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【MTGスタンダード】ニューカペナ環境におけるジェスカイストーム(7月ミシック10位行けたのでちょっと追記!)


はじめに

みなさんはじめまして。パシフィスというものです
マスターデュエルやMTGアリーナなんかをゆるーく楽しんでいて、デッキに対する自分の考えを整理するためにも筆を執ることにしました。
…今回はMTGスタンダードの中でも使っていて楽しいと感じたジェスカイストームについて言語化兼紹介していこうと思います。
筆者はMTG歴一年くらいの初心者で大会などで結果を残したりとかはしていないので話半分に聞いていただけたらなと。
特別うまいというわけではありませんが、デッキを回すのが楽しくて気が付いたらミシック100位に。それくらい楽しくて強いです。

デッキの概要、強みなど
デッキの目標としては一ターンに大量のインスタント・ソーサリーを唱えることで《自身の誇示》のコピーを大量に生成、それらすべてで《黄金架のドラゴン》を対象に取ることで大量の宝物を生成、ワンショットや盤面制圧を狙っていきます。
白はほとんど宝物から捻出するうえ、《黄金架のドラゴン》や《溺神の信奉者、リーア》などコントロール向けのカードが見受けられるように一見イゼットコントロールのように見えます。もちろんコントロールもできますが、本質はコンボデッキであると筆者は考えています。テンポアドバンテージを取って相手の全力を出し切らせる前に技を決める、在りし日の感電天啓に近いイメージですね。そのため、悠々盤面形成してくるミッドレンジやランプにはかなり強く出られる、今が旬なデッキかもしれません。
一方、コンボデッキの常としてハンデス、墓地対策、複数キャストなどあらゆるメタカードが直撃するため、サイド後も見据えた戦術を頭に叩き込んでおきたいところ。特に《溺神の信奉者、リーア》に対するヘイトはかなり高いです…


現在使用しているリスト

インポート用テキスト

メインデッキの採用カード

土地基盤


このデッキは両面土地を非常に多く採用しているため、土地枚数は20枚とかなり切り詰めています。タップインする両面土地も土地換算しているためタップインによるラグをできるだけ抑えるためにミシュラランドはフィニッシャーとなりうる破壊力のある《ストーム・ジャイアントの聖堂》一枚に絞っています。また、予想外の授かり物+感電の反復による動きを取るために6t目に赤マナが3つ必要になるため山を増やしています。
他に特筆すべき点は《天上都市、大田原》が二枚採用されていることでしょうか。伝説であるリスクを考慮しても二枚採用した理由としては、
①ターンを返してしまう際に完封するため
大量に宝物を生成したもののそのターン中に決めきれず除去されて手詰まりor一斉攻撃で敗北というケースを予防したい。有効な除去をかなり絞っているためマナだけ有り余り脅威をどかせない状況に一枚握っているだけでかなり沁みるはず
②厄介なパーマネントをどかすため
だいたい《エメリアのアルコン》です。本当に無理。
タフネスが3なので2点火力では落とせず、《表現の反復》の2アクション、《感電の反復》のコピー、《自身の誇示》
などデッキのほとんどを否定されます。このカードを厚く取られるとかなりきついのでサイド後はもっぱらこのカードとの戦いになります。

下環境でストームに睨み聞かせてる生物がスタンで弱いはずもなく…

メインデッキの呪文


棘平原の危険×4

痛々しい…


イゼット天啓で大流行したタフネス1をいじめるカードです。やはり今の環境で一番の仮想敵はなぜか返しに3/3になって殴ってくる《光輝王の野心家》になりますね。
しかし、それ以上に重要な役割があります、そう、このカードは土地にもなれる《Lotus Petal》ということですね!!!

???

