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みんなの戻り苗vol.1|木育ユニットもくもくさん「今の場所から森と繋がりたい」

こんにちは!ソマノベースの浅利です。

MODRINAEにご参加の方にインタビューさせていただき、みなさんにお届けする「みんなの戻り苗」をスタートします。どのような方が参加されているのか、実際に参加してどのようなことを感じているのか等をシェアしていきます。

記念すべき第一弾は木育ユニットもくもくAさん(40歳、女性)です。


ーーご自身のことについて教えてください。

東京都台東区で、主人、娘2人(10歳&5歳)、犬1匹と暮らしています。仕事は、環境コンサルティング会社のアシスタントとして、脱炭素に向けた経営支援や、環境分野の海外事業化支援に対する調査やバックオフィス業務を担当しています。


ーー今のご自身をつくったヒト・モノ・コトについて教えてください。

菌類のきのこが好きです。中学生の頃から、森の中で変わった色や形をしているきのこの存在が気になり、不思議に思っていました。

きのこについて調べていく中で、生態系の中でのきのこを含めた菌類は、森の動物の死骸、落ち葉や倒木を分解して土に戻し、植物に必要な栄養に変えて提供する役割をしていることを知りました。そういう縁の下の力持ち的な存在がかっこいいなと思っています。また、きのこを通じて、植物も動物も全部が繋がってできている森そのものに興味が出てきました。

ーーきのこを中心とした生態系の広がりに興味を持ち始めたのはいつからですか?

大学に入った頃からだと思います。地域のきのこ観察会等に参加し、きのこの特徴や役割を教えていいただく中で「きのこって何て奥深い!」と、どんどん沼にハマっていきました。きのこと相性の良い木もあって、きのこを上手に見つけることができるように、木についても知りたいと思い始めました。

きのこがきっかけとなった木への興味に加え、子どもが生まれてから、親子で一緒に木に親しみたいと思うようになりました。木育インストラクターという資格があることを知り、6年前に講座へ参加して資格を取りました。同じ資格をもつ友人と「木育ユニットもくもく」というユニット名で、木×〇〇をテーマに小規模イベントを開催していました。今はあまり動けていないのですが、お互いのペースで細く長く続けていこうねと話をしています。

戻り苗にも刻印された木育ユニットもくもく

ーー木育インストラクターとして活動を始められる前後で変化したことはありますか?

木育という視点から木を見るようになって、木に関する知識や愛着が深まりました。イベントを通して、子育て世代の同じ興味を持つ方たちと繋がることができたのも大きな財産です。また、林業会社、環境教育の専門家の方や樹木医の先生とも繋がることができて、自分の世界が広がりました。それぞれの立場から木の魅力を発信する方達と出会えたことで、木との距離がぐっと縮まりました。

以前は、今の家の近所はマンションが多くて自然は少ないなぁと思っていましたが、木育を通じて自分から公園や街路樹などの身近な木に関心をもって、観察や発見を楽しむようになりました。今の場所と生活の中で、いろいろな方法で、森と繋がる暮らしを実践していきたいなと思っています。

ーーここ一、二年でわくわくしたことや心が踊ったこと、印象に残っていることはありますか?

コロナの影響で、一定期間の行動の制限はありましたが、ライフスタイルを見つめなおす期間になりました。その中で、身近な木に更に関心を持つようになりました。遠出ができず近くの公園で過ごす時間が増えたのですが、ふとしたきっかけで、気になる木を見つけたんです。

それは、一本のソメイヨシノでした。公園のアスレチックが混んでいたので、次女と近くに生えていたその木を何気なく見ていました。すると娘が幹を登っているアリを発見し、しばらく見ていました。「アリがのぼってるね、食べものがあるのかね~」なんて話す時間がとても豊かに感じて好きでした。娘の保育園の途中に生えている木なので、その後も時間があるときに、一人で何気なく見ていました。定期的に写真を取ったり、気になったことをメモしたりし始めたら、季節ごとの木の変化や周りの環境の変化にも気がついて、わくわくしました。ちなみに、デニーズの裏に生えているので、デニーラと名前をつけてます(笑)。

木はじっとして動きませんが、木は生きてるんだなぁと実感しました。

ーーMODRINAEに参加された理由について教えてください。

今の場所からいろいろな森と繋がりたいって思っていたのですが、そんなにアウトドアなタイプでもないので、家の中でどこかの森を感じることができたら楽しそうだなと思い始めました。

また、活動自体のストーリーもおもしろいと思いました。自分じゃできないことをやっている人を応援したいという気持ちもありました。


ーー1年前から育てはじめていただいたので、残り1年ですね。戻り苗を山に返す時、こうなっていたいな、なんて夢はありますか?

将来的には里山に近い場所で、小さな農園を持ちながら仕事を続けたいと思っています。しばらくは企業の仕事を続けながら、きのこ全般を深めたり、木育インストラクターの活動を再開したり、里山の活動に参加したり、そういう時間を少しずつ増やしていきたいです。



いかがでしたか?今回は、木育ユニットもくもくさんにお話を聴かせていただきました〜〜〜〜〜!

また、これを読んで戻り苗に参加したいと思った方は、オンラインストアよりご参加ください。

MODRINAE ONLINESTORE

最後までお読みいただきありがとうございました!これからも「みんなの戻り苗」にて、さまざまな方をご紹介していきますので、ぜひ楽しみにお待ちください。


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