見出し画像

現職教員特別参加制度


私は現職教員特別参加制度を利用してJICA海外協力隊に参加しています。これは、教員としての身分を保持したまま参加できる制度のことです。


【現職教員特別参加制度の特徴】

・4月研修開始で2年後の3月に帰国
 →学年の区切りをまたぐことなく復職可能

・応募には3年または5年の実務経験が必要

・有給

・「退職」ではなく「研修派遣」という扱い
 →各種手続き不要、帰国後すぐに復職可能



*大学4回生

一刻も早く協力隊に参加したいと思っていたので、教員になろうか新卒で参加しようか、ギリギリまで迷っていました。

気持ちが定まらないまま受けた教員採用試験の面接では、「海外で働きたいと考えていて…」と、心の迷いを馬鹿正直に言ってしまいました。


そんなぶれぶれの面接でしたが、せっかく合格をいただいたので、腹をくくって教員として頑張ることにしました。そして、3年間経験を積んだら応募しようと決めました。

(この制度を採用していない自治体もあります。私は採用試験の願書を出す前、電話して確かめました。)


*小学校教員3年目 2019年度春募集 

・一次試験:書類各種、健康診断
・二次試験:面接(東京)

【合格】
(健康診断は、貧血で引っかかり再検査)

【2020年度1次隊】
国:ガボン🇬🇦
職種:小学校教育
言語:フランス語
訓練所:駒ヶ根

離任式でいただいた手作りタペストリー
友達が作ってくれたガボン🇬🇦Tシャツ


いよいよ訓練が始まる!とわくわくしていた矢先、新型コロナが日本でも広まり、訓練・派遣延期のメールが来ました。学校の内辞が出た次の日でした。


そんなこんなで、待つこと2年間。訳あって、一度合格を辞退して応募し直し、任国も言語も訓練所も変わりました。

*小学校教員5年目 2021年度春募集
・一次試験:各種書類、健康診断
・二次試験:面接(オンライン)

【合格】
(健康診断前だけレバー食べまくったおかげで貧血回避)

【2022年度1次隊】
国:ルワンダ🇷🇼
職種:小学校教育
言語:英語
訓練所:二本松

ということで、5年間経験(2年生→4年生→1年生→教務助任→5年生)でやっと参加できることになりました。

今回は無事に訓練も開始されて一安心。現職教員の人は1次隊での参加となるので、必然的に先生が多くて心強いです。


ところで、現職教員特別参加制度を使えば有給で参加できるということですが、私の場合、二次試験に合格し、教育委員会に提出する書類を作成するまでは、本当に有給で行けるかが分からず、そわそわしていました。(確認すればいいだけ)

自治体によっては、現職参加希望の応募者が多い場合、面接をしたりすることもあるようです。


新卒で行きたいと考えていた頃から5年。3年経験で行こうとしたときから2年経ってしまいました。

まだまだ若手で半人前ですが、それでもたくさんの経験をさせてもらいました。尊敬する先生方に出会えました。子どもたちとたくさんの思い出ができました。学んだこと、得たものが大きすぎて、教員経験を積んでから参加してよかったと心から思います。



どれだけ力になれるかは分からないけれど、日本の教員として、できることを精一杯やっていきたいです。

また、現任校の子どもたちとオンラインで繋がるのが、今から楽しみです☺︎


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?