五感で楽しむ、知的で誠実なイケメン(嗅覚編)
最近、通勤途中に、とても良い香りをまとっている男性とすれ違う。
年齢層はだいぶ上の方なんだけど、あれたぶん、同期がつけていた香水と同じ香りだから、カルバンクラインだろうな…。
男性向けの香水って、女性向けほど甘すぎなくて、いいよね。
うん、私、結構鼻はいいんだ。
麻薬捜査犬にでも転職しようかと考えたが、あいにく私は、人間であった。
昔、母に「いいニオイのする知的で誠実なイケメンに癒されたいよぅ」とぼやき、
二人で「知的で誠実なイケメンのニオイってどんなだろうね」と、片っ端からイケメンのニオイを嗅ぎ回る……わけにもいかないので、議論にとどめた。その内容を、書いてみる。
意味なくいらすとやさんの絵を挿入……。
1)スパイシー全開な香り
「昔ヤンチャしていた」という武勇伝を酒の肴にしながら、今もヤンチャしている人っぽい。
ちょっと年齢層があがるとチョイワルオヤジみたいな、LEON系統を目指していそう。いつまでも現役のオスだぜ!みたいな。
「真っ赤な毒キノコの如く、見るからに…というか、嗅ぐからに『遊び人につきキケン』な香り」というか…
よって、「スパイシーな香り」は「チョイワルオヤジ予備軍」と判断し、「知的で誠実なイケメン」が発する香りとして不適当と判断する。
まぁ「キケン」とわかりやすくて、ある意味誠実っちゃ誠実かもしれない。
眺めるぶんにはなんだか楽しそうだから、「アロマ付き観賞用異性」という感じだろうか。
2)柔軟剤の香り
あれだ、「せっけんの香り」が好きな男性って清楚系女子()が好きそう…1)の対極で、男性がまとう、「清潔」かつ「ナチュラル」な香りは柔軟剤の香りだろうか?
母:「柔軟剤の香りって、既婚者っぽくない?奥さんが丁寧に毎日ワイシャツにアイロンかけているの」
なるほど、一番手を出してはいけないやつだ。
柔軟剤の香りをまき散らしながら近づいてくる男性って、
「妻とは冷え切っていてね」を枕詞にしながら、奥さんが三人目ご懐妊!なんてニュースが飛び込んできそうな、タチが悪そうな感じ。
それか、几帳面を通りこして非常に神経質で、柔軟剤にもアイロンにもこだわりがありそうな人か。
いずれにしても、「柔軟剤の香り」は、私が想像する「知的で誠実なイケメン」の香りに不適当と考える。
(柔軟剤に恨みはない・・いやある、PMSが酷いときは柔軟剤の香りに気持ち悪くなった。)
3)柑橘系の香り+α(ウッド系?)
結論は、コレ。
1)と2)の消去法だけれど、爽やかといえば柑橘系かなぁと。
ただ、シトラス系だけだと、モノによっては若すぎるかも。
ガラスの少年ならぬ柑橘の少年時代みたいな。
基本は柑橘系だけど、+αでほんのりウッド系orじゃっかんスパイシーな香りがあるといい。
あれだ、爽やかにみせて、でもちょっとオスの部分もちらつかせるいわゆる「ロールキャベツ男子」っぽいねw
4)結論
3)シトラス系+αをイケメンの香りと認定する。
え、理屈をこねて、ただのあんたの趣味だろと?
そうだよ、今まで告白されて付き合った男性は、顔から入って、香りで落ちたんだ‥。
マタタビ嗅いだ猫じゃあるまいし。なんと原始的だ…。
愛だ恋だとぬかしたって所詮は私がアニマルだったようだ。
えーじゃあ実証するか。
と、片っ端からイケメンのニオイをかぐわけにもいかず。(犬の低級霊にとりつかれたみたいだね!)
デパートのメンズ向け香水売り場で、利き香水をやってみたいな。
麻薬捜査犬がデパートに入ったら捕獲されるが、幸い私は人間だ。
椎名林檎「群青日和」を聴きながら、12月の伊勢丹(メンズ館)あたりで。
※と、一連の記事を書いて。
問題提起→複数の項目を比較検討し、根拠を述べて結論という書き方が、とても性にあっている。
法学部時代、試験に向けて模解作成したノリなら、書きやすくなりそう(?)
↑この歌、男性の香りに言及していてとても良きかな…!
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