…真面目に説明しますと《黄金架のドラゴン》を対象に取って《棘平原の危険》を打ち込むことで一マナで宝物を生成できるスペルになります。マナ浮き0から作った宝物でいきなりチェインコンボに入れることは常に考えておく必要があるでしょう。土地基盤としてもカウントしているため4枚必須です。

《セジーリの防護》×2
見ての通り白マナを出せる土地がないので宝物から唱えることになります。ニマナなので《黄金架のドラゴン》を対象に取る場合実質タダです。
仕向けられた除去に対応して唱えることでなぜか宝物を増やしたままプロテクションを付与できます。
また、手札交換の時に何気なく墓地に送っておくことで後々《溺神の信奉者、リーア》をバックアップしてくれることも重要です。プロテクションで無理やり攻撃をねじ込むこともできるのですが、結局生物ありきなカードになってしまい、土地基盤としても弱いのが難しいところ。
ゲーム中に一度唱えられれば十分なので1~2でいいかな、というのが自分の考えです。

《ジュワー島の攪乱》×3
スタンダードでは定番の打ち消しですね。3マナのアクションとして《鏡割りの寓話》《婚礼の発表》《策謀の予見者、ラフィーン》などいきなりアドバンテージを取るものが増える現環境では必須だと考える一方、ケアされることも増えました。圧力だけでも十分と考え3枚にしましたが4枚もありだと思います。

不快な打消し選手権ナンバーワン

《炎恵みの稲妻》×1、《電圧のうねり》×2
《絞殺》
なんかも候補に挙がる軽量除去です。ソーサリーなのが苦手で採用を見送りましたがメタゲームによって取捨選択していきたいところ。《エメリアのアルコン》《暁冠の日向》を処理できる+インスタントの《電圧のうねり》が一番重要だと考えていて《しつこい負け犬》を後腐れなく除去できる《炎恵みの稲妻》と散らしていてます

本体に使える強い火力が欲しい


《表現の反復》×4
赤青系デッキの大きな強みと言ってもいい最強カードですね。
基本的にどうやって使っても強いですが後半に使えば使うほど強いというのは念頭に置いておく必要がありそう。
特に赤青系デッキのミラーだと3T目に唱えたものを打ち消された場合大きなスキができ、相手の《鏡割りの寓話》が素通しになってしまうのでできればニマナ構えて相手に圧をかけた状態で唱えたいです。
文句なしの四枚。数少ない無条件で手札を増やせるカード。

パイオニアでは出禁に。次はどこだ…?

《感電の反復》×3
火力コピーも強いですが一番の狙いは《予想外の授かり物》《大勝ち》をコピーしてコストを踏み倒すことになります。なぜかフラッシュバックが軽いので手札交換で捨てるのがあまり痛くありません。
打消しにも強く出れるキーパーツではありますが単体では機能しないうえ、上述した使い方以外だと地味なので三枚から動くことはないかな、と思っています。

同居している先輩のコピー呪文2つのお株をあっさり奪っていった恐ろしいカード

《プリズマリの命令》×2
あまり採用を見かけませんが確かな強さを持っているカードだと思っています。
このデッキのひとまずの目標は《感電の反復》《大勝ち》の6マナなので、欠けているパーツを探しに行きつつ宝物のマナジャンプを狙えるのは非常に噛み合っているうえ、後半は《棘平原の危険》と同じ原理で火力対象対象黄金架+宝物生成モードを選ぶことで一マナ増えます。
そして、メインから無理なく詰めるアーティファクト破壊という点も重要になってきます。アーティファクト破壊の一番のマトが《感電の反復》を奪い1枚で負けうる《未認可霊柩車》です!
ただのパワカというだけでなくデッキに噛み合っているので、個人的には外せない枠です。

めちゃくちゃ器用なお気に入りカード。《コラガンの命令》に似てる…?

《鏡割りの寓話》×4
スタンダードで赤を使うなら入れない理由がほとんどないパワーカードです。一章で出るトークンと英雄譚本体どちらもマスト除去。ただつよ。
1T目のトークンは宝物生成でコンボの成立ターンを早め、おまけというには大きすぎる二章もこのデッキだと非常にありがたく《感電の反復》を捨てながらデッキを回す動きがかなり強いです。
…というかただただ単体で強いので文句なし4投で間違いなしカードです!

