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木工

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"森のこのは" の木工関連の取り組みや作品についてご紹介します🪚
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記事一覧

廃材から生まれた寄木アクセサリー

廃材から生まれた寄木のピアスとヘアゴムの新作です💍✨ 家具などを制作する際に出た、本来なら捨てられてしまう廃材たち。 捨てられる理由は様々で、ヒビがある、形が中途半端・・・etc. そんな子たちを拾い上げ、一つ一つ丁寧に削り&磨き上げました💪 今回のヘアゴムは、ちょっと北欧っぽい色使いに仕上げてみました♪ ゴムもいつもより細めにしたので、より軽やかな感じで着用いただけるのではと思います😊 ところで、私の作品でよく登場する "三色寄木" 🇨🇮 パーツ数が少ないので、A

寄木一輪挿しの制作過程

ご好評中の「端材 de 寄木」シリーズ。 今回は、一輪挿し🌷の制作過程を例にご紹介したいと思います^^ 前作にはない方法も公開しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいね🎵 1)寄木の塊をつくるこちらの工程の詳細については、以下の記事をぜひご参照くださ~い😊 機械を使えないくらい小さな木片たちを一つ一つ手で平らにして組み合わせています! 2)寄木の塊を整えるできた寄木の塊の凹凸をノコギリで整えます。 ◆Before 決して真四角な端材から作っていないことがよく分

廃材から生まれた一輪挿し(頑張り屋&のんびり屋)

廃材から生まれた一輪挿し、第3弾です🐓 家具などを制作する際に出た、本来なら捨てられてしまう廃材たち。 捨てられる理由は様々で、ヒビがある、形が中途半端・・・etc. そんな子たちを拾い上げ、一つ一つ丁寧に削り&磨き上げました✨ 今回ご紹介するのは「頑張り屋 vs. のんびり屋」。 ◆ 頑張り屋(左:サクラ製)の子は、「真っすぐな木目×エッジが効いた形」だけど、面はやさしい曲面。 尖って見えても根はやさしいのです😊 ◆ のんびり屋(右:クルミ製)の子は、とにかく流れ

寄木ピアスの制作過程

前回ご好評いただいた「端材 de 寄木」。 今回は、前回ご紹介しなかった部分について、ピアスの制作過程を例にご紹介したいと思います^^ 木に金具を付ける時のポイントなども公開しておりますので、ぜひ最後までご覧ください~🎵 1)寄木の塊をつくるこちらの工程の詳細については、以下の記事をぜひご参照くださ~い😊 今回は、端材を選ぶ時のポイントを追加でご紹介します! 「厚みが適しているかどうかで木片を選ぶ」と前回お話ししましたが、もう一つのポイントが木目。 例えば、ほぼ同

廃材から生まれた一輪挿し(そよ風シスターズ)

廃材から生まれた一輪挿し、第2弾です🐦 家具などを制作する際に出た、本来なら捨てられてしまう廃材たち。 捨てられる理由は様々で、ヒビがある、形が中途半端・・・etc. そんな子たちを拾い上げ、一つ一つ丁寧に削り&磨き上げました✨ 今回ご紹介するのは「そよ風シスターズ」。 風に揺れる草木のように、穏やかな曲線に仕上げました🍃 やさしい曲線は、作っていても眺めていても心が和みますね😊 そして、左右どこからみても非対称な「へそ曲がり」な形なので、その時の気分によって見せ

端材 de 寄木(制作工程②)

前回は、愛すべき「端材(廃材)たち」から「寄木の塊」を制作する工程をご紹介させていただきました~😊 今回は、「寄木の塊」から「作品」に仕上げていく工程をご紹介したいと思います! 7)接着された塊をトリミングする前回ご紹介した最後の状態がこちら ↓ クランプを外すと・・・ しっかり接着されました✨ しかしこのままだと、六面全てが凸凹した状態です。 そこで、はみ出た部分をノコギリで切り落とし、粗目の紙やすり(#180)でざっくり削って、おおまかに表面性を整えます。

端材 de 寄木(制作工程①)

すでに何度かご紹介させていただきましたとおり、クラフト工房 "森のこのは" の木工活動は「端材(廃材)の有効活用」を主軸としております。 「端材の有効活用」と一口で言ってもその使い方は大きく2通りあり、一つ目は「端材の大きさや形を活かし、その端材を単独で使う」方法。 例えば、一輪挿しがその好例 ↓ 自分の思う形に削るというよりは、できるだけ元々の端材の形を活かして、削る量を少なく抑えるよう心掛けています。 しかしこの方法は、モノづくりをしている人にとってはたぶん当たり

