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音楽レーベルオーナーがお金をかけずにCDを売った話


どうも。マットです。


前回の記事では、アーティストがライブ集客やグッズ収益を上げる為に必要なコアなファンの作り方について書いてみました。


記事公開後に、活動をストーリーとして見せていくという事について、音楽アーティスト以外の他業種のクリエイターさんや個人サロン・ハンドメイド作家さんなどからも、もっと具体的に教えて欲しいとのメッセージを頂きましたので、ちょっと 掘り下げてみたいと思います。

SNSのフォロワーは数千人いるのに、ネットでは月に数件しか売れない。アーティストにおいてはフォロワーは多いのにライブ集客やCD含めたグッズが売れないなどのお悩みをお持ちであれば是非最後までご覧ください。


▼はじめに


僕が音楽レーベルを立ち上げた際、同時に複数のSNSでブログを始めたのですが、実際お会いしたこともないネット上で出会った500人ほどのフォロワーさんの実に7割程の方がCDを購入してくれたんです。(規模は小さいですが、後々この割合は凄い事だったんだと気付く事になりました)

当時は意図してブログを書いていたわけではなく、何物でもない僕をこんなに応援してもらえた理由については深く考えていませんでした。

しかし、ビジネスの仕組みを学んでいく度に腑に落ちたといいますか、当時のブログを見るとファンを増やす仕組みに沿っていたんだなと気付きました。

活動をストーリーとして見せていくという事が必要なのは、コアなファンになってもらい、ファンの熱量を維持しファン離脱率を下げ、より深くファンとの関係性を作っていくという目的なのですが、次の理由に基づいています。


〇新しい取り組み、目標に向かってチャレンジしているときに応援者は増える。


〇ヒットアニメ、ドラマの法則。人は主人公の感情曲線を見て感情移入する。チャレンジ、失敗、成功の過程を見せていくことで応援者は増える。


〇活動がうまくいっているときは応援者が増えない。むしろずっとうまくいっていると応援者が減っていく。


これを念頭に置きながら自分の活動をストーリーとして紡ぎ見せていく事が必要です。重要なのはストーリーを通して 人間性を知って貰い、ファンとの信頼関係を深く作る事です。これを皆さんの活動に当てはめて活かして頂けたらと思います。



▼音楽レーベルオーナーがお金をかけずにCDを売った話


音楽CDが売れないと言われ始めてからもうずいぶんと経ちました。CDが売れないのはネットの普及で音楽を聴く為に必要な機能商品としては不必要だと思う人が増えたという事なのですが

逆に言うと音楽を聴く為に必要という側面以外の需要、ファンの欲求をCD購入によって満たしてあげられるのであれば売れるという事でもあります。


ファンがCD含めたファングッズを機能商品としての側面以外の目的で購入する理由、ファングッズの需要が生まれる理由についてこちらにまとめてますので合わせて読んで頂ければと思います。


冒頭でも書きましたが、音楽レーベルを立ち上げた際に書いていたブログで、実際お会いしたこともないネット上で出会った500人ほどのフォロワーさんの実に7割程の方がCDを購入してくれたんですが

CD購入の割合もさることながら、一番興味深いのは音楽が好きで買ってくれた人がいる一方で、普段は違うジャンルを聴いてる人や、そもそも音楽を聴かないような人までも関係なしに購入してくれたところです。

いわば音楽(商品)に関係なく、何物でもない僕のやってる活動自体を応援してくれる、僕のファンになって頂けたって事だろうと思います。 



というわけで、今回は当時書いてたブログとそれに寄せられたコメントの一部、最後のブログには、そのコメントに対して実際に僕が行っていた返信で、ファンコミュニケーションの為に重要だなと思う返信をいくつかピックアップして公開したいと思います。(個人名は伏せてます)


もう13年前の記事なので稚拙で無謀で凄い恥ずかしい内容ですが、この流れは時代が変わっても不変的なものなのだと思います。コアなファンを作る為の一例として参考になればと思います。


ごく普通のブログから始まり、チャレンジと失敗を繰り返しながらちょっとずつ成果を出していく度にブログが熱を帯び始め、それに伴いコメント欄も盛り上がっていく様子にも注目して見てみてください。

また、この記事をご購入いただいた皆さんの活動に関しまして、ご質問にお答えしたり具体的なアドバイスを行いたいと思いますので、記事の最後に書いてある連絡先よりご連絡ください!

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