もはや説明不要説

《大勝ち》《予想外の授かり物》計6
デッキの潤滑剤なのですが
・単体では手札を増やせない
・『追加コスト』で手札を捨ててしまうため打消しに弱い
と癖の強い一枚となっています。増えた宝物で仕掛けに行ける体制を作っておくかできれば何かしらのサポート下で使用したいところ。
・《感電の反復》でコピーする
黄金架のドラゴン下で打つことで実質0マナ
・《溺神の信奉者、リーア》で墓地から唱えることで手札か増える
など、強く使える状況を狙っていきたいです。
人によって枚数は分かれますが4~6枚は必要だと考えます。それ以上は二枚以上引いたときに抱え落ちともなりかねません

黄金架のドラゴン×4
書いてあることがすべて申し分ない強さなスタンダードの覇者です。単に攻撃しながら《否認》なんかを構えても強いのですがこのデッキではすべての能力をフル活用していきます。
かなり大切ですがとりあえず除去などだと宝物を生成してくれるので手数がある場合は気軽に一発投げてみるのも手ではあります。また、5回殴って勝つルートもあるのでデッキを回すことに執着しすぎずビートダウンルートに切り替えていくことも必要ですね。
単体性能から1枚で完結しているうえ替えの効かないコンボパーツなので4枚投入以外はありえないです。

溺神の信奉者、リーア》×3
生きる《炎の中の過去》とでも言うべき生物。
ターンが返ってきて《表現の反復》なんかをフラッシュバックできればアドバンテージ差では負けなくなるが《黄金架のドラゴン》と違い除去体制がないため、
・着地した瞬間に除去やドローソースをフラッシュバックし、ただでは死なない
・《セジーリの防護》をフラッシュバックできる姿勢を作り除去を睨む
・着地したターンに完走しきる
などを意識していきたいです。
除去の薄いアグロデッキなどでは黄金架以上の脅威ですがやはり単体性能では見劣りするうえ墓地追放されると仕事がなくなる、伝説生物などの理由で三枚が適正だと考えます。

生き残れば最強族

サイドボード

《呪文貫き》×2
サイドボード後は打消しが追加されるためコンボが通りにくくなるため、自らの動きをしっかり通すための追加打消し
として投入。もちろん《鏡割りの寓話》などの妨害に使ってもよいのですが間違いなく読まれているので攻めに使いたい呪文です。使いどころが限られているので二枚がちょうどいいバランスだと考えます。

あらゆるフォーマットで使用される打消し

《燃えがら地獄》×2
白系アグロなどに投入。《スレイベンの守護者、サリア》《光輝王の野心家》《精鋭呪文縛り》などを複数枚処理できればそれだけでゲームが終わります。キッカーで使用する場合、自分の《キキジキの鏡像》を残せるよう使用タイミングには注意を図るべきこともあるかもしれません。1枚でイージーウィンを狙えますがアグロ自体そこまでいないので枚数は抑え目です。

インスタントなのがものすごく器用

《船砕きの怪物》×2
赤青系デッキのミラーなどで勝ち手段を換装するために使います。《自身の誇示》と取捨選択。打ち消されない、瞬速のためなすすべがなく持っているかが勝敗を左右していくことになるはずです。最後には引きたいですが初手には来てほしくないカードなので二枚。

《氷の中の存在》の中の人(怪物)

《才能の試験》×1
特にミラーでの強さが際立つ呪文です。相手の《感電の反復》を追放しつつ手札を確認できるというのが大きく仕掛けるタイミングがかなりわかりやすくなります。単純な打消しの性能では《否認》に劣るある意味大技なので1枚が限度です。

ミラーで打消しないことを確認された時の絶望感

《否認》×1
《呪文貫き》が攻めの打ち消しならこちらは受けの打ち消しというイメージで散らした打ち消しです確定カウンターのため2マナ余分に残した相手には刺さりますが、一度見えること自体が相手のプレッシャーになる所謂『見せカード』的側面があります。勝手に警戒してくれる場合もあるのでそこまで重要なカードではないかもしれません。