分解できる展示什器をDIYしてみる

東京ハンドメイドマルシェ、おかげさまで無事終了いたしました! お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました😊 今回は2回目の出店ということで、1回目の出店で一番課題と思われた「もっと手に取りやすいディスプレイにする」という点を改善すべく、展示什器の工夫に重点を置いて出店準備をしたので、その様子を少しご紹介したいと思います! <参考:前回の出店の様子>前回は什器製作にかけられる時間がほとんどなかったこともあり、アクセサリーは箱に入れたまま展示するという形をとったのです

端材・廃材から生まれたヘアアクセサリー

端材・廃材から生まれたヘアアクセサリー、できました💍 家具などを制作する際に出た、本来なら捨てられてしまう端材・廃材たち。 それらを一つ一つ手で形を整えて寄木にした後、さまざまな形状に削り出し、丁寧に磨き上げました✨ 仕上げは蜜蝋クリームで品の良い艶感に♪ 多少の雨でも安心です。 これら世界に一つだけのヘアアクセサリー、「東京ハンドメイドマルシェ2024秋」にて販売いたします。 <東京ハンドメイドマルシェ2024> ● 東京ドームシティ プリズムホール ● 9/21

廃材から生まれた一輪挿し

廃材から生まれた一輪挿し、できました🌸 家具などを制作する際に出た、本来なら捨てられてしまう廃材たち。 捨てられる理由は様々で、ヒビがある、形が中途半端・・・etc. そんな子たちを拾い上げ、できるだけその特徴を活かした形状に削り出し、丁寧に丁寧に磨き上げました✨ ろくろ(旋盤)を使わず削り出しているので、対称な部分がない「へそ曲がり」な形に仕上がっております! 内側にはガラス製の試験管をセットできる使用になっており、ドライフラワーだけでなく生花にもお使いいただけます

端材から生まれた寄木のしおり

端材から生まれたしおり(ブックチャーム)、できました✨ 本に挟む部分には本革を使用し、こちらも端材を有効活用。 厚さ1mm未満の子牛の革なので、とってもやわらかで、大切な本を傷めません♪ また革の特性上、滑りにくいので、本に挟んでいる間にスルっと抜けてしまうようなこともありません。 寄木のチャームは、細かい端材を接着 ⇒ 柔らかな曲線をまとった形に削り出し、紙やすりでじっくり丁寧に磨き上げた一品です。 自家製の蜜蝋クリームを使い、品良い艶感で仕上げております。 写真の

自作 vs. 市販品 ~蜜蝋クリームの性質~

先日オンライン販売を開始した「白いみつろうクリーム」。 今回はこちらの性質に関する基礎実験を行った結果をご紹介したいと思います! 1)使用した蜜蝋クリーム<本品> 白いみつろうクリーム ◆成分:ホホバオイル、蜜蝋、ひまし油 <革用> 市販の蜜蝋クリーム(ドイツ製) ◆成分:ホホバオイル、蜜蝋、ラノリン、ワセリン <木工用> 市販の蜜蝋クリーム(国産) ◆成分:菜種油、亜麻仁油、蜜蝋、椿油、ヒバ油 2)性状(塗り広げやすさ、香り)こちらについてはすでに先日の記事や販売

「白いみつろうクリーム」販売開始しました♪

先日のイベント出店時にはすでに先行販売しておりましたが、木/革製品向けのお手入れ商品「白いみつろうクリーム」をCreemaで販売開始しました♪ ●特徴●1)指でぬりひろげやすい! : 一般的な蜜蝋クリームは、布に取って塗り広げる仕様になっていますが、こちらのクリームは指で塗り広げやすい処方となっております。 以下は、市販の革用/木工用の蜜蝋クリームをそれぞれ指だけで塗り広げた時の様子です。 布に取って使用すると、その布にクリームが取られてしまってもったいない&布をいち

什器のDIY物語

先週末のヨコハマハンドメイドマルシェ、おかげさまで無事終了いたしました✨ お買い上げいただいたお客様はじめ、手伝ってくれた家族や、初出店ということで駆けつけてくれた友人・知人の皆さんには心から感謝申し上げます!!本当にどうもありがとうございました😊🎵 さて、今回初出店するにあたり、作品を展示するための什器を準備する必要がありました。 時間もあまりなかったので購入してしまおうかとも考えていたのですが、最終的に自作することにしたので、今回はその経緯と制作過程を少しご紹介した