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#30 〈金地金編〉基本はLBMA認定店で購入すること

今までの話をまとめると次のようになります。

・金(ゴールド)を見たり触ったりしたことがないような人が金(ゴールド)の真贋を見極めることは難しい。

・信用のある精錬会社がつくった金地金を、信用のある販売店から購入すれば、金(ゴールド)のニセモノをつかまされることはまずない。


次に問題になるのが、どの精錬会社が信用できるかということですが、この問題は割と簡単に解決することができます。

それは、LBMA認定店で金地金を購入するというものです。

どこで金(ゴールド)を購入すればよいかという情報は多いので、ネットで検索するとこのことを簡単に突き止められます。大手出版社が販売している金投資に関する書籍にも同じことが書かれているので問題ないでしょう。

情報の裏を取りたい人のために、少し古い情報ですが次の文書を見つけましたので引用します。政府機関の情報なので信頼性が高いと思います。

LBMAはロンドン金市場・銀市場で流通する金鋳塊及び銀鋳塊の規格の制定及び管理を行うとともに、厳格な審査に合格した企業等を資格認定し、「グッドデリバリーリスト」に登録している。この登録リストは世界の市場や取引所においても採用され、事実上の世界標準とされていることから、リストに登録された業者の金鋳塊及び銀鋳塊は世界の市場での流通が可能となっている。

独立行政法人造幣局
財務省独立行政法人評価委員会による評価結果 平成23年度項目別評価シートp49より


ただ、今回LBMAのことを調べていて感じたことは、LBMAに関する日本語の情報が少ないということです。

金投資に関する書籍には名前が挙がっていますが、上記の造幣局の説明のような簡単なものばかりで歴史的なことについてはよく分かりませんでした。

機会があればくわしく調べてみたいと思います。

次回、LBMA認定店の調べ方について触れたいと思います。この方法を知れば「検索結果が古い記事を参考にしてしまったため、すでにLBMA認定店ではなかった」というようなことを防ぐことができます。


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