待っている人達のための、五人掛けくらいの椅子があって、そこには既に座っている人が点在していた。私も空いているところに腰を掛けたんだけど、座るやいなや、年配の女性と親世代の女性(親子かな?)がやってきた。

私の両隣はそれぞれ空いていたんだけど、右隣の席は、私の右隣のさらに右隣に座っている人の荷物?に若干占領されていて、座りづらそうだった。

それを察知して私は思わず席を立ちあがり、その年配の人に「どうぞ!」って席を譲った。「すみませんねえ、ありがとうございます。」と言ってもらえたことに安心していたら、(これ、私がもう一個左にずれれば、二人隣同士で座れるじゃん)とふと思って、もう一人の女性にも「ここよかったら座ってください!」と声を掛けた。その女性からも「ありがとうございます。」と頭を下げられた。

お二人とも品が良さそうな佇まいをなされていて、三人の間がいい雰囲気に包まれた。

心がほっこりしたので、思わず書いてしまった。

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