非常に丸い打消し

《軽蔑的な一撃》×2
イゼット系のミラーマッチでは《暁冠の日向》《黄金架のドラゴン》がマストカウンターとなるため最重要カード、サイド後はこのカードをめぐる駆け引きが中心になります。三枚採る価値もあると考えていますが、こちらもプールにあるだけでプレッシャーになると考え二枚に抑えています。

FTがかっこいい

《家の焼き払い》×2
《燃えがら地獄》
ではサイズが足りない相手に対して投入します。特にオルゾフ系のミッドレンジ相手にPWを巻き込んで護法によるディスカードを無視しながら《墓地の侵入者》、天敵《エメリアのアルコン》を処理できるのはかなり大きくトップメタのエスパーミッドレンジ相手にはキーパーツになるはずです。
忘れちゃいけないのがデビルトークンを生成する能力。《感電の反復》でコピーすることによってライフが10点以下ならそのまま持っていける圧があります。
ゲーム中に二枚引く必要はないため二枚にしましたが三枚にしてもいいかなと思うくらいには頼りにしています。

ストームのサブルート…《巣穴からの総出》!?

《消えゆく希望》×2
アグロを見ての採用。《溺神の信奉者、リーア》とは相性が良く、出したターンに構えやすく除去もかわしてくれるため時間稼ぎ兼一つのゴールになり得ます。占術もコンボパーツを探したいこのデッキでは非常に有能です。
サイズの大きい緑単なんかが増えるようだと増量も検討しますがアグロ自体ほとんどいないため減らしてもいいかもしれない枠ですね。

《送還》の進化がすごい

《未認可霊柩車》×1
ある程度いる墓地利用デッキ(《樹海の幻想家、しげ樹》デッキ、《報復招来》デッキ、ミラーなど)を見ての採用です。
お守りに近いですが仕掛けてこない場合にもフィニッシャー級のサイズになるため好みなカードです。相手によっては一枚で勝てるため、流行を見て調整したい枠になります。

マナがいらず毎ターン+2で育つ無色の《漁る軟泥》

採用候補だったカード

《渦巻く霧の行進》
フェイズアウトで大型クリーチャーを守ったりアグロ相手の時間稼ぎとして活躍する万能なカードですが除去に対応して打つとそのターン中のチェインが難しくなり時間稼ぎとしてはバウンスなどと比べて相手に負担をかけないことからどちらにしても中途半端だと感じ採用を見送ることにしました

《日向》下なら何体対象でも1マナ!

《くすぶる卵》
アグロ相手には壁兼フィニッシャーとなる心強い一枚ですが、アグロがミッドレンジに食いつぶされたうえ今の環境の火力の基準が《電圧のうねり》の4点火力なためあまり信用できないと感じました。《パワーワードキル》が除去の基準として戻ってくるようだったら採用してもいい…かも

《氷の中の存在》を匂わせるデザイン、大好物です

《霜と火の戦い》
全体4点火力に占術とドローのおまけがついてくるカードで、特に三章下で黄金架とリーアを唱えることでコンボ成立を後押ししてくれるのですが、三章を生かせる状況がかなり限定的になってしまううえ感電の反復と相性が悪かったため家の焼き払いに枠を譲ることに。
散らす選択肢もありなんじゃないかな…と検討しています

個人的に思い入れがすごいある

全デッキ共通の立ち回り

メインデッキはガードが薄いため全力でコンボを目指しに行く。
手順はそこまで難しくなく
①基本足がかりとなるのは《黄金架のドラゴン》。攻撃時に生成された宝物をもとでに《棘平原の危険》、《プリズマリの命令》を打ち込みながらマナを増やす。
②増えた宝物から《大勝ち》《予想外の授かり物》でマナを減らさず手札を回転させて《自身の誇示》《溺神の信奉者、リーア》を探す。
③《自身の誇示》の大量のコピーを生成することで黄金架を対象に取ることでワンショット級の打点を形成しつつ大量の宝物を生成する。
《溺神の信奉者、リーア》で墓地の《自身の誇示》をフラッシュバックすることで大量のマナを得る。
墓地から《大勝ち》《予想外の授かり物》を回収して手札を増やし、ありったけの火力で盤面を制圧し、《セジーリの防護》《天上都市、大田原》を構えてターンを返す。
これが基本の回し方になり、先に宝物を生成などしていて《リーア》を出せた場合は《セジーリの防護》のプロテクションでねじ込んでワンショットまで持っていけることもあります。マナを増やす手段は上述したほかに《感電の反復》で上のドローソース二種をコピーすることでも可能です。

