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恐怖のバトンタッチ、、

子供の時は普通だったのに、大人になって苦手になったものがあります。

「飛行機」です。

さらに詳しく言うと
「夫と一緒に飛行機に乗り始めてから苦手」になりました。

夫は元々、大の飛行機嫌い。

始めて一緒に乗った時は、冷や汗を流し離陸時に手を繋いで無いとダメなタイプでした。

離陸してしまえば、ある程度は平気になる。

夫いわく、離陸時の事故率と、自分ではどうにもならない空という空間に閉じ込められてる浮遊感が嫌だそうです。

そんな夫でしたが、幾度も私と旅行やらアイドルの遠征やらで飛行機を利用していたら数年後。

飛行機?
まぁ、離陸の時はちょっと怖いけど平気だよ。

こんな感じに。

一方、私は当初は離陸と着陸時だけちょっと怖いくらいだったのに、現在は

飛行機怖い。飛行機怖い。飛行機怖い。
手を繋いでほしい。離陸時には声をかけないで。
今の音なに?ちょっとガタガタいってない?
揺れないで。揺れないで。やだやだやだ。
怖い。怖い。怖い。

こんな感じの飛行機が苦手な人になった。

これは夫の恐怖の刷り込みが原因だと思う。

夫が苦手だったころに、飛行機のちょっとした揺れや音などの変化に敏感で逐一隣にいる私に「今の音なに?!」「揺れてない?」「高度下がってない?」などと言っていた。

私はそのたびに大丈夫だよ〜と言い続けていたのだが、この夫が恐怖した飛行機あるあるの小さい音や揺れを私も気にするようになってしまい、次第に怖くなってしまった。

そして、立派に「飛行機に恐怖を感じる私」が出来上がった頃に「飛行機が平気になった夫」が出来上がった。

え???

私に飛行機の恐怖をバトンタッチしてませんか?

これは、恐怖の伝染ではなく恐怖のバトンタッチだよね?

ちなみに「観覧車」も同じ。

当初は苦手だった夫の観覧車嫌いが、一緒に乗った私に恐怖がバトンタッチされた事で夫は平気に。私は苦手になった。

恐怖って、受け渡せるものなのね、、

ちなみに、逆パターンで私の苦手が夫に渡ったことはないし、友人の恐怖が私に渡されたこともない。

恐怖のバトンタッチは夫限定で発揮されてる。
夫に怖いものが少なくなった方がありがたいと言えばありがたいのだけど。

皆さんにも、人から恐怖が渡された経験ありませんか?

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