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端材 de 寄木(制作工程②)

前回は、愛すべき「端材(廃材)たち」から「寄木の塊」を制作する工程をご紹介させていただきました~😊


今回は、「寄木の塊」から「作品」に仕上げていく工程をご紹介したいと思います!



7)接着された塊をトリミングする

前回ご紹介した最後の状態がこちら ↓


クランプを外すと・・・

しっかり接着されました✨

しかしこのままだと、六面全てが凸凹した状態です。

そこで、はみ出た部分をノコギリで切り落とし、粗目の紙やすり(#180)でざっくり削って、おおまかに表面性を整えます。

※ノコギリで切り落とした端材のうち、使えそうなものはまた新たな作品づくりに使用します🎵


8)必要な厚みにスライスする

ノコギリを使って、必要な厚みにスライスします。
金太郎飴の要領ですね🍭

切り取れました ↓


9)裏面をきれいに整える

早く形にしてみたくて、ついつい表面を作るところから始めてしまいそうになるところをグッとこらえて、まずは裏面を整えます。

こちらはノコギリ使いが下手なため、凸凹になってしまった裏面😓 ↓


お馴染みの「紙やすり法(笑)」で平らにしていきます。


裏面も曲面仕上げにしない限り、この時点で裏面は最終仕上げ(#400~#800で仕上げ)してしまいます。

なぜならば、形をいろいろ作ってしまってから裏を整えようとすると、曲面をつまんで紙やすりに押し付ける形になり、とてもやりづらくなるためです。

仕上げのヤスリ掛けまで行って、裏面はきれいになりました!


10)表面を作る

この先は作りたい形によって様々ですが、大概は「小刀で削り出して紙やすりで整える」という工程になります。

小刀で削って・・・

※写真を撮るため、片手で持ってます


粗目(#80)の紙やすりで整えて形をつくります ↓

※写真を撮るため、片手で持ってます


だいたい良いかな~と思ったら、#400で仮仕上げまでしてみます ↓

表面がきちんと整うことで、形の良し悪しや大きな傷の有無を確認できるようになります。

今回はこの後、カーブの感じが気に入るまで、「小刀 ⇒ 荒目ヤスリ ⇒ 中目ヤスリ ⇒ 細目ヤスリ」を4回ほど繰り返しました。


11)ツルツルに仕上げる

現在私は、#800を最終の紙やすりの番手として設定しているので、#80から徐々に番手を上げて#800で磨くところまで行います。

いよいよ、完成形!!


同様にして、3通りの表面形状を作ってみました ↓

曲面にすればするほど手間はかかりますが、やっぱりプックリした形はかわいいな~🌟


12)金具を付け、蜜蝋で仕上げて完成!

それぞれの形を活かして、左から・・・
キーホルダー、ブローチ、帯留め・・・に仕上げてみました。

端材からできた寄木アクセサリーたち
裏面


同じ模様同じ形でも、使う向き表面形状の違いだけでこんなに違った印象のものにできるというのが、寄木の魅力の一つ。


今回は寄木の模様自体がなかなか複雑な感じだったので、全てシンプルな同形(四角形)で仕上げましたが、切り抜く形を変えて仕上げると・・・

・・・と言った感じで、さらに違った印象の物にすることが可能です😊


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2回に渡って長めの記事となりましたが、「端材 de 寄木」の裏側、いかがでしたでしょうか??

これからも愛すべき端材たちで、たくさんの寄木作品を作っていきたいと思います!!


≪追記≫
今回の記事でご紹介したアクセサリーは、12/14-15に開催されるマクハリハンドメイドフェスタにて販売いたします!

こちらもどうぞよろしくお願い申し上げます^^

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