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私は文章を褒められたことがない

私は文章を書くのが苦手な方だと思う。小学生の時、自分はこう思うなどの感想文をよく書かされた。先生がそれを見てコメントするのだが、褒められたことはあまりなかった。自分としては結構一生懸命書いているつもりだったが、褒められるのはいつもだいたい決まった子だった。文才に自信がないのはそういう記憶から来ているのだろう。

これも小学生の時の話だが、塾の先生が課題図書として、小学生の小説コンクールで賞をとった作品をまとめた本を選んだ。それを読んだ時に小学生でこんな面白い小説書く子がいるんだと衝撃を受けた。なんというか、小学生の時点で感受性が成熟しているという印象だった。そもそも国語科目が苦手で文章が下手な私は、こういう子に太刀打ちできないと、その時感じたのだった。

中学生の頃は、ちょうどTwitterが流行り出した時期と重なる。その流行に乗って、私もガラケーを使って始めた。Twitterなら文章短くていいし、気軽に思ったこと吐き出せばいいだけだから、自分にもできると思ったのである。(以後Twitterと長い付き合いになることも知らず…。)
Twitterを始めたはいいものの、周りのテンションの高いツイートについていけず、ネットでも友達作りが下手だということがわかったのだった。それに、Twitterにつぶやきたいことがポンポンとでてこない。一時期はアルファツイッタラーの方々に憧れて面白いことを言おうと思ったものの、全然面白くないことしかつぶやけないと言う結果に。という過程を経て、現在では見る専に落ち着いている。

大学で文才のいらなそうな理系に進んだはいいもののレポートを書くことが増えた。文章自体を書くのが苦手だったが、理系のレポートで数をこなしていくうちに慣れていき、答えを論じる文章においては克服した。修論はしんどかったが、なんとか書き上げて卒業し、IT系の会社に就職した。

そんなブログとは縁がなさそうな私だが、ある転機が訪れた。Qiitaのアドベントカレンダーに参加しないかと誘われたのだ。そこで初めてブログというものを書いた。見出しをつけて、それっぽい文章を書くと、それっぽい見た目のブログが完成した。ちょっとうれしかった。がんばれば自分文章書けるじゃんと思った。

そんな私だが、日常のエッセイ的なブログを書こうかなとふわっと思ったのだ。書くテーマないと思っていたが、少し考えるといくつかちょうどよさそうなテーマが思いついた。次にどういう雰囲気にしようと考えた時に、面白く刺激的な内容にすることはやめようと思った。そういう内容を書くと、持病が悪化するかもしれないからだ。だから、

低めの平熱

のブログを目指すことにする。
もし、そうじゃなくなったら、持病が悪化したと思ってください。これで原稿用紙三枚分到達した。

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