序盤
このデッキの最も弱い場面は序盤戦であり、能動的な動きが三ターン目の《表現の反復》、《鏡割りの寓話》からになってしまうため二ターン目に《光輝王の野心家》などを処理できないとズルズルゲームを終わらせられてしまいます。二ターン目の動きを補強する《ジュワー島の攪乱》や上述した三ターン目の動きになる《表現の反復》、《鏡割りの寓話》なんかがキープ基準になるでしょう。特に《鏡割りの寓話》素通しは死を意味するので対抗する手段は欲しいです。
中盤、終盤
終盤をすっ飛ばせるのがこのデッキの強みです。《感電の反復》でドロソをコピーして我が道を突っ走りましょう。《鏡割りの寓話》
《プリズマリの命令》によって捨てるカードとしては《感電の反復》が適していますがコピーが一マナ遅れるだけで負ける試合も少なくないです。相手のクロックによって置く余裕がない《鏡割りの寓話》や後々拾える《自身の誇示》を捨てる勇気も時には必要であると考えます。

各対面の所感

エスパーミッドレンジ
サイド例 out予想外の授かり物2感電の反復1リーア1
in 家の焼き払い2、呪文貫き2
2t目生物、3t目《ラフィーン》で強化といいうドブンムーブにPWの多角的な圧、打ち消しにハンデスもある最強デッキです。幸いなことにメインの妨害自体は多くないので《ラフィーン》のもたらすアドバンテージを無視して突っ切ることのできるメインは取りやすい方でしょう。
問題はサイド後です。軽蔑的な一撃》で大ぶりなアクションを咎めてくるうえ、《エメリアのアルコン》でこちらのデッキを完全否定してくるのでどうしようもないです。
対処法としては打消しは呪文貫き、アルコンには《家の焼き払い》でまとめて除去、手札をため込んで準備ができたらエンド時に《大田原》でどかして無理やり回すなどがあります。取れるメインをしっかり取ることが重要になり、エメリアのアルコンを厚く取っているだけ不利そうです。
感想、互角~微不利。《エメリアのアルコン》が勝敗を左右するカードになります。

出てくるカードすべてが強いアベンジャーズ

・ジャンドミッドレンジ
サイド例
チェンジ無し
赤黒緑のミッドレンジ。前評判だけで言えばオーコ以上だった《敵対するもの、オブ・ニクシリス》を《エシカの戦車》でコピーしたり《焼却するもの、ジアトラ》など宝物シナジーを生かしたタイプなど様々なタイプがありますが、全てに共通していることが打消しがないことです。オブが三体いようと《産業のタイタン》を出されようと返しに走り切ってしまえば問題はないです。このデッキに限らないですが産業のタイタンをゴールにしているデッキ相手には有利と考えています。
感想、有利~微有利。オブを食らいつくしたい

同じPWが三体とは…

ジェスカイ日向
サイド例out電圧のうねり×2、炎恵みの稲妻、自身の誇示×2
in否認、呪文貫き×2、船砕き×2
ジェスカイカラーの《暁冠の日向》を搭載したコンボ搭載のコントロールデッキです。《黄金架》、《鏡割り》がマスト除去なのはもちろん《日向》は放置すると返しに十中八九《マグマ・オパス》を打たれるうえ《棘平原》などによるマナ加速を妨害されたりとかなり厳しいです。コントロール部分に関しても《かき消し》という重めの打消しを搭載しているため、基盤はイゼットでもあちらに分がある感じですね…
サイド後は先に動いた方が不利になるため打ち消されない《船砕きの怪物》を宝物から叩きつけるプランに移行しますが相手の方がコントロールとしての強度が高い分厳しい戦いになりそうです。
感想、不利。船砕きに全てを委ねる他なし…

