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普通のサラリーマンも 好きなことで生きてい る

自分の好きなことをするってカンタンではない。

人間関係、お金、時間、居住地、容姿な…周辺環境に対して自分を形作るため、思考を狭めがちで、
本当に自分が好きなことやモノはなにか、
自分のことなのに
分からなくなったりする。

特に「自分が好きで仕事にしたいこと」をはっきりさせるのはむずかしい。
それなりに自分と向き合ったり、受け入れたりする労力もかかる。

派遣社員で(私、このままじゃダメだよな…)と考えていた時期に
「長い労働時間を少しでも納得感を持って過ごそう」と決心。

なにをしたらいいか

私は<好きを判別するためのテスト>をしてみることにした。

おかげで
日々の納得感や充実感がアップした、という意味で転職に成功した。
(あ、収入も上がったか…)

今回はそのテストについてお話しできたらと思う。

<好き判別テスト>

テスト実施に至るまでに、派遣だったこと以外にもキッカケがあった。
初めて実家を出て、2人暮らしをスタートさせたことだ。
同棲生活では、私は自分の希望の家具が買えずフラストレーションが溜まっていた。
「希望の家具が買えない」というのは同棲生活でありがちだけど、
なぜだか「自分は家具が好きなのかもしれない」と思い、<好き判別テスト>は家具方面で好きの度合いを測ってみようと考えた。

以下、実施したテスト一覧

  • 本棚をDIY(出来はかなり悪い)

  • DIY教室?的なところで製図体験

  • 小さな椅子作りのワークショップ参加

  • 塗装会社によるWS

  • 古民家リノベーションWS

  • 団地リノベーションWS

  • 自伐林業家主催のイベント参加

  • 家具職人さんの工房に行く

  • 国産材を使った製品のメーカーを訪問

  • 建築士の人と食事

  • 早稲田大学の建築模型制作WS

  • 夜間で建築を学べる学校探し

フィードバックは直感を信じる

とにかく 手を動かすこと を意識した。

手を動かしている間、ツラいと感じるのか、
それとも楽しいと感じるのか。
経過する時間が長いと感じるのか、
それともあっという間に感じるのか。

実際に転職して、仕事ができるできないに限らず、職場のイスに座っていても苦痛を感じないようにしたかったので、
なるべく主観による感覚に注目した。

(今思えば、どこかの工事現場にアルバイトででも入るのが近道だった気もする…)

テストの一環でいくつか本も読んでみた。
(著者、出版元 略)

  • 建築を知る はじめての建築学

  • 建物はどうして建っているか

  • 林業がつくる日本の森林

  • なぜ新築マンションには自然素材が使われないのか

  • 建築家山へ林業家街へ

「家具が好きかもしれない」で初めてはみたものの、家具制作だけじゃなくインテリアコーディネーターやインテリアデザイナーの道もあるし、
たまたま林業の仕事をする人が知り合いにいたので、木材を切り口にすれば、林業や材木市場の仕事etc…

空間や家作りに関係する仕事はいっぱいあることを知った。

テストを終えて。専門学校入学2ヶ月前に通お!とひらめく

ここまでを確か1年くらいかけてやった気がする。5,6年前のことなのにあやふやだ…
でも当時はすごく楽しかったのは覚えている。
欲しい家具を妄想してスケッチを描いたり、素人ができる範囲の部材の使い方を考えたり…
塗装会社での職人さんのレベルに驚けたのも自分でやってみていたからこそだと思うし。

前回の記事で、私は日記をつけていて文章で考えている、と書いたが、
この時期はそんなにみっちり書いていない。
思考の前に身体が動いちゃっていたのだと思う。それくらい、ワクワクしていた。

1年経って、専門学校に行って勉強するというアイデアが湧いたのが2月ごろだった。

4月入学まで時間がない、やばい!
当時の主人にも相談なく、学校選びから入学金やらなんやらを準備して、入学が決まってやっと報告した。

専門学校に入学。次は就職だ…

入学してからインテリアと建築が違うことを知り、しかも自分はどっちがいいかはあやふやなまま(…!)2年制の1年目が終わった頃。
現在の勤め先にアルバイトすることになった。

勤め先は主にマンション設計と監理なので、しっかり建築。
実を言うと自分が通っていた学校とコースは、ハローワークの助成金(教育訓練給付金)が使えるところで選んだため、建築ではなくインテリアのコースだった。
(クラスメイトのみんなは内装が多く、建築であっても住宅だった…)

しかしバイト先は偶然にも自分に合っていると感じた。
日中、仕事で図面を見られるだけでも幸せだった。

大きな建物ができる
事務的な過程を知るだけでも楽しかったし、
会社に蓄積されたノウハウを駆使して設計されている先輩たちがカッコいいと思った。
なによりその先輩たちの人柄がよかった。
以前の職場を辞めた理由が人間関係だったので、同じ職場にいる人がどんな人達かはかなり重要ポイントだった。

2年生なってクラスメイトと就活どうする?と話したものの、一緒に働く人までは就活してもわからないし、そのままアルバイト先に社員として雇ってもらうことにした。
なんだか「人柄がよかったので」って昭和感ある動機だけど(^_^;)
無事会社側からも歓迎してもらえて、現在に至る。
(アルバイト先を紹介してくれた専門学校で出会った友人へ、本当にありがとう)

いまの目標、いまのワクワク

転職から5年。
まだ設計担当にはなっていないから、いまの目標といえば「担当になる」が普通だとは感じるものの…
正直なところ担当になった際のプレッシャーを想像してビビっている自分がいる。
(ま、まだ小さい子の子育て中だし…!!(震え声))
根元的には前述の通り「図面を見てるだけで幸せ」なので、現状満足、と言ってしまうこともできるても、、と思う。
担当にならずともいままでより現場に行く頻度を増やしたり、古参の先輩にどんどん質問するなどして、知識を増やしていきたいな
…と、なんとも腑抜けたものだけど、それないまの素直な状態だ。

仕事とは無関係だが、
いま親族の空き家になっていた築45年の一戸建てに暮らしている。
この家も耐震性や断熱、設備の更新などいろいろ問題があるので、自分で改修計画を立てたいと思っている。(思っているだけでなにもしてないけど)

それが実現したら、空き家を買い取って改修するビジネスなんかどうだろう…とお花畑を展開させている。

強いて現状の目標を書くと以上だ。

6,7年前、<好き判別テスト>をしていた時期が大変楽しかったのを思い出せて、この記事がいい機会になった。
仕事を変えなくたっていいわけで、あのワクワクと行動力、定期的にやって好きを貫くのもたまにはいいかもしれない。



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