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緊急事態宣言 20時消灯

時刻は二十時。
慌てて店の電気を消すも、ホールにはまだ一組のカップルがいた。
いくら急かせど「今日は彼女の誕生日だからゆっくり祝いたい」と居座り続けていたのだ。
突如暗闇に落とされた彼女は、胸が激しく鼓動した。
しかし、いくら待てどローソクを灯したケーキは現れなかった。

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