神河名物、2マナオパス

5Cランプ
out電圧のうねり×2、炎恵みの稲妻
in軽蔑的な一撃×2、否認
ニューカペナで手に入れたトライオームや宝物をフル活用し、《神の乱》《虹色の橋》といった5色カードを乗りこなすランプデッキです。遅いデッキにめっぽう強い反面、これまた終着点が《産業のタイタン》で妨害も少ないためサイド後の《軽蔑的な一撃》にさえ気を付ければかなり有利に立ち回れるはずです。実際、ほとんど負けたことはないです。
感想、かなり有利、タイタンの上から殴り勝ちたい

スタンダードで5Cはかっこいい

グリクシス吸血鬼
out授かり物×2、感電の反復×1、
in未認可霊柩車1、呪文貫き×2
ニューカペナで成立した赤青黒のミッドレンジ。エスパーと同じくメインは取りやすいですが、露骨な《呪文貫き》はうっかり踏まないよう気を付けたいところです。サイド後から入る打消しのせいでコンボを決めるのは一苦労ですが、エスパーよりは生物が火力で落としやすく、PWが脅威ではないので攻めを捌きやすく、戦いやすくはあります。《欲深き者、エヴリン》が働き始めると勝負にならないので仕事を始める前にゲームを決めてしまうか、《大田原》で返して時間を稼いでおきたいところ
感想、互角。だいだい《寓話》との戦い

若干攻めが細めか

ティムールコントロール
in呪文貫き×2、軽蔑的な一撃×2、否認、船砕きの怪物×2
out自身の誇示×2、セジーリの防護×2、電圧のうねり×2、炎恵みの稲妻

イゼットにトリプルシンボルの産業のタイタンをタッチした豪快なデッキです。しかしメインならフルタップする大きなスキなので勝利を奪っていきたいところ
サイド後はお互い船砕きの怪物の叩き付け合いになると予想できますがこちらは早いターンでドローソースをコピーして仕掛けることができるので扱いではこちらが上回るのではないでしょうか。
感想、有利。船砕きで差をつけろ!


白系アグロ
outセジーリの防護×2、自身の誇示×2
in燃えがら地獄×2、消えゆく希望×2
白の優良な生物を中心に搦め手を交えながらライフを削り切ってきます。白単、赤白、青白、赤緑白とラインナップも豊富です
《スレイベンの守護者、サリア》、《光輝王の野心家》
あたりを即除去できるかが勝負の分かれ目となりそうなマッチアップ。幸い《棘平原の危険》をフル投入しているため対処は難しくないですが相手のデッキが分からない一戦目では落としてしまう可能性もあります。
しかしサイド後《燃えがら地獄》を投入することで相性は大幅に改善されます。コンボを目指すより宝物でマナジャンプ、《リーア》で除去をフラッシュバックすることをゴールにした方が要求値は低いので、サイド後は除去をフル投入、コンボを抜いてコントロールに徹します。
感想、有利。サイド後しっかり勝つことが重要。

緑単
out炎恵みの稲妻、プリズマリの命令×1
in消えゆく希望×2
サイズが非常に大きいため、こちらの火力は通りが悪いです。
必然的に相手を無視して手を進めたく、《ジュワー島の攪乱》を構えられるかどうか、すなわち先手後手がメイン戦はかなり重要。
《鏡割りの寓話》のトークンを突っ込ませることも辞さない勢いで早くコンボを成立させたいです。
サイド後は《消えゆく希望》でかなり時間稼ぎができるためこちらに分があるはずだがあからさまに《蛇皮のヴェール》を構えている相手には突っ込まず、フルタップを狙いたいところ。ずっと構えてくるようならそれはそれで速度が遅くなるため悪くないと判断。
感想、やや有利。こちらの動きさえ押し付けられればインスタント除去がないため戦いやすい側な相手のはず。

