【書評】サキの忘れ物/津村記久子

表題作のサキの忘れ物
サキの忘れたものって何だろう
確かに忘れたものは本1冊かもしれない。
忘れたものは物語。
誰にでも物語があるし、物語を作ることができる。
自分は作者でもあるし、主人公かもしれない。
もちろん読んでいる人も
本っていいなと思う。
ユーモア、笑いそれだけで終わらない。
背中をそっと押してくれるような感覚。
いつも著者の作品から感じる世界観に
改めて感動した。