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【毎日更新30日目】「継続は力なり」はまだ、信じていないけど

いしかわゆきさんの著書『書く習慣』を読んで、「1ヶ月書くチャレンジ」に取り組んできました!

【Day.30のテーマ】30日間書いてみて、気づいたこと

いしかわゆき『書く習慣』より
1ヶ月チャレンジのテーマ

「自分のために書いてもいいんだと思えた」

何気なくTwitterを見ていたある日、そんな言葉と共に『書く習慣』という本を知った。

私は高校生から10年以上日記を書き続けてきた。仕事も数年前からライターをやっている。だから書くこと自体には、ほとんど抵抗感がない。

だけど、人前に出すことには少し壁があった。というのも、自分の表現を人に受け取ってもらえない苦しさを、この10年で痛いほど思い知ったから。

それなのに
どうしても表現するのを、やめられなくて。

たとえ誰かにとって何の価値もなかったとしても、創作を続ける勇気が欲しくて『書く習慣』を手に取った。

「継続は力なり」を半分疑っている

『書く習慣』の中には、これから書き始める人が勇気をもらえるような、「書くことの効果」が散りばめられている。

書き続けることでSNSのフォロワーが増えたり、仕事に繋がったり……。きっと学生の頃なら「そんな素敵な未来が…?」と純粋に夢を見られたのだろうけど、私にはそうなれない理由がある。

数年前、本気で音楽をやりきろうと決めた年があった。1月1日から毎日弾き語り動画をSNSにアップし続けて500日。たしかに一部、継続は力になった。

コード進行を見るだけでピアノ伴奏ができるようになったし、アレンジ幅も広がった。たくさんの歌に触れられたし、動画のアップは完全に習慣化した。でもいわゆる「バズる」ような経験はなかったし、それで何か人生が変わったかと言われると……。

本に書いてあるような素敵な現象は、きっと本当に起きる可能性があると思う。だって、何かをし続けることで実を結んだ人って、世界にたくさんいるから。

でもそんなシンデレラストーリーはたぶん、"私" には訪れない。

継続することは、確実に私自身に力をつけてはくれるけど、人との関係にプラスの効果があるとはどうしても信じられなかった。

1ヶ月書くチャレンジを始めたのは

そんな私が1ヶ月書く習慣を始めたのは、継続による力を信じられなくて、何事にも踏み出しづらくなっていたから。変な話だけど、私は基本的に続けると決めたら、最後までやり切れる。そこには謎に自信がある。笑

でもどんなにつらかろうと、宣言したら継続し続けてしまうからこそ、何を継続するのかは慎重に決めないといけなくて。でも、そこで足踏みしまくるのはもったいないとも思っていた。

その点 "1ヶ月" なら、ちょっと大変だろうと乗り切れそうだし、1ヶ月後に今度どうするか決められる。いろんな挑戦に二の足を踏んでいた私には、リハビリになりそうなちょうどいい挑戦だった。

30日書き続けた効果

正直、今のところ大きな変化は感じていない(めっちゃ正直!笑)
そもそも日々日記を書いているし、人には見せずとも文章を書くことはすでに私の日常にあるからだと思う。

だけど、ちゃんと私にも感じられる効果はあった。

①出し惜しみしなくなった

1年くらい前から、書きたいテーマが頭に浮かぶようになってきた。でもどんなに「これは形にしたい」と思っても、しかるべきタイミングが見つからない。

いつ書いて、いつ出そう?

そうやって下書きのまま残っているエピソードが、わりとある。そりゃあそうだよね。しかるべきタイミングなんて来ないもん、自分で作らないと。

だけど毎日更新すると決めると、「やっぱり出すのやめよう」がなくなった。書いていて微妙だと思っても、「毎日アップするって宣言したし、えーい、どーーーん!!」という勢いで公開できる。笑

「こんなの書いて、意味あるのだろうか」とぐるぐる考え続けてしまうタイプには、ぴったりの習慣かもしれない。

②時間が経っても「読んでくれる人がいる」と実感できた

「30日書き続ける」に徹するため、反応は意識しないようにした。だけど、そのわりには「いいね」をもらえることもけっこうあって、心の支えになった(読んでくれて、本当にありがとうございます…!)。

そして、それ以上に嬉しかったのが、書いた数日後に反応をもらえた瞬間。

一度公開した文章は、自分の知らないところで勝手に誰かに読まれ、広まっていく。

いしかわゆき『書く習慣』より

『書く習慣』にあったこの一文を、まさに実感できたのだ。

私の表現は、想いを乗せた手紙をボトルに入れて海に流し、届くのを待つみたいな。そんな形が合うんじゃないかと思ってる。

今までは、誰に届くかもわからない海に投げ入れるのは、とても怖かったけど。必要としてくれる誰かに届けるため、これからは想いを乗せたメッセージボトルを届けていきたい。祈り続けてみたい。

海の彼方に、願いを込めて | 私が言葉と音の表現にこだわる理由

1年ほど前、書いたnoteにこんな想いを乗せた。書き続けるのはまさに、広い海へメッセージボトルを流す行為だなと思う。

たとえ書いた直後は、誰にも読まれなかったとしても。書いた文章は私の本棚に蓄積され、いつか誰かが必要なときに手に取ってくれるかもしれない。

そう信じてみたくなった。

これからは「自分の言葉」を伝えてみたい

私なりに効果は得られた30日だったし、そこまでしんどくもなかったし。やめる理由はないけど、続けるための積極的な理由も見つからないまま迎えた今日。たまたま人と話す中で、これからやりたいことを一つ言語化できた。

最近どうも「伝わる」にこだわりすぎていたみたい。冒頭に書いた通り、人に受け取ってもらえないのが苦しかったから、届くように伝わるように人に合わせまくっていた。

でも本当は。私の言葉を、世界観を、そのまま人に伝えたい。
それを受け取ってもらえるのが一番嬉しい。

だからnoteでは、もうしばらく「伝える」をし続けようと思う。

この30日間は、与えられたテーマに沿って書いてきた。だから次の1ヶ月は、テーマなしの毎日更新に挑戦してみる。

その先はまだわからないけど……海のむこうで待っていてくれたら、嬉しいです。

▼30日分の文章とこれからの文章はこちら

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