忘れがちなこと


自分の呪文を《セジーリの防護》で弾く
《黄金架》を対象に火力呪文を打ち込むことでマナを増やすことができるが当然タダではなく、何度も使用してマナを貯めようとすると死亡してしまう場合があります。そんなときに火力呪文にスタックで《セジーリの防護》を使用することでダメージをシャットアウトできます。
コピーし合える《キキジキ》
本家《鏡割りのキキジキ》と異なり《キキジキの鏡像》は伝説ではないため二体並ぶことで互いをコピーし合えます。相手のエンド時にマナが続く限りコピーを生成して返しで攻撃できるため、手札がない場合、相手のライフが減っている場合は決まり手になり得ます。
除去スタック《キキジキの鏡像》を意識する
戦闘前に《キキジキ》のコピー能力を《黄金架》に対して使えば一マナ増えますが、スタック除去で全てを失ってしまいます。相手が明らかに除去を構えている場合は戦闘フェイズに入って打診、除去に対応してコピーすることでそのターン中は《黄金架》が有効になります。
コピーし合う《キキジキ》でも、除去を打たれた際に対応してコピーを生成することでエンド時の生け贄にスタックしてトークン生産モードに移行できます。
《かき消し》は《感電の反復》に強い
犠牲コストを払うことで要求するマナが多くなるデザインの《かき消し》。複数の呪文を対象に取れるため《感電の反復》《大勝ち》をコピーする動きは打消しに強く出られますがこれは例外、ヘタすると全てを失います。
相手が生物を展開する前に吐ききってしまうことを頭に入れておきたいです(1敗)

使われて嫌なカードと対抗手段

コンボデッキらしくしっかり弱点があるので付かれると厳しいです。これらが流行しすぎるとかなり厳しいので特に大型大会の優勝レシピなんかはチェックしておきたいところです
《エメリアのアルコン》
複数キャストを咎めてくる最悪のカードです。相手ターンにも呪文は唱えられるため、打消しでバックアップされながら出した場合はターンスキップになり概ねゲームセットです。
《電圧のうねり》で着地狩りできるのが理想、《家の焼き払い》で複数交換もかなりリターンは大きいです。《大田原》はその場しのぎにしかならないので後がない時、返しで確実に仕留められる手札で使いたいです。

《墓地の侵入者》
太いクロックに加え墓地追放もしてくるので《リーア》が機能しなくなる、単体除去や《大田原》では護法でこちらが大損する至れり尽くせりの生物です
《家の焼き払い》
で護法を貫通して処理が一番理想になりますが、一番よくやる対策は『無視』になります。裏返るのもお構いなしに相手のエンドにドロソ!返しにフラッシュバックでいきなりゲームを決めにかかります。
それでも最速で置かれるとかなりきついので、心構えをしておくことが重要だと考えます。

軽く付きすぎな護法

《真っ白》
《リーア》から《反復》
バックなんかを心の支えにしているハンドだと即投了モノになります。精神的ダメージは一番大きい妨害です。きつい。
コンボで一発逆転しかないほど追い詰められていると厳しいので殴っていく方針に舵を切っていきたいところ。《黄金架》《キキジキ》でコピーの他には《キキジキ》生産体制に入れる準備をしておくように盤面に駒を残すことで受けやすいです。
結構キキジキ頼み

みんなのトラウマ

《未認可霊柩車》
無色なのが偉すぎて様々なデッキに入るうえ、インスタントで墓地を食べるため先ほどのようにため込む作戦が通用しません。コンボする際には無視できないです。
最速で置いてくれた場合には《呪文貫き》が刺さるためこれが一番スマート、《プリズマリの命令》を採ってることもかなり大きいです。どうしても厳しい場合だけ《大田原》で戻した返しに走ります。
最速で置かれた際の厳しさは墓地対策の中でもトップクラスですがまだ対処しやすいのが救い。

