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SNSは恥ずかしい

建築設計事務所に勤めて5年目になる。建築士はもっていない。

もとは文系大を出て出版社(1年だけだけど)、IT系で派遣仕事を経て、
28歳でいまの職場に来た。
33歳になる今年は産休育休があけて復帰もした。
そんな経緯があるので、ネットに私の経験談を置いておくのもアリかと思い、
インスタやTwitterなどで活動しようとしてきた。
過去形なのはどれも更新が滞ったからだ。

しかしまた懲りずに新たにメディアに居を構えたくなったので、今回は過去からちゃんと学ぼうと思う。

後悔

更新しなくなった理由はありふれたものかもしれない。

恥ずかしくなってきたから、それだけだ。

これまでのSNSでは自分の経験談だけでなく、学んだことも記録しようとしてきた。
欲張った結果、「私はこれを学びました!」っていう記事をいくつか公開した。
後々になって職場の人に見られたらなんか恥ずかしいよなぁと思った。
なんか当たり前だが…。。その理由すら恥ずかしい。
まだまだ新米がゆえに、
そんな分際で情報発信してるなんて(恥)

SNSで絶対に見つからないなんてありえないし、
見られてもいいことを書こう、それが今回の仕切り直しの大きな要因というわけだ。

負い目 ふたつ

もうひとつの要因は
「ネット上で発言している同業者のみなさんに自分は遠く及ばない」
「そんなやつの情報に価値なんてない」「のに、ドヤ顔で恥ずかしい」と思ったこと。

ここから先は、私がどのような分際なのか説明したの方がいい気がするので、
少し身の上話?をしたい。

うちの会社

うちの会社はマンションの設計・監理がメインで、零細でもなければ組織事務所とも言い難い。微妙な、あるいは絶妙な規模だ。
基本設計担当がいて、設計担当者、現場専門、色々手伝う若手(私を含む)。それぞれ数名ずついる。
創業年数はだいたい一世代くらい(で通じるだろうか。一応伏せておきたい)
お客様は法人がメインだ。

業務

建設・建築設計業界といえば過酷なイメージもあるかと思うし、実際過酷だ。
しかし私は
現場で施工管理をする現場監督でもなければ、
コンペをたくさんこなすアトリエ系建築設計事務所にいるわけでもない。
(かつてはやっていたようだが今はほぼやっていない(私も経験がない))
(1プロジェクトにミニマムで半年(+1、2ヶ月)程度の設計期間があるので、コンペや店舗内装のような短納期のリズムの仕事ではない)

私がやっていることは行政協議や確認関係の事務、実施の図面描きだ。
基本図や実施UP前はさすがに忙しいがそれ以外では19時くらいには帰る。
(かつては宿泊も当たり前だったそうだが、経験値が溜まったからなのか、今では会社全体で見ても21時以降残る人は少ない。)

それからこれは私に限ったことかもしれないが、所属して4年経っていた妊娠前は
施主との打ち合わせすら参加したことがなかった(同僚は参加しているのに…)。
妊娠がわかった頃、事故みたいな経緯でどさくさに紛れて担当させてもらえた現場(会社の中では極小のPJ)でやっと施主打ち合わせや現場監理を経験できたほどだ。

負い目

加えて、自分は社会人10年の33歳にして、この業界5年目。
最終学歴は27歳の頃の専門学校だ。
人生に迷ってなきゃ、今ごろ何らかのPJの担当者になれていたかもしれない…

自分には全然経験がない上に、ホワイトな働き方をしている。加えて浅いキャリア。

それがネットで発言する上で負い目に感じる由縁だ。

SNSしなくていいじゃないか

職人さんや現場監督の方々のツイートなどを見る度に情けない気持ちになる。

じゃあSNSしなくていいじゃないかとお思いだろう。私もそうだ。

しかし負い目が多いからこそ、
誰かに聞いてもらいたいんです🥺

もしかしたらホワイトな設計事務所はないか探す学生さんとか、
建築設計やってて育児と両立できるのかしらと思う人とか、
文系大学に行っちゃったけど、やっぱり建築やりたいかもと思う人とか…いるかもしれないじゃあないか!
そんな急な主観的ポジティブを根拠にSNSをやりたい(やらせてください)

というわけで今度こそ、
誰に見られても恥ずかしくない、
1/10000の人には有益かもしれないことを、書き残します。

よろしくお願いします。

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