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17日マーケット動向

東京株式

日経平均株価 36,203.22円
TOPIX 2,555.76
東証グロース指数 817.30

日経平均株価は大幅に続落し、前週末に比べ378円54銭(1.03%)安の3万6203円22銭で終えた。
米連邦準備理事会(FRB)が大幅利下げに踏み切るとの観測が高まり日米金利差縮小による円高進行への警戒感が高まったことで投資家のリスク回避姿勢が強まった。トヨタなど輸出関連株に採算悪化を懸念した売りが広がったほか、半導体関連株も軟調に推移した。日経平均の下げ幅は750円を超える場面もあった。

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米株式


FRBの大幅利下げへの期待が一段と高まり、16日の米株式市場でダウ工業株30種平均はおよそ2週間ぶりに最高値を更新した。
ハイテク株は利益確定売りなどで全般に失速。
FOMCでFRBが通常の2倍の0.5%の利下げを決めるとの観測から先回りした買いが優勢だった。
一方、足元で上昇が目立っていたハイテク株は全般に売りに押され、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は6営業日ぶりに反落。
アナリストが複数の半導体関連銘柄の目標株価を引き下げるなど悪材料が重なり、エヌビディアも売られた。前週末から予約が始まった新型スマートフォン「iPhone16」シリーズの需要の鈍さが懸念されたアップルの下げも大きかった。

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為替

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17日の東京外国為替市場で、円相場は続伸した。17時時点では前週末の同時点に比べ25銭の円高・ドル安の1ドル=140円64〜65銭で推移している。米連邦準備理事会(FRB)が0.5%の大幅な利下げに踏み切るとの観測から、日米金利差の縮小を見込む円買い・ドル売りが入った。17日の日経平均株価が下落し、「低リスク通貨」とされる円が買われた面もあった。

ユーロは対ドルで続伸した。17時時点は同0.0043ドルのユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.1135ドル近辺で推移している。米国の大幅利下げ観測でユーロ買い・ドル売りが入った。

金利

長期金利の指標となる新発10年物国債利回りは前週末から低下(価格は上昇)した。米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げ観測の高まりから16日に米長期金利が低下し、国内債に買いが入った
金利上昇 --> 通貨価値上昇
金利上昇 --> 債券価格下落
通貨価値上昇 --> 円高
金利低下 --> 通貨価値低下
金利低下 --> 債券価格上昇
通貨価値低下 --> 円安

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