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幸せな子供を育てる

以上のことを踏まえて
では子供をどう育てたらええんやと思う方もいらっしゃるかと思いまして
子育て経験のない私が人の子として考える幸せな子に育てる方法をシェアしたいと思います。

以前こんな記事を書きました。

このほかにも私の記事で頻繁に引き合いに出しているのが
1997年に起きた神戸連続殺傷事件の少年犯罪なんですが
上の記事の彼女も酒鬼薔薇聖斗氏も親御さんの期待に忠実に応えていた「いい子」だったと思うんですよね。
※いい子っても優秀な子という意味ではなく、親のお役立欲求(ケアテイカー)に応えるためにダメな子(スケープゴート)をしている場合も「いい子」と定義します。


一般的に親が子供に伝える

あなたを愛していてる とか
あなたが大切だ
あなたのことを毎日気に掛けている、日々心配している

というのは親側のエゴで
親子というストーリーの中で生まれる言葉です。

子供が欲しいのはそういった言葉ではなくて

“何よりも自分を大切に思ってくれているという自信と証拠”です。

親という立場であればそんなことは当然思っているとお思いでしょうけれども
もしお子さんが犯罪を犯し世間様にどう思われようともあなたはお子さんを自慢できますか。
もしお子さんが常識から外れた底辺のような生活をしていてもこれが私の大切な息子ですと胸を張れますか。
こんな親だからと、お姑さんや親族、ご近所さんに後ろ指差されてもこれが私が育てた子ですと言えますか。

子育てを通したご自身の評価を気にしていないと言いきれますか。

この覚悟は肚で深く決めないことには伝わるものではないんだろうと思うんです。

「自分=感情、気持ち、本音」

これをベースにした時に、インプットする必要があることはただ一つ
無条件に受け入れられていると感じられることです。

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オレンジの丸部分だけ。これだけ。
これさえベースにあればどんな悪さをしても根本的な部分はブレません。

じゃあ子供が何をしても「いいよ~いいよ~」って怒らないでいればいいのかというとそれも違います。まず

●お子さんを、あなたの大切なひとりの友人としてご自身と切り離す
これができないと子供に期待します。
その期待が”いい子”を創り上げます。
お子さんにはお子さんの人格があり、特性があり、使命があります。
お母さんのもの、所有物(MINE)ではありませんので、好きなものがお母さんと違ったり、やりたいこと、楽しいと感じることがお母さんの望むものではない可能性もありますよね。
まずはそれを否定せずに認めます。

もうひとつは
●お子さんが表現する感情と反対のエネルギーを出さない
お子さんが泣いている時・・・大人にとっては可愛いなぁと思うようなことであっても笑ったり揶揄ったりしないで、隣で一緒に悲しかったねと、認めてあげる。これが”寄り添う”ということです。

ではお子さんが社会的に善くないことをした時どうしたらいいか
注意すること、叱ることはもちろん必要です。
ですがその善くない行動をした、原因、気持ちが必ずあります。
●本心を聞き出して、認めてあげる。。。できればその後に注意をしてあげてほしいと思います。

あなたは何をしてもいいんだよ

ではなくて

あなたは何を感じてもいいんだよ

と、伝えてあげることが大切なんだろうと思います。

そして何より大切なのが
これらを親御さんご自身も自分でやっていくこと
です。

親御さんが何かを演じているとお子さんが鏡になります。
親御さん自身が”いい子”をしていた場合はお子さんがその”いい子”を演じて教えてくれるんですよね、「あなたいくつになっても親の期待に応えてるよ」って。
まずはお父さん、お母さんがご自身のご両親とご自分を切り離す必要があります。
お父さん、お母さん、は、ただの中年のおっさんとおばはんです。
”絶対”ではないし、必ずしも正しいわけでもないと客観視できること。
これは死別されていても必要な工程です。
本来思春期の反抗期はこのためにあるのですが
一つ屋根の下親の支配下で可能な範囲の反抗をしても本物のアイデンティティーの確立は叶わないんですよね。

親御さんご自身が幼い頃に我慢していたことをご自分のお子さんには自由にやらせてあげたいと思う反面
あなたのお子さんが自由にやっているのを見ると、少しイラッとするんです。
我慢していたその子を、あなたのお子さんが演じてくれているからです。
「あなたはたくさん我慢してきたんだよね」


あなたはよく、やってきたんですよ。
子供の頃からたくさん我慢して、自分を抑えて
本当によく、やってきたんです。
そして今も、十分よくやっているんです。

ご自身にもっと甘く、日々をこなしてる心身を褒めてあげてくださいね。
そして親御さんご自身が親御さんの支配から自由になりましょう。


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