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戸建ての相続はお荷物か?

いま、築45年の一軒家に住んでいる。
名義は義母だ。

駅から徒歩13分の4DK。傾斜地にあり、生活の便はさほどよくない。
しかし第一種低層住居専用地域なこともあり、治安がいいので安心して暮らせている。
街も人もゆったりとしている。

ここには義理の祖父母が暮らしていたが2人とも他界した。
最後は義祖母が病院、義祖父は老人ホームで数年間空き家になった。
その後、義理の弟夫婦が使うことになったが約1年半くらいで引越し。

そこから2年ほど空き家だったところへ私たちが越してきたのが2021年の11月だった。

家が築45年経つと…

※先にお断り
我が家はこの家のおかげで家計に住居費がない、たいへん、たいへんありがたい状態であります。助かっている、だからこそ修繕したい。そういう気持ちで書いてます。

一応は建築を生業としている身、
この家に暮らして思うところはたっっくさんある。

  • ペラペラのグラスウールにやたら大きい窓で全然冷暖房が効かない

  • 冬は寒く、夏は暑い

  • 夜間電力でしか稼働しない貯湯タンク(基本利用だけで1万円でした😭)

  • 将来貯湯タンク撤去できるの…この離れで…

  • 布基礎のせいか、1階の造作クローゼットの1番下の引き出しはカビだらけ

  • 隣家の竹🎋が1階の壁の中に侵食中(😰)

  • 電灯がすべてnot引っ掛けシーリング。照明器具外せないから薄汚れる、でも交換費用もなかなか…

  • 軒天が合板(!)たわんだところからアライグマ🦝が天井に突入😇(業者を入れて駆除しました。10万円也)


実はフローリングやクロスの張り替え、
お風呂のユニット化など、
これまでに大掛かりなリフォームは入っている。(200万程度、義弟一家が入る際にかけたらしい)
それがあるから不満はあってもひとまず住めているようなものだ。

いちばんの懸念は耐震性

暮らして不便なところも多いがいちばんの懸念点がある。
耐震性の低さだ。

暮らし始めてすぐの頃、こんな家すぐ出ていくと言っていた夫。
しかし小さな子がいて、保育園も通っている。
しばらくはここに暮らすことになりそう。

そうなった今、耐震大丈夫かな、災害時子どもを孤児にしてしまったらどうしよう、と不安になってきている。それはもちろん私も同じだ。

改修計画を立てなくちゃ

しかし建築費も上がるし、改修したいことはたくさんあるし
どれから手をつけよう…

仕事も生活もある中、どんどん時間だけが過ぎていく
なんとかしなければ。
そのなんとかの一環でnoteの記事にすることにした。

今後、「検討すること、したことをnoteにアップする」をスモールゴールにしてなんとか進めていきたい。

家を持つって難儀だ

義弟夫婦が退去した時、義母はこの家を売ろうとしたが、土地柄と年数から1000万位の見積もりがあったらしいが、
彼女は安いと跳ね除けてしまった。

しかし空き家の管理は大変。

義母は住まいから1.5hかけて通っては掃除をしたり夏は草抜きしたり、
まだ義祖父がホームで暮らしていた時はこの家とホームの梯子をして、本当に苦労したようだ。

大量にあった遺品をかき分けてなんとか我々が入居した時は、義母は大喜びだった。

もし私たちが退去したら、この家を管理するのは義母になるわけだが、いまは膝を悪くしておりメンテナンスも長くはもたないだろう。

誰かが暮らしてくれさえすれば…と空き家だった頃義母は何度も言っていた。
家を持つってなんて難儀なんだとその時思ったし、いまも思っている。
反面、高齢になったとき、生活の拠点が賃貸ではない安心感もあると思っている。

しかし…

人間が暮らすってなんて物入りなんだろう。

あんなにあった遺品を整理してつくつぐそう思った。

でもやっぱり生活してると物が溢れるようになってきてしまう…
(ミニマリストも目指さないと…)

おそらく全国的に私と同じか似たような状況に置かれている人は相当おられると思う。
ひとつの解決したケースになれるよう、向き合っていきたい。



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