無色が本当に憎い

追記:7月のミシック10位に到達したレシピと面白かったカードたち

7月もジェスカイストームを使いミシックに到達!そこからもめきめき勝ち続けミシック10位まで上り詰めました!…1位目指せそうな感じも出てきたのですが勝っても順位上がらないのに負けるとごっそり下がるので心折れそうです…
アグロとコントロールの二極化?
新弾が来なくて環境の解析がめちゃくちゃ進んでますね…
大会の結果などの影響か、日向やティムールvsアグロという感じに傾きつつあり、エスパーなどのミッドレンジをだんだん見かけなくなったのですこしずつストームも戦いやすくなってきた印象です。
アグロは《リーア》で除去を使いまわすプラン、コントロール相手は宝物によるマナジャンプができる分《船砕きの怪物》を使いこなせると方針はわかりやすく、旬が来た!という感じがしてきました。
変更点(主にサイドボード)
除去が《絞殺》に
もともと仮想敵が《しつこい負け犬》くらいしかいなかった《炎恵みの稲妻》が差し変わりました。親の仇《エメリアのアルコン》を処理できるのはもちろん、2T目で出てきた《群れ率いの人狼》や《墓地の侵入者》などを最速で処理できないと空白ターンが多くなりすぎるためサイドにも追加で採ることに。《鏡割りの寓話》のトークンを止められるタフネス3が重用される現環境に噛み合っているといえます。


《一蹴》は《Time work》(迫真)
バウンス+キャントリップと色対策カードにしては地味と感じていましたが、直線的な攻めの緑単には《差し戻し》いや《Time work》相当の強力カードでした。賞味期限の短めな《冬を彫るもの》や除去で触りたくない《老樹林のトロール》あたりを戻せたらおいしくて、《蛇皮のヴェール》なんかをちらつかせる前にさっさと切ってしまいたい。
コピーとも相性が良く、《八百長試合》を対象にしたものをコピーして《強請る大入道》もバウンスした時はお得な気分に…



《呪文貫き》のみに絞ったカウンター
イゼット系デッキがミラーを意識して《勢団の銀行破り》を多く採用し始めました。先手取られて最速で置かれた時点で相当不利になるので《否認》を外してこちらを重要視する形に。あまりケアされないのも大きく、《表現の反復》を打ちながら構えられるのは意表をつきやすいです。
おしゃれポイント《オルヴァール》
趣味枠として《オルヴァール》を投入。《真っ白》
《ニクシリス》を使ってくるような相手へのプラン変更が厳しいと感じたので逆に勝ちまで持っていけるとかなり大きいです。アルケミーなどで注目されたソレと違うのは場に出しても《リーア》の代わりになれるスペックがあることですね。横で《自身の誇示》なんて唱えよう日にはオーバーキルものです。趣味枠ですがデッキ公開性の大会などの『見せカード』としては是非取りたいおしゃれポイントでした



その他候補たち

《心悪しき隠遁者》
全盛期の天啓を参考に《大勝ち》なども裏面でバックアップしてくれると考え試してみましたが、ソーサリータイミングで動くので火力→《鏡割りの寓話》が素通しになってしまうのがつらかった…早いターンから緊迫した状況になるのが残念ポイントでした


《シルンディの幻視》
6枚探せるのは大きく、感電or授かり物で見つかってない方が見つかるのは良いので好きでしたが2アクション取りづらい3マナがなかなか重く不採用。強すぎですが反復+で構えられる2マナなら使いたかったです。


《多元宇宙の警告》
コントロール対面で空白になりやすい2T目を消費できますが《銀行破り》とのトレードだと分が悪く感じたのとドロソを打ち消してもらう前提で打つ場合はフラッシュバックでもう一度仕掛けられる《記憶の氾濫》に分があると判断。






終わりに

ここまでの長文にお付き合いいただきありがとうございました。
こういった記事を書くのは初めてでしたが自分のデッキの採用理由を改めて見直す良い機会となり、自分の考えを発信するというのはとても楽しかったです。
次のスタン落ちでほとんどのパーツが使えなくなって構築不能になる短い命ですが、他では味わえないまさしくライフ1あればいいデッキによる独特のゲーム感をとても気に入ったのでその日が来るまではたくさん黄金架を痛めつけることにします。
まだまだ勉強中でサイドボーディングなどかなり不安になりながら書いた箇所もあるので、ぜひぜひ皆さんの意見も聞いてみたいです。
それでは、また、どこかで…ワクワクする好きなものを見つけたら発信していきたいです!

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