#退職まで
【ep.6】"ふつう"を諦めた、25歳のわたし
会社の中でほとんど使われていない、薄暗いロッカールームが。
めまいがして、呼吸ができなくて、デスクにいられなくなったときの唯一の逃げ場だった。
数時間おきに逃げ込まないと、立っていられないくらい憔悴していた社会人2年目の6月。会社の片隅で、涙を必死にこらえて検索したのが「会社に行くのがつらい」で。
今でも、あのときの浅い呼吸を覚えている。
*
大学4年でシンガーソングライターを始めた後は、
会社の中でほとんど使われていない、薄暗いロッカールームが。
めまいがして、呼吸ができなくて、デスクにいられなくなったときの唯一の逃げ場だった。
数時間おきに逃げ込まないと、立っていられないくらい憔悴していた社会人2年目の6月。会社の片隅で、涙を必死にこらえて検索したのが「会社に行くのがつらい」で。
今でも、あのときの浅い呼吸を覚えている。
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大学4年でシンガーソングライターを始めた後は、