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”人間”としてその場にいるということ|CMWの終わりに

CMWという講座を受けていました!
「自分ってこういう人間なのか、そしてそれってみんな違うんだな」というぱっと見わかってて当たり前にみえる概念に色がついた、より人間としての輪郭がくっきりした、そんな完走後の心持ちです。

なんだそれ気になるという方はTwitterで以下検索しとくれ~~

検索ワード:(#CMW) lang:ja

コーチングをどこかで体系的に学んだひとが対象の講座でした。
中身についてはカスタムされゆくものだとおもうし、いま書きたいことでもないのですっ飛ばすとして。
(補足:そこだけ切り出しても受講してよかったな~~とおもってるのでそこらへんの自分が得たものは別途形にしたいな~~)

どんな感じだったのかは後述しますが、こういう質感の場にいられたこと、そこで偶発的に起こる事象を中から見られたのってめちゃくちゃにラッキーなのでは??!?と感じているので新鮮なうちに書き残しておくnoteです。

場は生きもの

CMWの場は、生きもののようだった。場に血が通っていたなあ。とおもいます。その場にいるひとたちのエネルギーやなんやらの相互作用で創られていく、もろくて移ろいやすくて美しい生きもの。海に棲み、主にわかめを食べ、風に乗って進むような。

学校で授業を受けるような、受動的にカチッとした正解を学ぶ、ではなかった。もちろんフィードバックとかアドバイス、コメントをお互いに送りあうのだけど、どの感じ方も正解という雰囲気に満ちていた。

事象としてはひとつだけど、見るひとによって姿を変えるものなんて無数にあるし、ましてや心という目に見えない領域を扱うので、なおさらそう。
それを観測したひとからすれば、それが真実なんだよなあ。

ただ、他者が見た真実をまる飲みしてしまうとそれはそれでよくないので、違和感センサーを持って臨む必要もあったなとはおもいます。
悪意だけが毒になるわけではないし、自分でちゃんと境界線を引かないとね。ここらへんは受け手としての個人的な宿題。
そういう意味でも、コーチングを学んだ人(=自分の感情・感覚に目を向ける訓練を一定積んだ人)、という制限をかけたのかなあ。

渡し手として、自分が観測した真実を誰かに伝えるときに気をつけておきたい部分でもある。ここらへん書き始めると長くなっちゃうので、違和感の扱い方については別のnoteにでもします。

偶然性を帯びた場のデザイン

偶然性を帯びた場のデザインがさあ、すごかったんですよね。
(講座と関係ない個人的な事情で必死過ぎて)もうすぐ終わりだよ~~ってなってから気づいたんだけど。

ある程度のお品書きはあれど、今までのどんな講座や授業よりも偶然に起こるものにゆだねる、任せる割合が大きかったようにおもう。

集ったメンバーのぽろっとこぼしたひと言やにじみ出るなにかをすくい上げて場に出してみる、そこから偶然で重なっていく広がっていく展開。
そうやって生まれる、お膳立てされていない生のストーリーがそれぞれのメンバーにあった。人生ってなんてドラマチックなんだろうね。

そうやって輪郭がはっきりしてゆくほどに、同じ人間はいないので、同じ対人支援者になる必要もないのだよなあとしっくりきたなあ。

”人間”としてその場にいること

そんないろんなことがポコポコ起こる場になったのは、場をデザインしつつも天の声としてではなく人間として場にいてくれた運営陣あってこそ。
”先生”とか”講師”としてその場にいるのって、かんぺきな人間っぽい何かをやるのって比較的簡単なんですよね。

情報の濃度とか正解の枠をコントロールすればよく、そもそも主導権は自分にある。優劣をつけて思惑通り動かすこともできるし、見えない線路を引いてあらかじめ用意したなにかをなぞることもできる。

場をデザインしている以上、そこには力関係が発生する。力に任せて思い通りにコントロールする方が簡単だし、想像するにぜったい楽だ。

場の偶然性にゆだねるということは、力によるコントロールを手放す怖さを見据え続け、共にあることに他ならない。いやあすごいなあ。
デコボコがあるのが人間だよ!とみんな言うけど、自分が優位に立つ方がかんたんな状況で”人間”やれるひとがどれだけいるんか、っていう。

コーチングセッションの場でも”人間”でありたいし、いつかファシリテーションめいたことをやるとしても、ちゃんと”人間”でありたいすなあ。
体現するのはぜんぜん簡単じゃないし、気づいてしまった…感もありますが、これが叶わないならやらなくていいレベルで大事にしたい。

講座の本筋とはちがう、場の在り方についての発見がこんなにあるとはおもってなかったです。うれしい誤算。棚からぼたもち!

いやはや、みっちり詰まった濃ゆい体験ができたなあ。あらためて、同期として場をともにしてくださったみなさん、痴話喧嘩かましつつ怒涛のコメントバックしてくださった運営陣のおふたり、ありがとうございました~~!

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ご一緒したみなさまのnoteをスイっと置いて終わりにします!
(note内のハッシュタグ #CMW でいろいろ読めます♨)



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